2022年につくろがや!というものづくり展示イベントを開催し、2023年にはミニイベントで2日間で3Dプリンタでその場でコマを作り戦わせました。そして2024年4/6,7にものづくり展示イベントの2回目としてつくろがや!2を開催します。
この記事ではX(旧Twitter)で書ききれなかったり、公式サイトには載せる感じではなかったりする背景や思いを書きたいと思います。
そもそも何でイベントを開催しているのか
一言で言うと「私がものづくりイベント参加が好きだから」です。何度かこのブログには書いていますが、ものづくり展示イベントに出展すると他のことで得られない様な楽しさを感じられます(個人の感想です)。 ↓確認したら定期的に言っていました。
何だろう
— パスコンパス (@pscmps) 2021年6月27日
展示会に出展して色々な方の作品に触れたり自分の作品を紹介することでしか得られない「心の栄養素」というか「何か代替できないもの」がある気がしている最近
※個人の感想です
定期的に言ってる気もしますが、ものづくりイベントで展示や交流することでしか得られない栄養素がある気がします
— パスコンパス (@pscmps) 2023年3月4日
こっしぇる!めっちゃ楽しかったです
ありがとうございました! pic.twitter.com/MCxvRK0yNx
普段の生活をしていて作った作品を直接観て、感想を言っていただける機会はそう多くないでしょう。会場に来てくださる方はものづくりに興味がある方が多いので、創作の大変さを知っており安易に否定することはほぼないと思っています。
東海イベントを増やしたかった
また、つくろがや!初回当時は大垣のミニメイカーフェア(隔年)とNT名古屋、伊勢ギーグフェア位しか東海でのものづくり展示イベントがなく、またコロナの影響もあって中止や延期もありました。
自分の作品のツイート忘れるあるある
— パスコンパス (@pscmps) 2023年6月18日
でかい直動機構、あります
マイコン使わずリレーと電磁クラッチとモータだけで動いてます! #NT金沢 pic.twitter.com/5xXb4OvMT2
北陸でNT金沢、富山、鯖江、加賀と毎年たくさんイベントをやっているのが羨ましく、東海でイベントを増やしたいと思いました。そこからご縁があって知り合ったつくろか!やつくると!、つくるけぇ!を運営している方々にご相談したのが始まりでした。今は刈谷や浜松のマイクロメイカーフェアも開催されてイベントは増えていますが、それぞれ特色が違うのでまぁ良いのではないでしょうか。(上のポストはNT金沢の展示の様子です)
出展のハードルを下げたい
個人的につくろがや!で一貫している要素として「出展ハードルを下げたい」という思いがあります。ものづくり展示イベントは見学だけでも楽しいですが、出展すると別格の楽しさがあります。大人になればなるほど面と向かってほめられる機会は少なくなるのではないでしょうか?学校の部活と違って同じ興味のある方と新たに会うことも難しいです。
そんな時に思い切ってものづくりイベントに出展してみると、月並みな言い方かもしれませんが、世界が広がります。
新たなことを知ることで、意外とこれとこれを組み合わせたらこんなことができるのではないかと引き出しも増えていき、やりたいことがやりきれない程になっていきます。やりきれないのが良いのかという議論はありますが、やりたいことがなくただ過ごすよりは充実していて楽しいと思います。ご都合よろければ一歩踏み出してみませんか?後半を読んでいただければと思いますが、ハードルを下げる仕組みをいくつか用意しております。
設営完了しました!!!!!!!#C100 pic.twitter.com/dQdmmsA0sv
— パスコンパス (@pscmps) 2022年8月13日
コミケに出るなんて、数年前の私には思いつきもしなかったと思います。 出展者で出ている方がいて、更に新たに出会った身近な友人が出ていてやってみるかとなりました。 本を作るのに気合を入れすぎて続編を書くのはまだ先になりそうですがまたいつか参加したいです。
規模感に関して
初回開催は借りられた会場が狭く、およそ10組程でしたが、今回はseeedの松岡さんにご協力いただきヨシヅヤYストア西春店の催事場をお借りできることになりました。
今回大変ありがたいことにふらっと展示を含めて約30組以上の応募をいただきました。配置等、考えることが多く前回と比べて少し大変でしたが何とかなりそうです。そう考えるとNT東京の運営のお2人すごいな…。尊敬します。
オリジナル企画について
せっかく運営するのですから、何かオリジナルの要素を入れたいと思いました。 運営メンバーと話し合い、前述の出展ハードルを下げることと出展者が不在の間も楽しめるアイディアを出して4つ反映してみました。
①展示体験ポジティブース
「野生の出展者」という言葉が適切かわかりませんが、結構な割合で顔見知りの見学の方に話を振ると何等か作品を持っているケースがありました。 私自身も見学のみの参加の際も、割と小型の作品を持っていきがちです。 一例として下のポストのお2人はMakerFaireKyoto2023でどちらも見学者でしたが作品をお持ちで見せていただきました。
来場されたロビヲさんのチャンシリーズ最小クラスの作品の中身を見せていただいてテンション爆上がりした
— パスコンパス (@pscmps) 2023年4月29日
このサイズでバッテリまで入ってるのほんとにすごすぎる #MFKyoto2023 pic.twitter.com/JugUn1Y7Hl
来場者の方2 しげきさん
— パスコンパス (@pscmps) 2023年4月29日
スタンクチャンリスペクトのチャンシリーズ
裏側を見せていただくと既存のおもちゃの駆動部分をうまく活用されていて素敵
ESPNOW会場でも安定して動いていました! pic.twitter.com/YpkjNGdKqa
そんな時に知り合いのまつはちさんのこちらのポストを見かけます。
つくろがや!じゃやないけれど、未完成のもののみ持ち込み可能な展示会とかやってみたいなあ
— まつはち (@matsuhachi0f) 2022年11月21日
この時はそのまま特にリプライ等もしていませんでしたが、改めてつくろがや!2を実施する際にこちらのことを思い出して相談し、 つくろがや!2向けに調整して生まれたのが「展示体験ポジティブース」です。
つくろがや!2オリジナル企画のご紹介です!
— つくろがや! (@tsukurogaya) 2024年3月23日
2日に渡って「展示体験ポジティブース」を実施します!
ものづくりに関わる作品を会場に持ち込んでいただければ事前予約無しで、短時間で気軽に展示の楽しさを体験可能です!
詳細は画像をご覧ください!#つくろがや pic.twitter.com/j0ZssI2dGw
告知のポストに結構な反響があり、当日もたくさんの方に楽しんでいただけたら良いなと思っています。 原案のまつはちさん、検討ご協力いただいたせがわさんと運営メンバーに感謝いたします。
②感想満開コメントツリー
こちらは、「出展者としては気軽に感想がもらえたら嬉しいよね」というところから検討が始まった企画です。 直接伝えるのが難しかったとしても、全体を見終わった後の感想として文字で書くのであれば実施しやすいケースもあるのではないでしょうか。 また、他の人もたくさん書いているのが可視化されるとハードルも下がる気がします。
#つくろがや オリジナル企画2
— つくろがや! (@tsukurogaya) 2024年3月31日
「感想満開・コメントツリー」を受付で実施します!
イベントの感想を桜の花の形の紙に書いて
枯れ木に花を咲かせませんか?
詳細は図をご覧ください! pic.twitter.com/MtP8PtbjWX
また、お恥ずかしながら出展料と会場レンタル費がとんとん位で チラシの印刷費やその他は完全に赤字なのでピカピカの紙に書ける権利とサイトにスポンサー表記できる権利で投げ銭を推奨できたらと思っています。 スポンサー表記の方は最近のメイカーフェアを参考にさせていただきました。
こちらの2つは必須ではないので載せたくない方やピカピカの紙を使いたくない方は投げ銭のみでも全く問題ありません。 この辺をあまり推しすぎると印象が悪いのかなぁと思っていて塩梅が難しいですがこのブログを読んで下さっている方であれば大丈夫と信じて書いてしまいました。 印象悪かったらすみません。
0402追記:ProtoPedia様に協賛いただきました!
こちらの記事を読んで下さり、 ProtoPedia様よりスポンサーのご提案をいただきました!誠にありがとうございます!これで宣伝費含めとんとんになりそうです!非常にありがたいです!
ProtoPediaをご存知でない方向けに補足しますとITに関わる作品を登録できるサイトです。眺めているだけでも面白いですし、登録してみると何か良いこともあるかもしれません。
③出展者紹介ムービー
イベントに行っていると分身したいと思うことが何度もあります。「説明するパスコンパス」「展示を見て回るパスコンパス」「LTを見るパスコンパス」等々…。 イベント中、どうしてもブースを離れることがあると思います。 そんな不在の間にもどんな作品か分かってもらうために、各テーブルに体験方法や説明のタブレットを置いておく案が出ました。 ただタブレットをそ大量に用意することは現実的に難しく、落としどころとして事前に受付で出展者の作品のムービーを流すことに落ち着きました。 動画を編集してくれたてーもん君には頭が上がりません。
④スタンプラリー
こちらは運営アドバイザーとして参加いただいているSeeed松岡さんのアイディアです。 スタンプラリーがお子さんが好きとのことで、出展者の方の絵柄でスタンプを用意しました。
下2つは印鑑用ゴムマットを下に
— パスコンパス (@pscmps) 2024年3月24日
上2つはジョイントマットを下にひいた
ジョイントマットは柔らかすぎて端までインクがついてしまっている
印鑑用も固くて割と押しづらくて30枚近く買うのも大変
コスト的にもジョイントマットを切って使おうかなぁ pic.twitter.com/1ZmaHrSGpV
前回の10組程のネームプレートを分担して作った時のノリでやり始めましたが、 30組以上のスタンプの転写面を一人で印刷するのは骨が折れました。 早めに転写面の方も協力依頼をすればよかったというのが今回の反省です。 持ち手の方はSeeed松岡さんとまつはちさん、てーもん君に手伝ってもらいました。ありがとうございます。 ただ、転写面用のTPUの様な柔らかい樹脂はダイレクト式でないとノズルが詰まるリスクがあるんですよね。 私の友人ではそちらでないタイプの3Dプリンタ保持者が多いので難しい所です。
まとめ
何だかいろいろ書きましたが、結局は「ものづくりイベント楽しいですよ」と言いたいだけだと思います。
イベントは私一人では絶対に実施できませんし、出展してくださる方がいなければ成り立ちません。 ここを読んで下さる方がどれ位いるかわかりませんが、関わってくださっている方にお礼をお伝えさせてください。ありがとうございます。
お近くの方はぜひ遊びにいらしていただけたら嬉しいです!
読んで下さり、ありがとうございました!
おまけの絵