パスコンパスの日記

何か色々作るのが好きです

【PCBGOGO】フルカラーUV印刷基板でフルカラーLEDを光らせる【PR】

これまで基板の作り方を工夫してイラストを描く、萌基板の作り方を解説する記事を書いてきました。 今回は遂にPCBGOGOさんの方で始まったフルカラーUV印刷の基板を作りましたのでそちらの方法について書きます。

こちらの記事はPCBGOGGOさんから協賛いただいております。 お時間ありましたら下のリンクから様子を見ていただけると記事が役に立ったことになるので大変ありがたいです。

www.pcbgogo.jp

作り方

今まではどのレイヤーをどの様な形状にするかを慎重に検討する必要がありましたが、今回はその必要がありません。今までで一番楽だと思います。 基板データはkicadにて用意し、何らかのソフト(私はclip studioを使いました)で用意した印刷したいデータを一緒に添付します。

kicadでPCBGOGGOさんのアドインを使っている場合、画像添付前のファイルが圧縮してサイトへ転送されますので、少しだけ手間ですが一度それをDLしてから解凍し、png等の形式で画像を追加してまた圧縮してから転送すると良いと思います。

画像としての推奨条件は下記になります。

  • 300dpi以上の解像度

  • ランド等、銅箔が露出する部分の印刷は透過にする

上の方の理由は解像度が粗すぎるとジャギーが目立ち品質が悪くなるためです。下の方は銅箔の上に印刷が載らない様にするためです。こちらについては事前の反映が難しい場合はpcbgogoさんの方でデータ修正対応いただけると思います。その場合、納期が伸びることがありますので、対応可能な場合は実施しておくと良いです。確認しましたが、追加料金はかからないそうです。

印刷データを入稿したことのある方は気になるかもしれませんが、位置合わせ用のトンボ等は不要とのことでした。印刷したい位置とサイズを申請フォームのコメントに入力すればOKです。 ここに、質感を書いておくと反映してもらえます。普通に頼むとざらざらのマットな質感ですが、つるつるのぷっくりシール(?)の様なコーティングをしてもらうことも可能です。光沢仕上げと書けばそちらにしてもらえると思います。

意図的にフラッシュをたいて質感の違いが出る様に写真を撮りました。

通常のマットな質感だとこのような感じです。

光沢仕上げだとこの様になります。トップコーティングがされている様な状態です。

また、UV印刷の注意事項の案内が出ていましたのでそちらのリンクも貼ります。

www.pcbgogo.jp

回路

今回は、フルカラーUV印刷の基板なのでフルカラーLEDを光らせることにしました。 ただ光らせても面白くないので、ロウソクICでユラユラ光らせるのと出力を切り替えようとしたのですが 秋月電子でロウソクICの取り扱いが終わっている様(ディスコン?)でした。 そこで思いついたのがメロディICの出力をLEDに繋ぐ案でした。 ブレッドボードで試してみたところうまくいったので、スイッチでこれらを切り替えられる様にしました。

回路図はこんな感じでシンプルです。届いてから気が付きましたが、ポテンショの抵抗値が0になった時でもLEDの電流制限抵抗が0にならない様に直列に抵抗を入れておけたら良かったです。

フットプリントはカソードコモンで秋月電子で見つけた部品とピン配置が一致しているものがあったのでそれを選びましたが、 届いてから穴径が小さかったことに気がつき調整がいることに気がつきました。配線時、何だか細い線しか繋げられないなぁと思った時に気が付くべきでした。  
まぁ初回なので致命的なミスがなければOK位の気持ちでいきましょう。 また、今回UV印刷する面にはできるだけ凹凸がない方が良いかと思い、表面の中央部を避けた構成としました。 また、裏にQRコードを記載して、この記事に飛んでこれるようにしました。こちらの面はシルク印刷です。

実は回路は全然専門でないのでおそらく配線上あまり良くないところが多々あると思います。 勉強するのにおすすめの本やサイトがあったらコメントいただけたら幸いです。 逆にこれ位の回路だったらとりあえずミスらず繋がっていれば動くという例として初心者の方を勇気づけられたらと思い残します。 また、基板を配布する予定なのでその方が現物で目視で追わずにこちらの画像で追えるよう残す意味もあります。

部品リスト

全て秋月電子で買えます。

秋月電子通商 トップページ

  • スライドスイッチ 1回路2接点 基板用 SS-12D00G3

  • 半固定ボリューム 1kΩ [102] 3386K-EY5-102TR

  • RGBフルカラーLED 5mm OSTA5131A カソードコモン OSTA5131A-R/PG/B\

  • 電池ボックス 単3×2本 リード線・フタ・スイッチ付 SBH-321-3AS150\

  • カーボン抵抗(炭素皮膜抵抗) 1/4W1kΩ CF25J1KB\

  • 三端子メロディIC かっこう・ワルツ UM66T32L UM66T32LK-T92-K

販売コードコピペ用です↓ 
115707
106107
102476
111523
125102
107055

フルカラーLEDはニッパーで切ったりして足をいい感じにとんがらせないと挿せません。すみません。 バージョン2を作ることがあったら改善します。 メロディICは別な曲でもOKです。

料金

気になるのは制作料金ではないでしょうか。同じUVプリントであれば通常仕上げと光沢仕上げは料金は変わりません。 基板の仕様によって値段は変わるため、実際にはお見積りをお願いします。 参考に多色レジストとの場合で比較した表をいただいたのでそちらを載せます。

今回の私の作っていただいた基板はサンプル扱いで値段は算出不可とのことでした。

動作確認

一旦まずはオーソドックスなポテンショ側の動作確認をしてみました。 メロディICを応用例等は後々追記していこうかと思います。

Xの動画↓

YouTube short↓

まとめ

今までに比べると画像を用意して位置を指定するだけで、今までに比べるとかなりお手軽でした。 フルカラーUV印刷にかけてフルカラーLEDの基板にしましたが、 他にもフルカラー印刷を活かしたアイディアを思いついたらまた作りたいですね。

tsukurogaya.nagoya

また、こちらの基板はつくろがや!2に持っていきますのでぜひご都合つく方は遊びに来ていただけましたら幸いです!

読んで下さり、ありがとうございました!

おまけ①2色レジストとの比較

実は事前に前回のデザインの基板でサンプルを作っていただいていました。 2色レジストの基板の記事に書くと話がややこしくなるためこちらの記事で比較します。

左がUV印刷の基板、右が2色レジストの基板です。

色が白っぽいのは元々のデータが淡い色使いのためです。また、少し位置がずれているように見えますが正式サービス開始前のトライ品であり、実際のずれの程度とは変わっている可能性があります。

おまけ②過去の萌基板の記事

こちらは過去の記事です。

yoichi-41.hatenablog.com

yoichi-41.hatenablog.com

おまけ③ NANANAさんの記事

NANANAさんにこちらの記事のリンクを追加いただいたので お礼ではないですがリンクを追加しました。

位置合わせのためにSVGで出力する方法等も説明されています。

zenn.dev

【イベント】つくろがや!2やります!

2022年につくろがや!というものづくり展示イベントを開催し、2023年にはミニイベントで2日間で3Dプリンタでその場でコマを作り戦わせました。そして2024年4/6,7にものづくり展示イベントの2回目としてつくろがや!2を開催します。

この記事ではX(旧Twitter)で書ききれなかったり、公式サイトには載せる感じではなかったりする背景や思いを書きたいと思います。

そもそも何でイベントを開催しているのか

一言で言うと「私がものづくりイベント参加が好きだから」です。何度かこのブログには書いていますが、ものづくり展示イベントに出展すると他のことで得られない様な楽しさを感じられます(個人の感想です)。 ↓確認したら定期的に言っていました。

普段の生活をしていて作った作品を直接観て、感想を言っていただける機会はそう多くないでしょう。会場に来てくださる方はものづくりに興味がある方が多いので、創作の大変さを知っており安易に否定することはほぼないと思っています。

東海イベントを増やしたかった

また、つくろがや!初回当時は大垣のミニメイカーフェア(隔年)とNT名古屋、伊勢ギーグフェア位しか東海でのものづくり展示イベントがなく、またコロナの影響もあって中止や延期もありました。

北陸でNT金沢、富山、鯖江、加賀と毎年たくさんイベントをやっているのが羨ましく、東海でイベントを増やしたいと思いました。そこからご縁があって知り合ったつくろか!やつくると!、つくるけぇ!を運営している方々にご相談したのが始まりでした。今は刈谷や浜松のマイクロメイカーフェアも開催されてイベントは増えていますが、それぞれ特色が違うのでまぁ良いのではないでしょうか。(上のポストはNT金沢の展示の様子です)

出展のハードルを下げたい

個人的につくろがや!で一貫している要素として「出展ハードルを下げたい」という思いがあります。ものづくり展示イベントは見学だけでも楽しいですが、出展すると別格の楽しさがあります。大人になればなるほど面と向かってほめられる機会は少なくなるのではないでしょうか?学校の部活と違って同じ興味のある方と新たに会うことも難しいです。

そんな時に思い切ってものづくりイベントに出展してみると、月並みな言い方かもしれませんが、世界が広がります。

新たなことを知ることで、意外とこれとこれを組み合わせたらこんなことができるのではないかと引き出しも増えていき、やりたいことがやりきれない程になっていきます。やりきれないのが良いのかという議論はありますが、やりたいことがなくただ過ごすよりは充実していて楽しいと思います。ご都合よろければ一歩踏み出してみませんか?後半を読んでいただければと思いますが、ハードルを下げる仕組みをいくつか用意しております。

コミケに出るなんて、数年前の私には思いつきもしなかったと思います。 出展者で出ている方がいて、更に新たに出会った身近な友人が出ていてやってみるかとなりました。 本を作るのに気合を入れすぎて続編を書くのはまだ先になりそうですがまたいつか参加したいです。

規模感に関して

初回開催は借りられた会場が狭く、およそ10組程でしたが、今回はseeedの松岡さんにご協力いただきヨシヅヤYストア西春店の催事場をお借りできることになりました。

今回大変ありがたいことにふらっと展示を含めて約30組以上の応募をいただきました。配置等、考えることが多く前回と比べて少し大変でしたが何とかなりそうです。そう考えるとNT東京の運営のお2人すごいな…。尊敬します。

オリジナル企画について

せっかく運営するのですから、何かオリジナルの要素を入れたいと思いました。 運営メンバーと話し合い、前述の出展ハードルを下げることと出展者が不在の間も楽しめるアイディアを出して4つ反映してみました。

①展示体験ポジティブース

「野生の出展者」という言葉が適切かわかりませんが、結構な割合で顔見知りの見学の方に話を振ると何等か作品を持っているケースがありました。 私自身も見学のみの参加の際も、割と小型の作品を持っていきがちです。 一例として下のポストのお2人はMakerFaireKyoto2023でどちらも見学者でしたが作品をお持ちで見せていただきました。

そんな時に知り合いのまつはちさんのこちらのポストを見かけます。

この時はそのまま特にリプライ等もしていませんでしたが、改めてつくろがや!2を実施する際にこちらのことを思い出して相談し、 つくろがや!2向けに調整して生まれたのが「展示体験ポジティブース」です。

告知のポストに結構な反響があり、当日もたくさんの方に楽しんでいただけたら良いなと思っています。 原案のまつはちさん、検討ご協力いただいたせがわさんと運営メンバーに感謝いたします。

②感想満開コメントツリー

こちらは、「出展者としては気軽に感想がもらえたら嬉しいよね」というところから検討が始まった企画です。 直接伝えるのが難しかったとしても、全体を見終わった後の感想として文字で書くのであれば実施しやすいケースもあるのではないでしょうか。 また、他の人もたくさん書いているのが可視化されるとハードルも下がる気がします。

また、お恥ずかしながら出展料と会場レンタル費がとんとん位で チラシの印刷費やその他は完全に赤字なのでピカピカの紙に書ける権利とサイトにスポンサー表記できる権利で投げ銭を推奨できたらと思っています。 スポンサー表記の方は最近のメイカーフェアを参考にさせていただきました。

こちらの2つは必須ではないので載せたくない方やピカピカの紙を使いたくない方は投げ銭のみでも全く問題ありません。 この辺をあまり推しすぎると印象が悪いのかなぁと思っていて塩梅が難しいですがこのブログを読んで下さっている方であれば大丈夫と信じて書いてしまいました。 印象悪かったらすみません。

0402追記:ProtoPedia様に協賛いただきました!

こちらの記事を読んで下さり、 ProtoPedia様よりスポンサーのご提案をいただきました!誠にありがとうございます!これで宣伝費含めとんとんになりそうです!非常にありがたいです!

ProtoPedia | つくる、たのしむ、ひろがる

ProtoPediaをご存知でない方向けに補足しますとITに関わる作品を登録できるサイトです。眺めているだけでも面白いですし、登録してみると何か良いこともあるかもしれません。

③出展者紹介ムービー

イベントに行っていると分身したいと思うことが何度もあります。「説明するパスコンパス」「展示を見て回るパスコンパス」「LTを見るパスコンパス」等々…。 イベント中、どうしてもブースを離れることがあると思います。 そんな不在の間にもどんな作品か分かってもらうために、各テーブルに体験方法や説明のタブレットを置いておく案が出ました。 ただタブレットをそ大量に用意することは現実的に難しく、落としどころとして事前に受付で出展者の作品のムービーを流すことに落ち着きました。 動画を編集してくれたてーもん君には頭が上がりません。

www.youtube.com

④スタンプラリー

こちらは運営アドバイザーとして参加いただいているSeeed松岡さんのアイディアです。 スタンプラリーがお子さんが好きとのことで、出展者の方の絵柄でスタンプを用意しました。

前回の10組程のネームプレートを分担して作った時のノリでやり始めましたが、 30組以上のスタンプの転写面を一人で印刷するのは骨が折れました。 早めに転写面の方も協力依頼をすればよかったというのが今回の反省です。 持ち手の方はSeeed松岡さんとまつはちさん、てーもん君に手伝ってもらいました。ありがとうございます。 ただ、転写面用のTPUの様な柔らかい樹脂はダイレクト式でないとノズルが詰まるリスクがあるんですよね。 私の友人ではそちらでないタイプの3Dプリンタ保持者が多いので難しい所です。

まとめ

何だかいろいろ書きましたが、結局は「ものづくりイベント楽しいですよ」と言いたいだけだと思います。

イベントは私一人では絶対に実施できませんし、出展してくださる方がいなければ成り立ちません。 ここを読んで下さる方がどれ位いるかわかりませんが、関わってくださっている方にお礼をお伝えさせてください。ありがとうございます。

お近くの方はぜひ遊びにいらしていただけたら嬉しいです!
読んで下さり、ありがとうございました!

tsukurogaya.nagoya

おまけの絵

【PCBGOGO】2色レジストの萌基板をPythonとKiCadで作る【PR】

前回、イラストをシルクやレジスト、カッパーを利用して表現する萌基板の作り方についての記事を書きました。

yoichi-41.hatenablog.com

今回は一歩進んで、1色のレジストの萌基板をより簡単に作る方法と2色のレジストを使った萌基板を作る方法について書きたいと思います。 2色のレジストを使った基板の製造方法の解説記事は私の調べた限りではあまり見つからなかったのでお役に立ったら幸いです。

また、こちらの記事はPCBGOGOさんの協賛をいただいております。 こちらのリンクよりアクセスいただけると大変ありがたいです。

www.pcbgogo.jp

目次

萌基板をより手軽に作る方法

絵を描いた後に基板用のレイヤーに分ける際、9割の方は混乱するのではないでしょうか。私も混乱しました。混乱する理由としては下記になると思います。

  • 色を塗る領域と反転したデータが必要なレイヤーがある

  • レジストの下に配線があり明るく見える色の部分は、そのままレイヤーとして出力しない

頭の中でこことここが重なるからこのレイヤーはここは塗りつぶさないで…と考えて整理しても、いざプレビュー画面で確認すると意図と違う状態になってしまうケースがあります。 これは手動でペイントソフト上でデータを整えているから大変なのです。どの組み合わせでどの色が出るかは決まっているため、プログラムで色を抽出できれば簡単にレイヤーを作ることができます。

1色レジスト用プログラム

pythonで書きました。あらかじめopencvを入れておく必要がありますのでご注意下さい。また、それぞれのレイヤーの色はBGRの順で数値で指定します。また、もう一つコツとしてはペイントソフトで絵を描く際にアンチエイリアス無しで0/1のベタ塗りのペンで描くことです。これにより、指定した以外の色が使われなくなるので正しくデータを作ることができます。

プログラム本体

ChatGPTに相談しながら書いてみました。

クリックで詳細表示

import cv2 #pip install opencv-python
import numpy as np

def extract_and_save_bgr(input_path, output_path, target_color, target_color2 = None):
    # 画像の読み込み
    image = cv2.imread(input_path)
    # RGB値の変換
    target_color = np.array(target_color, dtype=np.uint8)
    # 特定のRGB値のピクセルを抽出
    mask1 = cv2.inRange(image, target_color, target_color)

    if target_color2 != None:   #2色のORのマスク カッパー用
        target_color2 = np.array(target_color2, dtype=np.uint8)
        mask2 = cv2.inRange(image, target_color2, target_color2)
        result = cv2.bitwise_or(mask1, mask2)
    else:   #1色の場合
        result = cv2.bitwise_and(image, image, mask=mask1)

    # 結果を保存
    cv2.imwrite(output_path, result)

if __name__ == "__main__":

    input_path = "karaageall.png"

    ## レジストの出力
    output_path_resist = "output_resist.png"
    target_bgr_resist = [233, 197, 149]  #銀色部(レジストがマスクされていない部分 生基板部分も含める場合は要調整)
    extract_and_save_bgr(input_path, output_path_resist, target_bgr_resist)

    ## シルクの出力
    output_path_silk = "output_silk.png"
    target_bgr_silk = [255, 255, 255]  #白(シルク印刷)
    extract_and_save_bgr(input_path, output_path_silk, target_bgr_silk)

    ## カッパーの出力
    output_path_copper = "output_copper.png"
    target_bgr_temp = [149, 153, 233] #薄ピンク(レジストの下にカッパーがある)
    extract_and_save_bgr(input_path, output_path_copper, target_bgr_temp, target_bgr_resist)

出力例

こちらの画像で実際にプログラムを回してみると下記の様になります。

レジストマスク

レジストマスクのデータです。こちらはレジストを塗らない部分に色がついています。

シルク

シルクです。こちらは元々プログラムでレイヤーを想定していなかったデータなので 斜めの線は白のBGRが255ではない値が入ってしまっている部分があったので拾いきれていないです。

カッパー

カッパーです。これの抽出を手動でやろうとすると混乱して難しいです。 また、頭のところ等で塗りの境界でRGBの値が変わってしまっているので意図せず色が抜けています。

2色レジスト用プログラム

こちらも考え方自体は一緒です。ただ2色あるのでややこしいです。

プログラム本体

微妙に整理しきれていない部分もありますが 公開せず埋もれるよりは不完全でも公開した方がいいだろうマインドで公開してみます。

クリックで詳細表示

import cv2 #pip install opencv-python
import numpy as np

def extract_and_save_bgr(input_path, output_path, target_color, target_color2 = None, target_color3 = None, invert_flag = None):
    # 画像の読み込み
    image = cv2.imread(input_path)
    # RGB値の変換
    target_color = np.array(target_color, dtype=np.uint8)
    # 特定のRGB値のピクセルを抽出
    mask1 = cv2.inRange(image, target_color, target_color)

    if target_color2 != None:   #2色のORのマスク カッパー用
        target_color2 = np.array(target_color2, dtype=np.uint8)
        mask2 = cv2.inRange(image, target_color2, target_color2)
        result = cv2.bitwise_or(mask1, mask2)
        if target_color3 != None:   #多色レジスト対応のため追加
            target_color3 = np.array(target_color3, dtype=np.uint8)
            mask3 = cv2.inRange(image, target_color3, target_color3)
            result = cv2.bitwise_or(result, mask3)
            
    else:   #1色の場合
        result = cv2.bitwise_and(image, image, mask=mask1)

    if invert_flag == True: #反転する
        result = cv2.bitwise_not(result)

    # 結果を保存
    cv2.imwrite(output_path, result)

if __name__ == "__main__":

    input_path = "toko.png"

    ## 赤レジストの出力 
    output_path_resist = "output_resist_tokor_2.png"
    target_bgr_resist_silver = [210, 200, 195]  #銀色部(レジストがマスクされていない部分 生基板部分も含める場合は要調整)
    target_bgr_light_red = [110, 115, 197] #薄ピンク(レジストの下にカッパーがある)
    target_bgr_red  = [63, 61, 126]    #濃いピンク(カッパー無し赤レジスト)
    extract_and_save_bgr(input_path, output_path_resist, target_bgr_light_red, target_bgr_red, None, True)
    # extract_and_save_bgr(input_path, output_path_resist, target_bgr_resist_silver, target_bgr_light_red, target_bgr_red, True)

    ## 青レジストの出力 
    output_path_resist = "output_resist_tokob_2.png"
    target_bgr_light_blue = [216, 157, 134] #薄青(レジストの下にカッパーがある)
    target_bgr_blue  = [142, 90, 70]    #濃い青(カッパー無し青レジスト)
    extract_and_save_bgr(input_path, output_path_resist, target_bgr_light_blue, target_bgr_blue, None, True)

    ## シルクの出力
    output_path_silk = "output_silk_toko_2.png"
    target_bgr_silk = [255, 255, 255]  #白(シルク印刷)
    extract_and_save_bgr(input_path, output_path_silk, target_bgr_silk)

    ## カッパーの出力
    output_path_copper = "output_copper_toko_2.png"
    extract_and_save_bgr(input_path, output_path_copper, target_bgr_red, target_bgr_blue,None,True)

出力結果は白色が使う部分です。 こちらの方法の注意点としてスルーホールの穴に対応できないことがあります。 頑張ってランドを絵に反映できれば良いですが、今のところ簡単な良いやり方は思いついていません。 根性で手動で修正するしかないと思います。部品は全て裏面に配置した方が良いです。 今回はpcbgogo様の方で私のミスに何点か気付いていただき、 データ修正いただきました。ありがとうございました。 また、製造用データも特別に共有いただいたので、 プログラムで出力したものと実際に使用された製造用データも並べて表示します。

出力例

こちらが元の画像です。今回はプログラミングでのレイヤー分け前提で アンチエイリアシングごりごりで色もベタ塗りにしています。

赤レジストマスク

赤を塗らないところにマスクをするのでこちらの白い領域をマスクします。 いただいた赤レジストマスクの製造データはこちらになります。穴や外形外の部分以外はおよそ正しくできていそうです。 上の画像と色の付け方が違い少しわかりづらく申し訳ないですが、赤色の部分がマスクです。

青レジストマスク

青を塗らないところにマスクをするのでこちらの白い領域をマスクします。 こちらでカッパーが露出している領域もマスクしています。 下が、いただいた製造用データです。スルーホールの部品がショートしない様に調整いただいています。 これを自力で調整するのは非常に面倒だと思います。

シルク

シルクです。こちらはマスクではないのでそのまま色が付いた白い部分が白くなります。 こちらも色が反転して少しわかりづらいですが、ピンクのところにシルクの白色が載ります。

カッパー

カッパーは白色のところにそのまま載ります。 こちらも本来スルーホールの部分を考慮する必要がありますが この時点ではできていないです。 製造用データで見ると、こちらの水色の部分に金属が載ります。

データの読み込み方

KiCadへのデータの読み込み方も何種類かあるかと思いますが、 今回はイメージコンバータを使ってみました。

イメージコンバータでの読み込み

画像を読み込み、どの基板レイヤーであるかとフットプリントを選択して、クリップボードにエクスポートします。 必要に応じてネガのチェックはつけたり外したりしてください。基本はネガのチェックはそのままでOKと思います。画像はシルクのレイヤーです。

その後、PCBエディタへ移動し、Ctrl+Vをすると形状を貼り付けられます。 本当はこれで終われば楽なのですが、ここから少し面倒です。

フットプリントのレイヤーの設定

例えば今回はシルクのレイヤーを想定して読み込んでいますが、 左のフットプリントの基本プロパティからは表と裏のカッパーしか選べません。

これを手動で変える必要があります。 フットプリントをダブルクリックすると、「フットプリントのプロパティ」が開きます。

その中の右下の「フットプリントを編集」を選択します。

画面が開いたら図形をダブルクリックするとレイヤを選べます。 これで閉図形を一つ一つ正しいレイヤーに設定する必要があります。 面倒です。他に良いやり方があるかもしれませんが、現時点で私は知りません。 前回のInkScapeの変換に比べたこちらの方法のメリットは、思った形状が出やすいことかと思います。 InkScapeベクターに変換すると思った様に角が出なかったりうまくいかないケースがありました。

2色目のレジストマスクの設定

また、普通の設定では前面のレジストマスクは1層しかありません。 今回の様に2色使いたい場合は、余っているユーザレイヤーに入れておくとよいです。 出力の際にそちらも出力することを忘れない様ご注意ください。 普段だとデータ出力はアドイン一発ですが、今回の様なケースではユーザレイヤーにもチェックを入れて 「ファイル」→「製造用出力」→「ガーバー」で出力する必要があります。

また、完成のイメージ図のpngやjpgの画像も一緒に入れてコメントも添えておいた方が良いです。 かなり2色レジストはデータ作成が難しいので、 おそらく何等か問題があった場合にPCBGOGOさんであればご連絡いただけると思います。 毎回実施いただけるのかはわかりませんが、今回はデータの修正を実施いただけて大変助かりました。

製造費用

やはり気になるのは製造費用ではないでしょうか。 普通の基板であればかなり格安ですが、2色のレジストの基板は通常ラインと別での対応となるため価格は上がります。また、今回かなり細かい図柄だったのも影響しているそうです。

今回10枚で132USDでした。およそ2万円になるかと思います。費用半分位が多色レジスト対応の費用とのことです。 また、100枚まとめて注文すると約200USDとなるとのことで、多く注文すると単価は抑えられる様です。

費用面からもなかなか2色のレジストはハードルが高いですが、ここぞというアイディアがあれば作ってみてはいかがでしょうか。 1色の基板であればこちらと比べてかなり格安で作れるのでおすすめです。 PCBGOGOさんであれば初回登録クーポンもあり25USDまで割引がかかります。

www.pcbgogo.jp

今回の回路

表の絵の話ばかりしていましたが、 今回はリレー以外は表面実装を多用して ソレノイドを動かす基板を作ってみました。

AH1806-Wはフットプリントが同じサイズだったので面倒でそのまま流用したので回路的にはおかしいです。 本当は2SC2412KT146Rを使っていますが、見事にフットプリントの向きを逆にしてしまいました。ものぐさするものではないですね。

基板の品質

届いた基板を見てみました。

細かい集中線の部分までシルク印刷されています。口のところは少し埋まってしまっています。 髪は青色のレジストが使われており、色の違いも表現できました。

裏側です。今回は使った素子をメモで書いてみました。また私のミスでU1は足の向きが逆なので注意です。

動作の様子

動作の様子です。 実は何らか仕上げてソレコンに出そうかと思っていたのですが いまいち期限内にまとめきれず断念しました。

ペンプロッタの上下とかにすると絵を描いているっぽくなって良いかもしれないですね。

まとめ

2色レジストの基板は調べても情報があまり出ず、結構苦労しましたが PCBGOGOの窓口の方に色々助けていただき無事完成させることができました。 ありがとうございました。

萌基板シリーズの記事の集大成として、次回はUVフルカラー印刷の基板の記事を書きたいと思います。 作り方自体は今までで一番簡単なのではと予想しています。 読んで下さり、ありがとうございました!

追記:部品リスト

部品リストを載せておきます。 部品はRSで買いました。

こちらは初回ロットは向きを間違えたので上下逆に実装する必要があります。 2SC2412KT146R ローム トランジスタ, NPN, 表面実装, 150 mA, 2SC2412KT146R | RS

  • 抵抗

TE Connectivity 厚膜チップ抵抗器, 2012サイズ, 0.125W, 1kΩ, ±1% https://jp.rs-online.com/web/p/surface-mount-resistors/2230427?gb=s

Yageo 抵抗器, 10kΩ, 0402 (1005M), 0.0625W AC0402FR-0710KL https://jp.rs-online.com/web/p/surface-mount-resistors/1977966?gb=s

  • リレー

3V駆動の方でも使い勝手が良いかもしれません。 Omron シグナルリレー SPDT 5V dc IM G5V-1 DC5 https://jp.rs-online.com/web/p/signal-relays/0369343?gb=s

ローム スイッチングダイオード 表面実装, シングル,エレメント数 1 SC-90A, SOD-323FL, UMD, 2-Pin 1SS355VMTE-17 https://jp.rs-online.com/web/p/switching-diodes/1681456?gb=s

回路は秋月のドライバ内蔵リレーモジュール基板(販売コード 113574)を大変参考にさせていただきました。

響け!ユーフォニアムの第7回定期演奏会(京都昼)に行ってきました

響け!ユーフォニアム」という吹奏楽をテーマにしたアニメが好きなことは時々このブログに書いています*1。 今回は2/10に京都で定期演奏会というイベントに行ってきて(初参加)、物語の舞台となっている宇治周辺を散策してきた(こちらは4回目位?)のでその感想を書きます。

話が面白くてキャラが魅力的で絵がきれいで曲が良くて熱い作品なので観たことが無い方に「ちょっと観てみようかな」と思っていただきたいと常々思っています。こちらの記事で楽しんでる様子を流し読みしていただけて、もし魅力が少しでも伝わったら幸いです。
吹奏楽がテーマですが、私の様に楽器に詳しくなかったり弾けなくても楽しめます。今年の4月から続きのテレビシリーズをやるので今のうちに過去作を観ておけたらとても良いのではと個人的には思います。

第7回定期演奏会(京都 昼の部)の感想

オーメンズオブラブ

開幕と同時のオーメンズオブラブが最高でした。好きな作品は良い思い出が増えて勝手にどんどん好きになっていく様な気がするのですが、この曲は久々の新作のアンコン編を初日に観に行った時に隣の人がOPで感動で鼻をすすって泣いていたのにもらい泣きをしてしまった思い出がよみがえり、今日聴きに来れて本当によかったなぁとしみじみとしてしまいました。

繰り返し観たOPが脳内で流れつつもこの楽器からこんな音が出るのかと楽しく聴くことができました。

アンサンブルの4曲

次にアンサンブルの形式での演奏がありました。フラワークラウン、ティータイム、メヌエット、フロントラインの流れで、ティータイム以外はサントラでヘビロテしていた曲で馴染みがありました。ヘビロテしていたはずでしたが、コンバスだけの音を生で聴いたことがなかったのでメヌエットの優雅な音色と演奏は個人的にとても新鮮な気持ちで聴くことができました。演奏者のお2人が仲が良さそうなのも素敵でした。プレッシャーものすごいはずなのにそれを感じさせない安定さでした。
もう一つ特記するならばフロントラインのマリンバがすごすぎて意味がわかりませんでした。片手に2本ずつバチを持って正確無比に鍵を叩いている様子は楽器のできないど素人の私からするとすごさをどの様に描写して良いか分からないレベルです。

[Brass7] ティー・タイム/高橋伸哉/ Tea Time by Shin'ya Takahashi - YouTube

上のリンク先の動画のティータイムは作中での演奏シーンやサントラにも収録がないため、かなり新鮮な気持ちで聴くことができました。

朗読劇

続いて朗読劇がありました。 今回は北宇治カルテットの4人ではなく、出演されていた声優のみなさんもおっしゃられていた様に少し珍しいメンバーだったと思います。 キャラクター名の方で言うと緑輝、奏、梨々花、求という2年生1人に対し1年生が3人でしかも1人だけパートも違います。 あらすじは河原町でコンサートに行く緑輝と求が奏と梨々花にバッタリ会って、雑談をして最後に写真を撮る様な内容でした。 アンコン編ではセリフが無かった(ということを私はここのトークで知った)求君ですが、奏ちゃんと顔を合わせる度にケンカをしている日常の風景が浮かぶ内容でほのぼのとしてとても良かったです。

勢い余って絵を描きました。画力が追い付かないので原作の絵と全然違うのはすみません。

google earth河原町の通りのタイルを見て何となくそれっぽくしてみています。

DREAM SOLISTER

朗読劇の後はTRUEさんの一期のOP、DREAM SOLISTERでした。声量すごすぎて清々しいというか何と言ったら良いのか、とにかくめちゃくちゃ爽やかで晴れやかでした。演奏してる方々もみんな楽しそう。

BGMのオーケストラアレンジ

その後は作中のBGMのメドレーのオーケストラアレンジでした。これも通勤中サントラをひたすらループしていたので曲自体は馴染み深かったのですが、生演奏で迫力が普段と段違いでした。更に「今私は作中でも登場している宇治文化センターで聴いているのだ」ということを改めて考えると最高です。

アンサンブル

その後はTRUEさんのアンコン編のエンディング曲「アンサンブル」でした。今回ユーフォのイベントでは生演奏は初披露とおっしゃってた様な気がします。ここで個人的にゾクゾクしたのはTRUEさんの歌詞に合わせたパフォーマンスでした。「一人では曲を奏でられない」という様な内容の歌詞の部分で奏者の方の方に振り返ったり、左右の描写が出てくるところで観客から見た方向に腕を上げたり等、曲を全身全霊で表現されていました。数日経った今思い出してもわくわくします。温泉や風呂に浸かった時につい「あ"〜」と声を出してしまうことがあると思いますが、その時の感覚に近いです。時が経ったら忘れてしまうと思いますが、ここに文で残しておけばまた思い出せるでしょう。読み返すかは分からないですが。

【TRUE】「アンサンブル」Music Video(『特別編 響け!ユーフォニアム~アンサンブルコンテスト~』主題歌) - YouTube

そしてPV今初めて見ましたけど良いですね。

アンコール曲 宝島

ここで一旦終了となりましたが、拍手は鳴り止まずアンコールの曲が始まりました。ちょっとこれがですね。あの、宝島…。宝島がほんとマジでめちゃくちゃウルトラ良すぎて比喩でなく開始後しばらく涙が止まりませんでした。あの曲名曲すぎる。曲の始まりもサプライズというかパーカッションの方が立膝でポーズを取って踊りながら登場して始まって、ポーズ決めてスタート!という感じでこれがもうテンション爆上がりです。声にならない雄叫びを上げる感じです。良い意味でやばいです。今記事を書きながらサントラ宝島に切り替えました。何といっても演奏されているみなさんが楽しそうなのがジーンと来ます。

思えばオーメンズオブラブのOPも楽しそうな写真がずらっと流れるので心に響いたのかもしれないです。心から楽しんでいる様子を見るとこちらまで幸せになります。この記事を読んで下さっている方にも少しでもこの感覚が伝わって良い気持ち(?)になっていただけたら嬉しいです。ソロの演奏も作中の部長の様子を思い出して身震いしました。また聴きたい。

運営関係者の方が東京公演の様子をポストされているツイートを発見したので引用させていただきます↓。改めて楽しそうすぎる。

少し話が逸れますが、好きな作品や物事にハマる要因として正のフィードバックループがかかることがあると思います。今回の例で言うと、元々のアニメの演奏のシーンの印象に更に実際の演奏会が楽しかった思い出が足されます。その後に宇治を観光して良かった思い出も足されると、またイベントや聖地に行きたくなり行けば行くほど思い出が増えて楽しくなります。制御工学では正のフィードバックループがかかると対象の挙動が発散し制御不能となりますが、好きなことのフィードバックループはよほど、止める必要はありません。 何らか人に迷惑をかけたり、自分の生活が窮する程にお金をかけてしまったら考え直した方が良いと思いますが、個人ブログに楽しかった思い出をひたすら書き殴っている分には何も問題はないのではと思っています。

一緒に行った友人とも話したのですが、自分が好きなことを相手にうまく紹介して興味を持ってもらいたいという気持ちがそこそこある方な様です。繰り返しになりますが、少しでも良さが伝わればと思いながら、色々な表現で気持ちを表現してみています。

アンコール曲2 三日月の舞

アンコール、盛りだくさんでした。まだ終わりじゃないです。三日月の舞を宇治で聴けました。はい。一期で練習シーン等かなりフレーズが繰り返されるので非常に印象深い曲です。聴くことができて本当に良かったの一言に尽きます。

アンコール コメント

その後に声優の方々とTRUEさん、指揮の大和田先生のコメントの時間がありました。印象に残っているのは久石奏役の雨宮天さんの感想が他の方の3倍位長くてテンションが高くて心底楽しんで参加されていたのだなと感じたことでした。また、月永求役の土屋神葉さんが「ユーフォへの出演が決まる前からセルフで宇治をロケハンしていた」という話も素敵で、勝手に好感度が爆上がりしました。

アンコール曲3 ムーンライトセレナーデ

アンコールの最後の曲は3期の特別映像で流れていた曲で、調べるとどうやらムーンライトセレナーデという曲名の様です。フルで聴いたのは初めてだったのでとても新鮮でした。3期がとても楽しみです。

オマケ・パネル

また、宇治市公式の紫式部コラボのパネルも大人気で列に並んで写真を撮りました。この場に揃うのは今日だけで今後は観光センターや源氏物語ミュージアム等に置かれる様です。

そういえば物販のトートバッグが欲しかったのですが、直前で売り切れてしまいました。

宇治周辺散策

演奏会後と翌日は宇治周辺を散策しました。

ホテル(ホテルトレンドJR宇治駅前)

事前に深く調べずにJR宇治駅の近くのホテルに泊まったのですが、商店街とのコラボパネル?がホテル内に置いてありました。

友人がチェックインしている際に1人写真を撮っていたからどうかわかりませんが、受付の方が去年のキャンペーンのクリアファイルで残っていたものをプレゼントしてくれました。嬉しい。

宇治橋

アンコン編のポスターの上の方の3年生がいるところの背景はここかなと思います。京阪宇治駅から橋を渡って駅を眺める方向です。宇治橋は趣があって好きです。

駐車場

ここは3期のPVで映っていたところだと思います。16秒くらいです。PVが公開されてから初めて宇治に来たので早速現地に行ってみました。登校する途中のシーンになるのかなと思います。

良い感じです。よく見てみると平等院の駐車場でした。喜撰橋の近くで川から少し離れる方向に行った辺りです。

宇治川沿い

ここも3期のPVの最後でこのアングルで映っていたと思います。

時期的に桜は咲いていませんが、場所はここかなと思います。宇治橋をJR宇治駅側に渡った側の川沿いの道です。駐車場も近いです。

アル・プラザ宇治東

ここは作中では出てきていないと思いますが、中の本屋に原作の武田綾乃先生の特集スペースがあると聞いたので行ってみました。

ユーフォ以外の作品も含めて棚の一角が丸々良い感じにまとめられていました。他の本屋であまり見ないファンブックの文庫本があったので買って帰りました。

水道橋

18:00も過ぎてだいぶ日も暮れて作中の夕方と比べるともはや真っ暗でしたがアル・プラザの近くの水道橋にも寄ってきました。印象深い場所です。1日目はこんな感じで後は夜ご飯を食べてホテルに帰って話して寝ました。

中路ベーカリー

ここのフランクデニッシュが作中にも出てきていて食べたいと思っていました。1度目は売り切れ、2度目はお休みで3度目の正直で今回ついに買うことができました。開店が7:00だったので7:15にはお店に着く様に動いた甲斐がありました。

棚に置いてあったフランクデニッシュを持ってレジへ行ったら、焼きたてに取り替えていただけて感謝です。場所は黄檗駅の近くです。

伏見稲荷

ここはユーフォの方では出ていないですが、せっかく京都に来たのと武田先生の短編集の方で登場していたので行ってみました。過去にも何度か来たことはあったのですが、頂上までは行ったことがなかったのでぐるっと回れて楽しかったです。朝一に行ったので比較的空いていましたが、降りてきたら人が沢山いたので正解だったなと思いました。

そういえば神社は出ていないですが、駅は一期の最終話では出てました。

六地蔵周辺

黄檗伏見稲荷六地蔵と、分かる方には分かりますが行ったり来たりしています。今回一番行きたかったのは3期のキービジュアルのここの茶畑でした。

アングル違いでアンコン編にも映っていた道です。 他にも六地蔵周辺のスポットもこちらのサイト等を参考にしつつ何ヶ所か巡りました。

ぶらり聖地巡礼の旅 響け!ユーフォニアム【 場所別まとめ 】

お肉ダイニングきくさん

六地蔵の後は宇治に戻りました。ユーフォファンが集うお店があると知って今回初めてお邪魔しました。ちょうどお昼時で前日が定期演奏会だったこともあってか大人気でした。かつ丼おいしかったです。人が空いたタイミングで店員さんが気さくに「今なら店内の写真撮っていいよ!」と言ってくださったのでお言葉に甘えて写真を撮らせていただきました。ありがとうございます。また行きます。

東隼上がり児童公園

最後はまた黄檗へ移動してアンコン編の最後の公園まで行ってきました。近くのコンビニでチョコまんが売っているかなと思いましたが、残念ながらそれはありませんでした。

位置情報を使ったデジタルスタンプラリーを去年ここでやっていた様で、地元の方からの温かいメッセージのパネルが残っていました。

まとめ

演奏会も聖地巡礼も大満足でとても楽しかったです。また宇治やイベントには遊びに行きたいと思います。ここまでハマった作品は人生で今まで無かったので、3期が終わってしまったら途方もない喪失感に襲われそうで怖いです。外伝とか映像化してくれないかな…。 読んで下さり、ありがとうございました!

関連記事

yoichi-41.hatenablog.com

yoichi-41.hatenablog.com

*1:他の記事は関連記事からご覧ください

【イベント】直近で気になっているものづくり系イベントまとめ

こちらのブログは去年位から最低何となく月一の更新を続けられている様です。 今月はバタバタして書ける内容が現時点であまりないのですが せっかくなので今後出展予定のイベントや気になっているイベントを書いておこうかと思います。 こんなイベントあったんだ、ともしお役に立ったら嬉しいです。

2/2,3 YOXO Festival @横浜 ※行けない

いきなり予定がかぶって行けないのですが、 横浜のイベントです。 過去に参加された方の話によるとすごく盛り上がるそうです。

yoxo-o.jp

2/25 メイカーズながおかまつり@新潟 ※行けない

こちらも行けないのですが、気になります。 後、シンプルに新潟にあんまり行ったことがないので 行きたいというのもありましたが、今年は断念しました。

www.city.nagaoka.niigata.jp

2/10 DGで遊ぼ@那須 ※参加

今年初開催のDG(デジタルガジェット)で遊ぶ展示イベントです。 何かとお世話になっているプロトペディアのみなさまが主催で楽しみです。 play-dg.connpass.com

3/2,3 刈谷MicroMakerFaire@愛知 ※参加

大変ありがたいことに、 いつものメカトロ同好部の出展と からあげ帝国の出展の2つです。

makezine.jp

3/24 NT京都@京都 ※迷っている

いつもなら迷わず参加しますが つくろがや!2の直前のため迷っています。 でも絶対楽しいので参加したい。 とはいえだいぶ直前なので準備をしなければいけない気がする。

wiki.nicotech.jp

4/6,7 つくろがや!2@愛知 ※主催

出展者絶賛募集中です! お気軽にどうぞ! t.co

4/27,28 Maker Faire Kyoto@京都 ※出たい

去年出させていただいてとても楽しかったので応募予定です。 受かると良いですが、まだわかりません。 makezine.jp

4/29 NT函館@北海道 ※行けない

本当は行きたかったですが、 MakerFaireKyotoの後にすぐ用事を入れてしまったので難しかったです。 また来年都合が合えば参加したいと思います。 wiki.nicotech.jp

まとめ

何だか2024年はのっけからものづくりイベントがたくさんあって楽しいですね。 コロナで縮小していたのがだいぶ緩和されて増えてきた印象です。 この後はNT金沢やまた未だ出れたことがないMakerFaireTokyo等にも挑戦していきたいと思います。 読んで下さりありがとうございました!

【萌基板】からあげレモン防犯ブザーをClip Studio,Inkscape,Ki Cadで作る※PR有

こちら、からあげ帝国のアドベントカレンダーの12/18の記事になります。 「からあげ」というキーワードでみなさん思い思いの記事を投稿されていて楽しそうだったので思い切って参加してみました。

※2024/3/10刈谷マイクロメイカーフェアの取材と部品リストを追記しました。

qiita.com

からあげ帝国に関しては詳しくはからあげ先生の記事をご覧下さい。

karaage.hatenadiary.jp

何についての記事?

こちらの記事では「からあげにレモンをかけられそうになった時専用の防犯ブザーの萌基板」の作り方に関して書きます。 何を言っているのか分からないかもしれないですが、私もよく分からないので大丈夫です。

使用時のイメージは下記の様な感じです。

Xの投稿が見えないケースもある様なので画像も貼ります。

また、いきなり情報過多ですみませんがこちらはPCBGOGOさんからの協賛をいただいた記事になっております。初めてのアドベントカレンダー参加で初めての宣伝協力記事を書くという、私にとってだいぶチャレンジングな試みです*1

www.pcbgogo.jp

PCBGOGOさんの方では現在、新規登録者やクリスマスのキャンペーンも実施中の様です。こちらの記事を読んで萌基板(でなく普通の基板でもOK)を作りたくなった方は、ぜひ注文をご検討ください。かかる費用や納期についても記事の後半に書きました。

目次

きっかけ

先日、自分で描いているメカトロ工作のマンガ「めかとろろ」のキャラクタの絵をシルクやレジストを工夫して基板上に描くいわゆる「萌基板」を作成しました。

ありがたいことにX(Twitter)のフォロワーの約10%の数の方から反応いただきました*2。そのため、やり方の記事を書きたいと思っていました。 そんなタイミングで楽しそうなアドベントカレンダーが目に入り、申し込んでみたのがこの記事を書いたきっかけです。

ただ、この記事のやり方がベストという訳ではないと思います。方法自体はオーソドックスではありますが結構めんどくさくて、他にもツールや良い変換方法があると思うので実施される方はやり方の一つとして参考程度にご覧下さい。

環境

使ったソフトのバージョンは下記ですが、特に合わせなくても余程大丈夫ではないかと思います。特にクリスタでは特殊な機能は使ってません。また、今回使ったのは全てPCソフトです。

①Clip Studioで絵を描く

ソフトはクリスタでなくても良いです。ただレイヤーを分けられる方が楽だと思います。フリーソフトだとGimp等でしょうか。

ラフスケッチを描いてからざっくり4色位で色分けをします。 線画(シルク)、ベタ1(レジスト)、ベタ2(カッパー)、ベタ3(カッパー+レジスト)、(ベタ4(ベース))位のレイヤーを想定しておくとよいです。 それぞれこんな感じの色になります。

ベースは基本黄色になると思います。また、ベースは裏側のレジストの色が透けてしまうので場合によっては使わないという手もあると思います。

今回はこんな感じで描いてみました。

ラフスケッチ↓

線を整えてざっくり色付け↓

今回はベースの色は使わない方針としました。 色を付けてイメージができたら基板用のデータを用意します。 ここで重要なポイントは2点あります。

  • レジストはマスクなので色を塗りたい場所と塗りたくない場所を反転する必要がある

  • シルクはレジストがある場所でないと載らない

また、クリスタを使っている場合で他レイヤーの下に色が入ってしまった場合等は、「色域選択」をすると便利です。 レイヤーを丸々コピーしてバックアップを取ってから結合し、 「選択範囲(S)」→「色域選択」を選んで指定色を選ぶと選択範囲がその色のみになります。 シルクとカッパーはそのまま切り取ればデータができます。 レジストは少し厄介で、切り取った後に範囲を反転する必要があります。また上述の様にシルクの部分はマスクしてはいけません。 後は境界で色がなだらかに変わるブラシよりも0/1がくっきりしたドットペン等を選択した方が色分けはしやすいと思います。

用意したデータは下記になります。

シルク↓

レジストマスク↓

カッパー↓

次の工程のために塗り色は黒にしておいた方が良いです。それぞれpng等で出力しておきます。最初の案と少し変わって「!」が無くなっている理由は、吹き出しの中の「!」を寝かせたコンデンサとブザーで表現できないかと思いついたためです。他にも微調整しました。

Inkscapeベクターに変換する

次は用意したデータをKi Cadに読み込める形式に変換します。 画像には色のデータがマス目状に配置されたラスターデータとベクトルの線でできたベクターデータがあります。 今回のやり方ではKi Cadにベクター形式でデータを読み込みます。 フリーのInkscapeを使いますが、イラレ等ライセンスをお持ちで使い慣れているベクターデータを扱えるソフトがある方はそちらをお使いください。

「パス(P)」の中の「ビットマップをトレース(T)」を選択します。 パラメータを良い感じに調整します。 今回は色の量子化を選択して色数3にするとくっきり分けられそうです。

他にも「多重スキャン」の「明るさのステップ」を選んで「平滑化」と「スキャンを組み合わせる」のチェックを外すとうまくいくこともあります。この辺は試行錯誤が必要です。

そうするとベクターデータ(線を触って変形できる方)と元のラスターデータが重なるので ラスターデータの方は消しておきます。 また、サイズが元の意図したサイズになっているか確認しておきます。 下の図の様に、左のノードツールを選んだ時に制御点が選べるのがベクターデータです。

その後、Ctrl+Shift+Dを押して「ドキュメントの設定(D)」を開き、 「カスタムサイズ」の中の「ページサイズをコンテンツに合わせて変更(Z)...」を押して保存します。

それぞれ、シルク、レジストマスク、カッパーで同じ作業をします。

③Ki Cadで回路図を描く

こちらは調べれば色々情報が出てくると思うので端折ります。 誤ってスイッチを押してブザーが鳴りっぱなしになるのは嫌なので、今回はスーパーキャパシタ電荷を貯めてスイッチを押して発振機能付きのブザーに電流を流す回路にしてみました。

フットプリントを割り当てます。ちなみに届いてから気が付きましたが、コンデンサの正負の向きと自励ブザーのフットプリントのピッチを間違えました。時間がある場合は注文前に絶対一晩寝かせた方が良いです。*4

【初心者向け】おまけのエルチカサンプル回路

もし基板作りが初めてで、どんな回路を作って良いかわからない場合は、とりあえず電流制限抵抗とスイッチとLEDと電源の回路を作ると良いと思います。スイッチでLEDが光るだけでも楽しいものです。冒頭の基板ではスイッチをリードスイッチ(磁石に反応するスイッチ)にしています。参考にそちらの回路とフットプリントの割り当ても載せておきます。 スイッチ部と電源部は応用が効く様に2.54mmのスルーホールにしています。

④Ki Cadで絵を読み込む

PCB Editorの方から「ファイル(F)」→「インポート」→「グラフィックス…」

svgデータとレイヤーを選んでPCBエディタ上に読み込みます。位置は頑張って合わせます。

シルクは「F.Silkscreen」 レジストマスクは「F.Mask」 カッパーは「F.Cu」です。

外形や穴、配線の方法は調べると色々と出ると思うので省略します。1つポイントとしてしは、配線は背面側で完結できるときれいで良いです。もしくはあえて配線を表にして、それ自体をデザインに組み込むのもありだと思います。

3Dビューアーで見るとこんな感じになります。ここでうまくできていそうか確認しましょう。※色は設定で少しいじっています。

微妙にマスクが大きくて一部生基板が見えていますが、とりあえずこのまま進めることにしました。 後はお好きな基板製造メーカに注文できるデータに変換しましょう。 アドインを使うとアップロード用のZipファイルを一発で出力してくれるものがあります。 PCBGOGOさんもKiCadに専用のアドインがあり、実行すると注文サイトまで開いてくれるので便利です。

⑤実装

基板が届いたら部品を実装しましょう。前述の様にフットプリントを間違えたりしても向きを変えたり被膜線で繋いだり頑張ればなんとかなることもあります。今回は何とかなりました。

!マークの下の点をブザーに、上の棒をコンデンサにしようかと思ってフキダシの中に配置しましたが、ブザーが大きすぎて若干微妙なバランスです。秋月で売っている低い電圧に対応した自励ブザーで良さそうなのがこれだったので今回は細かいことは気にしないことにします。

⑥動作確認

いくつかコンデンサの充電具合と電圧を試しながら選定したところ、1000μFで充電池1.2Vで控えめに良い感じの音が出ました。「レモンかけてもいいけどあんまりかけないで欲しい…」みたいな感じでしょうか。 動作の様子です。

逆に「絶対に許さない」位の強い気持ちを表現したい場合は250Fのリチウムイオンキャパシタを3.8Vで充電してから使ってみましょう。数分警告音を鳴らし続けることができます。間違って押しっぱなしになった時に放電しきって音が消える様に考えた回路が全く役に立ちませんが、これで強い意志は相手に伝わると思います。基板に全く収まっていないコンデンサも迫力があります。

最後の動画のみバージョン↓

参考サイト等

こちらのサイトは非常に参考にさせていただきました。ありがとうございます。特にソルダーマスクが反転している必要があること等、こちらで読まなければ分からなかったと思います。

yuki-factory.main.jp

こちらの一連のポストも参考にさせていただきました。私の環境ではInkscapeのバージョンが違うためかsvg2shenzenのアドインはうまく動かなかったため、それぞれのレイヤーの読み込みは手動で行いました。

費用や納期に関して

基板作成の費用はやったことがないと見当がつかなくて気になるのではと思います。 今回の基板をPCBGOGOさんで作るのにかかる費用は下記になります。

  • 基板代5USD ※PCBGOGOロゴ有の場合は0USD
  • 送料20USD ※DHLで1-2日発送の場合
  • オプション1USD ※製造番号の非表示
  • クレジットカード手数料3USD(またはPaypal手数料2USD)

→合計29USD、約4,121円*5です。

やはり1-2日での発送となると対価として送料はちょっと高いですね。その分コンテスト等の〆切に向けて急ぎで作る時は助かると思います。 今回の基板は12/2の浜松マイクロメイカーフェアの後に基板設計をして発注というスケジュールでした。そのため、普通の便だと12/18に間に合わないかなと思っていたので助かりました。 今回はどうしても見た目にこだわりたくてレジストを赤色にしましたが、基板が見えない場合で急いでいる場合は緑が良いです。 緑の場合、24時間特急で特急料金が無料で作ってもらえます*6。 また、新規ユーザー割引のキャンペーンを使えばPCB費用1USD、送料0USDになる様ですので一度やってみるのはありかもしれません。
確認したところ、新規ユーザーキャンペーンが適用されない条件は下記の画像の赤字と赤枠内の条件とのことですのでご注意ください。 逆にそれ以外であれば大丈夫だと思います。

まとめ

レジストやカッパーを含めてイラストを表現する基板の作り方は以上になります。 アイディア次第でキャラクタを表現する以外にも活かせると思います。

申し込んだときはアイディアを閃く基板のスイッチ部にからあげ(磁石)をかざすと光る様にしてお茶を濁そうかと思っていましたが、 金属の箸でからあげをつまんだら光をつけられないか?マンガにできないか?ブザーの方が良いか?等と持ち前のサービス精神(?)で考えていたら 気が付いたら基板を新たに起こしていました。 記事にまとめることで改めてやり方を整理できて、NT山城に持っていく作品も増えたのでやってみて良かったです。

そういえばPCBGOGOさんではないですが、今後UVプリントのフルカラー印刷の基板のサービスが始まるメーカもある様な噂も聞きます。 そうなってしまうとこのやり方はレガシーになると思うので、今のうちにまとめられて良かったです。

読んで下さりありがとうございました。

追記

刈谷マイクロメイカーフェアというイベントで「からあげ帝国芸術部」として出展させていただきました。 展示で診断チャートっぽい説明パネルを新たに作りました。 どこにたどり着きますか?

TVとYahooニュース掲載

刈谷マイクロメイカーフェアでは、大変ありがたいことに中京テレビさんの方で取り上げていただきました。

また、Yahooニュースの地方欄?にも文字だけですが載せていただきました。

news.yahoo.co.jp

レモンジの正体が気になる方は、からあげ帝国のディスコードにご参加いただければ謎が解けると思います。

部品について

基板をお渡ししてから気が付いたのですが 部品の型番を載せていなかったのでそちら、追記します。 電子部品は秋月で買えます。

akizukidenshi.com

電子ブザー

注意点としては、ブザーではなくスピーカを使うと音が出ないことです。 必ず電圧をかけるだけで音が鳴るブザーをご使用ください。

  • 電子ブザー 24mm PKB24SPCH3601 販売コード 103958 ※ピンの幅が合わないので繋ぐ必要があります

  • 電子ブザー 12mm UDB-05LFPN 販売コード 109704 ※こちらでも動くかもしれません 今度買って確認します

コンデンサ

初期ロットは極性のシルクが逆になっています。ご注意ください。
絶対にレモンをかけてほしくない場合は、こちらを使ってください。数か月は電池無しでOKです。

控えめな主張をしたい場合はこちらを使用ください。

電池ボックス単4か単3

  • 電池ボックス 単3×2本 リード線・フタ・スイッチ付 販売コード 111523

もし組み立てていて、お困りのこと等あればご連絡ください。

*1:アドベントカレンダーにPR記事を投稿することに関して、主催のしげきさんと皇帝のからあげ先生には事前に確認し許可をいただいております。ありがとうございます!

*2:こちらの指標もからあげ先生の情報発信の本を参考にしました。ありがとうございます。

*3:これもこんなに古くなくて良いと思います。私が使っているレーザカッタで推奨のバージョンが古いためです。

*4:また、スイッチのピッチは微妙に違うことはわかっていましたが、フットプリントを作るより12/18に間に合わせることを優先して妥協しました。

*5:2023/12/17時点の為替レート

*6:他の色でも運が良ければ同タイミングで同色の注文と併せて3-4日かからずに作ってもらえるケースもあります。今回そうでした。

【レポート】NT名古屋2023の作品(全てではない)+少し宣伝

NT名古屋という「N(何か)T(作ってみた)」ものであれば何でもOKの展示イベントに11/18,19に出てきました。 名前の由来は諸説あります。

NT名古屋2023 - PukiWiki

イベントで拝見した作品と自分の作品紹介をします。2日開催だったのですが、盛況で全てのブースは回りきれていないです。すみません。 また、基本的に写真OKかお聞きしたり表示を確認していますが、掲載NGの場合等はお手数ですがご連絡下さい。訂正させていただきます。

また、今回40組近くあり、1人1人Xのリンクを貼るのはあまりに骨が折れるので プロフィールやより詳しい情報の方はお手数ですが下記エントリーシートより飛んでいただけたら幸いです。

docs.google.com

Ghz2000さん

チップのLEDマトリクスの基板ややアクリルをレーザカットして光る板を変えて動きのある看板を展示されていました!

全体の運営や懇親会のご準備、10秒紹介の動画撮影等等本当にありがとうございました!

Seeed Studio JPさん

販売されている製品や指で触ると接点が繋がり目が光る基板、また、seeed製品を使ったAIが動かすマリオと対戦できるからあげさんの作品を展示されていました!

AIマリオはプレイに夢中で動画や写真を撮り忘れてしまいましたが、無事にAIに勝つことができました。「AIは弱いです」と途中でアドバイスいただいて、落ち着いてプレイできたのが良かった気がします。 ポストはNT金沢の時の物です。

seeed松岡さんにはつくろがやのミニイベントでもお世話になり、今回も大変お世話になりました! 思い返すとからあげさんのご紹介で松岡さんにもお会いすることができたのでからあげさんにも頭が上がりません。 本当にありがとうございます!

ALGYANさん

タイミング悪く見学ができませんでした。すみません。 ミクミンPさんの投稿を見るに、XIAOGYANとリードスイッチを使た展示をされていたのでしょうか。

松岡さんからMaker Faire Kyotoの際にいただいたXIAOGYANを持って突撃すればよかったです。。ありがとうございました。

BotaLabさん

電飾刀やスタンディングスタックチャンを展示されていました! BLEのアプリでスタックチャンも電飾刀もどちらも制御できるのがめちゃくちゃ便利そうです。 スタンディングスタックチャンはNT東京の時はミュウツーの逆襲の冒頭の様なケースに収まっていましたが、今日は背中のカメラ用のネジで保持されかっこいいポーズで空中を飛んでいました。手は既存のプラモデルの流用とのことですが、サイズ感ぴったりで表情が出ていて素敵な感じす。フィギュア良いですね。

ご説明、ありがとうございました!

でんはちゃんねるさん

ずっと眺めていられることで?おなじみマーブルマシンとLEDのバッジ、シンセとキャンドルICを使ったムシロボを展示されていました! ムシロボも何だかずっと眺めてしまう中毒性があり、数分間動きを眺めてしまいました(夢中で眺めていたので動画は撮り忘れました)。写真はMFTの時のものです。

面白かったのは足回りのお話で、モータの軸のみの接地だとちょっとした溝にハマって止まってしまうことや、モータの個体差で軸が擦れて高音の音が鳴ってしまうものがあることをお聞きしました。慣らし運転をして選別をする予定とのことです。ご説明、ありがとうございました!

kakocomさん

一部界隈で大ブーム?になっていた細長液晶の入ったマジョリカアイリスのおもちゃを改造した展示をされていました! 中でも印象深かったのが、液晶を取り出したガワの方を活用されていてボタンを押すと先端が放電する作品でした!

液晶の方を取り出して使うイメージが強かったのでとても面白かったです。ありがとうございました!

Tetora技研さん

タイプライタの打鍵音をソレノイドで再現する作品、CPU使用量を示すアナログ計、ゲーミングタイプライタ等、レトロとハイテクが融合した様なかっこいい作品を作られていました!

打鍵音の作品は、ソレノイドが3つあるのがなぜか気になったのですが、2つは高速タイピングに対応するため、1つは改行のベルを鳴らす用でした。キー入力はPC上で走らせたpythonで取得しているとのことです。

CPU使用量等を示すメータも素敵でした。あえてメータがふれやすい様なチョイスをしていると伺いました。

最後のネーミングタイプライタはコンセプト展示でしたが、今後タイプライタをそのままキーボードとして使える様に改造される予定だとお聞きしました。ありがとうございました!

njm2360さん

AC電源の周波数を監視されていました!監視の精度が尋常じゃなく、コンマ8桁まで測定できるそうです。測定のためには正確なクロック信号がいるため、位置情報を使うためではなく正確なクロック源としてGPSを使用しているというのが驚きでした!

また、たまたま私が説明をお聞きしている時に、なかなか起きない異常値まで周波数が触れたので警告メッセージが流れてテンションが上がりました!ありがとうございました!

強力替え芯工房さん

シャーペンの芯のケースに収まる電子工作を展示されていました!シャーペンの芯のケースがどんどん余って何かに使えないかと思ったのがきっかけとのことです。

最初期の頃はLEDが点灯する基板だったとのことですが、今ではディスプレイで時刻を表示する様な作品もありました。電池は小型のボタン電池のため、表示しっぱなしだと数時間で切れてしまうそうですが、表示を消すともう少し持つそうです。ありがとうございました!

みやこ電子工房さん

いつもお世話になってる電子ライダー君のブースです。自作CPUやRXマイコンの基板の展示をされていました!

面白かったのが自作CPUでクロック源をジャンパピンを切り替えることで変えることができるとのことで、MAXスピードにしたら点滅がPWMの様に働きLEDが少し暗い状態に見えたことでした。高速すぎて目では点滅が追えなくなったのだと思います。ありがとうございました!

メカトロ同好部エルチカ

私と友人の出展なので最後にまとめて書きます。

ききょうやさん

普通じゃない補聴器とのことで、何と可聴域を超えた超音波を聴くことができる補聴器を展示されていました!作ったきっかけは周波数を変調するFMコウモリというコウモリがいることを知り、その声?を自分でも聴いてみたいと思ったことだそうです。

補聴器をつけた時の感覚は何とも言葉で説明するのが難しいのですが、1円玉がぶつかる音等が普段想像する音と何だか違う感じに聞こえます。ちょっとどう説明して良いかわからないのでどこかの展示会でぜひ体験してみて下さい。

もう一つは電子ルーレットをオリジナルの回路で数十個のトランジスタだけで組んだ回路と、いにしえの天才が数個のサイリスタで組んだ回路を比較で展示されていました。サイリスタを巧みに使うことで素子の数を大幅に減らせるそうです。

ICを使わずに電子ルーレットをつくってみた - kikyouya - BOOTH

値段は高いです(>値段、ご自身がそう言われていました)が、boothで回路図も販売中とのことでリンクを貼っておきます。ありがとうございました!

センサー街道プロジェクトさん

ワークショップ用の格安マイコンを使った電子タイマと、土壌水分量を測定できる安価な基板等を展示されていました!

ワークショップ用のタイマは随所に工夫がありました。電池の保持にクリップを使っているのはボタン電池の基板用ホルダより圧倒的にクリップの方が安いためです。もう一つ面白かったポイントとしてはタイマーなのに画面がないことです。何と、音程が一段階あがるごとに1分増える仕組みとのこです。今まで音程がUIに組み込むアイディアは見たことがなかったので目から鱗でした! マイコンは非常にマイナーで安価なものを使われていました。

こちら、安価な代わりに一回しか書き込みはできないそうですが、こちらのタイマーの様な用途であれば問題ないと思います。ライタ等もオープンソースで公開されているそうです。秋月では売っていないそうですが、記憶が正しければdigikeyで売っていると伺いました。

2つ目の展示の土壌センサの仕組みも面白かったです。短時間に電流を流して帰ってくるまでの時間を測ることで測定します。周りの水分量に応じて比誘電率が変わり、帰ってくる時間が変わるそうです。このタイプで安価なものはあまり市販されていないとのことで、開発されていました。

3つ目は、なかなか他に見たことのない展示で松ぼっくりを使ったハンドの展示でした。水につけると松ぼっくりのかさの部分は閉じますが(よく考えるとなぜ閉じるのか)、それを利用して水中でものを掴めないかという試みです。まだ研究段階とのことですが、調べると他にも似たことを検討されている方がいたとのことで、世界は広いなと思いました。

ありがとうございました!

よりしろうさん

折り紙の展示をされていました! 特大サイズで顔にも被れる作品を作られていました!今回は実はタイミングが悪く直接お話をお聞きできなかったのですが、前々週のNT東京ではお話をお聞きできました。

カッタやハサミを使わないこだわりが素敵だと思いました。 ありがとうございます!

ララルナ&yamaさん

テルミンを手軽に演奏できる様、ポテンショメータにアームを付けた楽器の展示をされていました!こちらの作品ですごいなと思ったのは音をソフト的に作っていることです。電子工作の楽器だとハード的に音を作るものが多い印象なのですが、三角波やノコギリ波をソフト的に出していました。作品によってはマイコンのピンからスピーカを駆動しているものもありました。ピンから直接だと大きい音が出せないイメージでしたが意外といけるんですね。

また、キットのアームテルミンはスピーカの抵抗値によって取り付ける抵抗も調整できる様になっていました。ありがとうございました!

Niiさん (土曜のみ)

NT東京見学からの電撃参加だと認識しています。(もし違ったらすみません。)Maker Faireではいつも人だかりができてなかなか近寄れないですが、今回はスタンクチャンで4人対戦をしてテープパンチャーの方をじっくり拝見することができました。

テープパンチャーは仕組みをよく理解しておらず、元々ソレノイドによってパンチを駆動して穴を開けているのかと思っていたのですが、ソレノイドはリンクを横にスライドさせることでパンチのオンオフを切り替えているのみで実際に穴を開けているのはゼネバを介したステッピングモータでした。文章ではわかりづらいと思うのでぜひどこかの機会にご覧下さい。

スタンクチャンはEspnowの通信方式で受信側にアドレスを指定されていた改良の影響か、かなり快調に動いていました。見学の方からスケルトンにしてはどうかという話が出ていましたが、赤外線受光確率が上がってしまいそうなので上級者向けのマシンになりそうです。ありがとうございました!

みんなのラボさん

イベントで何度かお見かけしていたものの、直接お話をお聞きすることができていなかったので今回お聞きできて良かったです。各々制作したものを持ち寄って、開催地に近い位置に住んでいる方がメインで出展をされるとお聞きしました。今回は主催のGhz2000さんの作品を主に頒布されていました。名前の通りだったのですね。

みんなのラボ

一つ前のArduino UNOのマイコンやESP32をUNOサイズに納めユニバーサル基板の領域が広めに取られた基板と、データ書き込み用のライタを展示されていました。ESPは電流消費が多いので、ライタの方は大電流に対応した構成になっているそうです。ありがとうございました!

HanDenさん

今回、タイミングが合わず直接作品のお話をお聞きすることができず、アップデートされた内容はお聞きでいていませんがNT富山の時の動画を貼ります。

HDDの振動を利用して曲を奏でたり、フルカラーのフレキシブルテープLEDを使われてテトリスや文字表示をされていました。ありがとうございました!

FET_ELさん / saijyouさん (土曜のみ)

被れる顔の作品と、電力を測れる基板を作られていました。

少し説明お聞きしてから記事にするまでに時間が経っていて細かい説明を忘れてしまったのですが、基板の方はかなりの大電力まで対応されていて、アナログ回路とロジック回路の部分を物理的に分けていてアナログ回路の方は配線を滑らかにされていたのが印象的でした。交流をトランスでマイコンで読めるレベルまでに降圧して、オフセットして電圧を読んでいたと思います。顔の作品の方は今回はお話お聞きしそびれましたがきれいな塗装には憧れがあります!ありがとうございました!

鷹@MintiaPさん

主に3Dプリンタで作成した部品を使ったモンスターの女の子の人形と、それを人間のサイズまで大きくした道具を展示されていました! ヤギの足風の作品がすねに支えを押し当ててつま先立ちをすることで良い感じに逆関節風になります。

ズボンのすそを下すと境目が目立たず、に良い感じでです。また、定期的に大量のホモォの4足ロボを動かされていたと思います。わちゃわちゃしてるのが好きです。 ありがとうございました!

HAL900さん

大人気過ぎて今回は作品のお話しはお聞きでませんでした。すみません。 更新内容は反映されていませんが、よろしければNT富山でお聞きした記事の方をご覧ください。

yoichi-41.hatenablog.com

音ゲーの筐体はコミケで受注生産で販売もする予定とおっしゃっていたと思うのでご興味のある方はぜひ! ありがとうございました!

just an i(d(e))aさん

椅子の背に上着をかけるとネクタイが表示される椅子を展示されていました! ただ何もなく椅子の背に上着をかけていると少しだらしなく見えてしまいますが、 ネクタイが表示されることでそれが自然である様に見えるという考えから作られたそうです。 私は普段からだらしないので椅子の背に上着をかけるとだらしなく見えるという感覚があまりなかったため、非常に新鮮でした。 上着の検出はフォトリフレクタ2個とオブナイズ、表示はiPadを使われていました。

ありがとうございました!

かんぷれさん

誰でも簡単に演奏できるKANTAN Play Coreのデモ展示等を行われていました! 私は猫ふんじゃったが弾けるか弾けないかレベルですが、 教わってものの3分でなんときらきら星が弾けてしまいました! サイズ感もおさまりが良く、良い感じでした。 今後クラウドファウンディングを実施予定とのことですのでご興味ある方はぜひ!

kibidango.com

他にはMaker Faire深圳に出展されたお土産等も展示されており フルカラーのシルクのついた基板のサンプル等も拝見しました。

これらはまだ日本ではサービス開始前とのことですが、 来年以降開始されたら個人的にぜひ使ってみたいです。

ありがとうございました!

ちょうあい多面体さん (土曜のみ)

元々見学のみのご予定でしたが、1週間前位に急遽計画されて出展されていました! 「I♡NY」ならぬ「I♡NT」というTシャツの販売や、アイロンビーズで作った操り人形の展示をされていました!

人間味マスクのアイロンビーズも作成してくださって、1枚いただいたので2日目は名札にぶら下げておきました! 下の動画は私のブースに遊びに来ていただいた際のものです。

ありがとうございました!

ひろさん

リモートお絵描きボードの展示をされていました。 タブレットから入力した絵や文字を 子供用の磁力で絵を描く?お絵描きボードにタイミングベルトで駆動したペンで絵を描く作品と思います。

タイミングが悪く体験しそびれてしまったのですが、 イラストを描けばよかったと後悔しています。 もしまた別な機会がありましたらぜひ体験したいです。 ありがとうございました!

DERC CanSat プロジェクトさん

CanSatという惑星探査ロボットを模擬した大会のロボットの展示をされていました! 上空からロボットを落とし、目的地までたどり着く様なルールとのことです。 コンパクトに収める工夫が随所にされていて興味深かったです!

中でも面白かったのは、車輪の展開機構で、傘にインスピレーションを受けた機構でした。 車軸の外側にねじが切られたパイプがあり、 最初にそちらをナットがスライドすることにより車輪の外径が広がります。 移動の時は早く移動するために外径が広い方が良いですが、 落下時はコンパクトな方が良いため、こういった構造とのことです。 ありがとうございました!

HappyTwigBBQさん (土曜のみ)

Wiiのヌンチャクを使ったドラムやギター(偽ター?)を展示されていました! wiiのヌンチャクがI2Cの通信方式なのは知っていましたが、専用基板が割と最近aitendoで売られたということは知りませんでした。aitendo、店舗が無くなって久しいですね…。復活しないかな。

ウクレレの型紙から木を削り出して形を作っていて、実はプログラムや回路よりそちらの方が大変だったというエピソードが面白かったです。BGMを流す機能もついていて、それに合わせて後ノリでうまくタイミングを合わせるとブルースっぽくなるというのも意外と簡単にそれっぽくできて楽しかったです。ありがとうございました!

ジャンクヤードとYmodePさん

VFDの時計やNTイベントをまとめた10年誌等を展示されていました!

時計の方は元々昔のArduino UNOのマイコンを使っていたところを流行りのESP32に変えることを検討中とのことで、UNOサイズのシールドにESPのm5atomを差し込んだ試作基板、m5stampに変えた試作基板とステップバイステップで着実に進められていました。私は時々一気に変えてどこが原因で不具合が発生しているかかわからなくなって困ることがあるので見習いたいです。

10年誌の方も試し読みさせていただきました。ちょうど私が出展し始めたのが2019からで、本の方は2008〜2018までだったのでニアミスでしたが、昔のポスター等もまとめられていて興味深かったです。この量をまとめるのは本当に大変だったと思います。いつもTogetterまとめ等もありがとうございます。こちらから買える様です。

booth.pm

ありがとうございました!

幻魚白蝦蛍烏賊さん

過去、つくろがや!やこっしぇる!でもお会いしていた幻魚白蝦蛍烏賊さんの展示です。いつも柔らかいフィラメントを使われた3Dプリント製の作品を展示されていましたが、今回は何と3Dプリンタ本体も稼働状態で展示をされていました。

使われているのは発泡性のTPUとのことで、温度を上げると樹脂が発砲してより柔らかくなるそうです。形状を工夫することで空気入れで空気を入れるとアクチュエータの様に曲がるのがめちゃくちゃ可能性を感じます。

ありがたいことにたくさんサンプルとフィラメントをいただいたので私も何か印刷を試してみたいと思います。今まで持っていた機種は柔らかい樹脂の造形に不向きだったのですが、最近買い替えて対応したのでたぶんいけるはずです。ありがとうございました!

へけけくんさん

ファミコン自体は無改造で、ソフト側を改造することでファミコンではあり得ない色や映像を表示させていました!色によっては高速で2色を切り替えていたりします。私の理解できた範囲での仕組みとしては、下記になります。

  • 本来ファミコンのカセットでは画像の固定データを読み込む仕組みになっている

  • カセット側にマイコンを積むことで、そのデータを読み込んだ後に書き換えることで次に読み込んだ時に表示させる画像を変えている

私のハードウェアの知識が浅いのでもしかすると内容が正確ではないかもしれません。すみません。普通なら思いつかない様な抜け穴のやり方で自由自在に映像を表示させているのがすごいです。ファミコン本体は無改造というのも粋でした。ありがとうございました!

きいちご魔法店さん

Flash Airというボードを使われて色々な作品を作られていました!最後時間がなくてそろばんの玉を使ったオムニホイールのみ説明をお聞きできました。

上の動画の様にそろばんの玉を巧みに使用してシンプルで低コストな全方向移動のロボットを作られていました。動きが滑らかで驚きました!また他の作品も機会があれば拝見したいです。ありがとうございました!

柊工房さん

NT東京、デザフェス、NT名古屋と怒涛の3週連続イベント参加をされていました。カワヅさん、らびやんさんといい、みなさんすごすぎます。

柊工房さんはかなりデザフェスで受注が入ったとのことで、この後も休めないとおっしゃっていました。お疲れ様です。

写真は撮り忘れてしまったのでNT東京の際の写真を貼ります。空中配線やスチームパンク風の独自の世界観がかっこいいなぁと思います。ありがとうございました!

4558Dさん

今回の新作はZ80というCPUを使った基板でした!Z80はCPUの機能のみがのっているチップとのことで、クロックやその他の機能は別で用意する必要があります。それらを周りに実装した作品でした。

言うなればマイコンの中身やブロック図をそのまま見ている様な感じだと思います。何だかわくわくしますね。結構パラレル配線でデータをやり取りされている部分もあり、その辺りもなぜか私はテンションが上がりました。

他には旧作や名刺基板も展示されていました。ばっちりお名前の由来の4558Dのチップが乗っており、そこに矢印が伸びていたのがおしゃれでした。ありがとうございました!

湊屋さん

自作のコンデンサヘッドホンやイヤホン、ドローンの基板等を展示されていました!ドローンの基板はかなり改良を重ねられていて、片面リフローでリフローした後に切り取って下向きの距離センサをうまく後から手はんだで付ける工夫のアイディア等も教えていただきました!

写真は撮り忘れましたが、イヤホンの方も試聴させていただいて、詳しくないので月並みな表現ですがダイレクトに音が聴こえる様な気がしました。

また、えとせとら研さんのアンテナも展示されていて、名前がヴァイオリンの名前から来ていることも教えていただきました!matlabで特性を計算してからそれを基板に反映してその特性が出ていることの確認までできているそうです。ガチですね。

ありがとうございました!

理工学AtoZさん

これを見たくて会場に来たと言ったら過言ですが、エアーで駆動するエンジンの作品を拝見しました!製作者のものづくりの鳥さんはNT東京の時にはいらっしゃらなかったので解説いただくのを楽しみにしていました。

私もエアーや流体を使った工作には興味があって、マキタの空気入れは実は買って寝かせてあるのですが、ずっと寝ています。何と本物のエンジンと同じ構成とのことです。色々なノウハウが詰め込まれていて、3Dプリンタで自由に空洞を作れる形状を生かして流路を確保したり、分解可能な場所は溝にうまくパッキンを挟んで空気漏れを防いだり、シリンダのスライド部にはOリングを使っていたりと盛りだくさんでした。こういったことは自分で失敗したりよく観察しないと気がつけないので共有いただけて大変ありがたいです。

今回はえんじゅさんの作品の方は拝見する時間が取れなかったので、またどこかのイベントで拝見したいです。ありがとうございました!

TMDものづくり工房さん

床展示を活かされて非常にゆったりした空気感で良い感じの展示でした!今まで何度か展示されていたMDFを切り出したテーブルや小物、座禅マシーン以外の新作としては、ちょっぴり皮肉の効いた作品を展示されていました。

先日話題になった某ビッグなモータならぬラージモータとのことで、中身は小さなDCモータです。これは粉飾と言えてしまう?

自作キャンプグッズはNT山城でも展示予定とのことでコンセプトにぴったりなのでまた楽しみです!ありがとうございました!

妄想発明家ZAWAWORKSさん

やばいです。新ジャンルです。ものづくりイベントに見学のみ含めて7年位参加していますが、ここまで攻めた作品は私は見たことがありませんでした。

刀についた加速度センサの信号をトリガとして、サーボモータに引っ掛けたブラがパサっと制服から抜け落ちます。言葉だけでは何を言っているのかという感じですが、動画を見ていただいたら一目瞭然だと思います。

こちら、常人ならば何段階かのハードルがあるかと思うのですがそれを軽々?超えて展示されていてすごいです。他にも推しの声の波形をサンプリングして物理的に固めた飴やチョコ、おしゃぶり等、類を見ない作品を展示されていました!ありがとうございました!

かえでロボット製作所さん

キネクトを使われて、ロボットの上半身を操縦をされていました!何となく人の動きの自由度とロボットの自由度が一致しなそうですが、意外と何とかなるそうです。すごい! 動画は撮り忘れてしまったのでNT東京の時の動画です。

脚の方は同期するとどうしても転んでしまうとのことで、リモコン操作でした。そういえばこれを書いていたら、昔科学と学習の雑誌でモーションキャプチャーで動く力士型のロボットが出てきたのを急に思い出しました。何だっけ名前…。すみません。ちょっと関係ない話を書いてしまいました。ありがとうございました!

kondou製作所さん

自作のスピーカを展示されていました!動画でどれだけ伝わるかわからないのですが、筒にセットされているか否かで全然音が違いました!低音がよく聞こえたと思います!

ホームセンタ等で買える大きい紙芯に3Dプリンタで反射板を取り付けて作成されています!色んな方が簡単に作れることを重視されて検討されていて素敵だと思いました。私もメカトロ工作の敷居を下げたいと思うことがよくあります。ありがとうございました!

Suns & Moon Laboratoryさん

私がNTイベントに初めて見学に行くきっかけになったのは、実は2017年に下の記事でNT名古屋を知ったのがきっかけでした。こちらの記事でmikeさんの作品が紹介されていました。この頃から進化されていて、今回は自転車の大きな前後輪にフルカラーでバーサライタで画像を表示されていました。

gigazine.net

型番忘れてしまったのですが、シリアルタイプのLEDでリフレッシュレートが高いものを使用されているとお聞きしました。処理にはFPGAを使用されているそうです。

時間がたってしまって若干記憶があいまいですが、左右で別な絵を出すことも可能で5分位の動画も再生できるとお聞きした記憶があります。

また、自作キーボードも展示されていました!

キーボードのキーの形状や配置をかなり試行錯誤されていて、縦に直列に並んだ形状が印象的でした。キー形状は縦方向には短く、指の腹が当たらない様に場所によって微妙に形が調整されておりこだわりを感じました!ありがとうございました!

コンノさん

趣味の工作イベントで自作のバイクの展示が2つ並ぶことがあるのか!と驚きました。過去には戦車を作られていたとのことですが、腰を痛められてしまい最近は軽くて小さい自作バイクを作られているとお聞きしました。軽くて小さい?と思いましたが、戦車の部品は一つでかなりの重さのものもあるとのことで、それに比べるとバイクの部品は軽いそうです。

個人的にミラーの位置が低いのが気になり聞いてみたのですが、理由は前輪のサスペンションがスクータ等で使われるリンク機構を使ったものとのことで、そちらに注目してもらうためにハンドル周りをすっきりさせたかったためとのことでした。溶接等もされていてすごいです。私は溶接はやったことがないので未知の領域です。ご説明、ありがとうございました!

デゴチさん

デゴチさんのバイクは世界最小クラスのバイクでした!去年のMakerFaireKyoto等で颯爽と走り去っていくのをお見かけはしていたのですが、ブースに人が絶えずゆっくり見ることができなかったので実は個人的にはついに説明をお聞きできたなという感じでした。また、こちらは動力が電気です。アリエクスプレスのインホイールモータをバッテリで駆動しています。フレームはサスペンション付きに既存品を切って溶接されているそうです!

面白かったエピソードは、「車をホテルから少し離れた駐車場に停める必要があった際にご家族だけホテル前に降ろし、駐車場へ車を停めた後にミニバイクでホテルまで移動された」といったものでした!ちょい乗りが便利そうです。

触れそびれていましたが、コンノさんもデゴチさんもナンバープレートを取得されているので公道を走れます。役所で申請する際は、堂々としておくのがポイントとのことです。ある種自分が作ったものが認められる様な感覚もありそうと思いました。ありがとうございました!

秋葉原ロボット部さん

半田付け体験コーナーと同人誌の販売をされていました!NT富山の時は壊れた作品を修理するのに大変お世話になりました! 今回は幸か不幸か会場での半田付けは不要でしたが、通りかかる度にどなたかはんだ付けをされていてにぎわっている印象でした! 写真を撮れておらず申し訳ないですが、またどこかで拝見したいです! 動画はNT富山の時の物です!

ありがとうございました!

野生の出展者

元々の展示申し込みをしていない方が面白いものを持ち込んでそれを見せていただけるのもものづくりイベントの醍醐味だと思っています。

かにみそさんに確かアリエクスプレスで一万円位?のモータを見せていただきました。

こちら、ブラシレスかつ遊星歯車機構の減速機付きで、制御基板も中に搭載されてる構成とのことです。便利!

ありがとうございました!

また、ミクミンPさんには会った場所が分かるRFID名刺のデモをしていただきました!

ありがとうございます!

私と友人の展示

今回は後述の新しく買った3Dプリンタが大活躍でした。一方でアナログ回路のみでバーサライタの仕組みで後光が差す「後光リュック」は あまりに強大な力(物理)により己自身を開場からものの10分で破壊してしまったため、概念の説明の展示のみになってしまったのが悔やまれます。 完全に結果論ですが、修理で完徹等せずに寝るべきでした。貴重な動作の様子の動画はこちらになります。

概念のみの展示でしたが、「アナログ回路だけでバーサライタを作ってみようと思ったんですよ」と言った時の「!?」という正しい反応をいただけた時の快感は忘れられないので また何らかリベンジできたらなぁという気持ちはあります。

また、こちらは友人が約一週間で作った歩行ロボです!名前聞き忘れてしまった。鷹さんのホモォの軍団に混ぜてもらったらよかったと思うのですが、友人は土曜のみの出展だったため、叶わずでした。残念。

私は直前に多色で造形ができるBambu Labという3Dプリンタが届いたこともあり、新作盛りだくさんで参加しました。

こちらの透かし絵は下記サイトを参考にしていただければ一色であれば普通の3Dプリンタでも作れると思います。写真で透かし絵を作る人は多くても、自分で描いたマンガを透かし絵にする人は多くないのではないかと思って展示してみましたが、割と評判が良かったので嬉しかったです。

CMYK Lithophane Printing Guide | Bambu Lab Wiki

後、私のTLでなぜか流行っていたターンテーブルも多色を活かして作りました。

上に載っている基板は磁石を使づけるとアイディアをひらめく基板(こちらも新作)です。

また、恒例の機構キーホルダも増やしました。樹脂のばね性を生かした作りですが、今回良かれと思って形状を洗濯ばさみに寄せてしまい、力をかけぎるとはめ込みが外れる構造になっていたため何度も部品が吹っ飛んでしまいました。自分で作ると構造を把握していますが、そうでないと力加減等がわからないというのが良い勉強になりました。

懇親会も色々楽しい話ができてとても楽しかったです。

お手伝い係のみなさま、出展者のみなさま、見学に来てくださったみなさま、ありがとうございました!

ちょっと宣伝(つくろがや!やります!)

東海圏で半年に一回位、気楽に出展できるものづくりイベントがあったら良いなと思いませんか?私は思います。 と言う訳で、2024年の4/6,7にものづくりイベント「つくろがや!」を開催予定です。時期は後ろになるとMaker Faire Kyotoや NT金沢と近くなり、前すぎるとNT加賀やNT京都等と近くなるため難しかったので最近リアルイベントも増えてきてどこの時期でも何かのイベントとは近くなってしまうと考えて、えいやで決めてしまいました。 場所はNT名古屋と同じ場所の予定です。展示や見学を楽しめる様な工夫ができればなと考えています。 まだ動き始めたばかりですが、ご予定を開けておいていただけましたら幸いです!

手芸やハンドメイド等電子工作に限らず広くものづくりを楽しんでいただいている方で交流できたら良いなと思っていまして 情報を拡散いただけたらとてもありがたいです。

読んで下さりありがとうございました!