パスコンパスの日記

何か色々作るのが好きです

【ネタバレ】響け!ユーフォニアム特別編 アンサンブルコンテスト感想

響け!ユーフォニアムという京都アニメーション吹奏楽がテーマの作品が好きなことは過去にもブログに書いていましたが、今回新作の60分の特別編が公開されたので感想を書きます。ネタバレします。 最初にお詫びしますが、観てない人が読んでも全くわからないです。すみません。観てからまた読んでいただけたら嬉しいです*1

もしくは「今後観る予定はないけど、オタクが早口で感想を言っている感じの文章は読みたい」という稀有な人は読んでみてください。

こちらは過去に京都の宇治の聖地へ行ってきた時の記事です。

yoichi-41.hatenablog.com

OPが良すぎた

新作今回4年ぶりみたいです。新しくしゃべって動いているのを観るだけで感慨深いです。写真が並んでるシーンで写っているキャラがみんな楽しそうで何だか説明ができないですがグッときてしまいました。隣の人が鼻をすすっていたので釣られてしまったのはあるかもしれません。事件のこともあったので続きが観られて本当に良かったなぁという思いで胸がいっぱいになりました。

解像度が上がった(私の)

聖地に4回位行っているので新作なのに見覚えがある景色があります。例えば「帰り道の坂が映って、コンビニが映る何気ないシーン」も地理関係が肌で分かっているのでセンサで感じられる分解能が明らかに上がっています。キャラが本当にそこへ通学して生活していても別におかしくないと思えるレベルです。今まではこちらのサイトや他のサイトを参考に作中と一致する場所を探していましたが、もしかしたら自力でも見つけられるのではないかと思えてきました。

ぶらり聖地巡礼の旅 響け!ユーフォニアム2【 場所別まとめ 】

窓を開けるシーン

鎧塚先輩と久美子のシーンが良かったです。「窓を開けるのが上手い」=「相手の心を開いて悩み事を聞くのが上手い」というダイレクトな比喩と受け取りました。その後に鎧塚先輩自身が窓を開けることが上手くなってのぞみ先輩に間接的だけでなく直接お礼を言うというシーンは2期やリズと青い鳥を観た後では2人の関係が変わって鎧塚先輩側からは自分から心を開いて話ができる様になったことが分かって良かったです。のぞみ先輩側がどう思っているのかは私にはまだ正直計り知れません。リズの解釈は色々あると思います。

牧誓さんはツインテールだった

最後のシーンで各グループの写真が映りますが、牧誓さんがツインテールでした。ポニーテールだと思ってました。なぜこのキャラクターに注目したかと言うと生まれて初めて二次創作のマンガを描いたキャラだったからです。きっかけは公式X(当時はTwitter)のこの毎日部員紹介というツイートがきっかけでした。この角度で奥の髪を見落としてしまったためポニーテールで描いてしまいました。悔やまれます。もっとちゃんと調べればよかった。

↑この毎日部員紹介。めちゃくちゃ良かったです。相関図を自分で作りたくなる位です。作ろうかな。明日作ろう*2。場所の解像度は聖地巡礼で上がりますが、本編で触れられていないキャラの成分を公式から摂取できる貴重な機会だったと思います。こちらは投稿したマンガです↓。

水道場のシーン良!!!

久美子と麗奈が水道場で話すシーン最高でしたね!!!!すぐに誘ってもらえず不満だったことを言って、実は「断られたらと不安に思っていた」と打ち明けるというところ!!! 最初は一緒に組んでくれると信頼してた、実は奏ちゃんは誘っていないと余裕がある風に振る舞っていたのが、実は麗奈側にも葛藤があったというところ!、! それは久美子も満面の笑みになりますね。 ええ、私も満面の笑みになりました。 この文章読み返したらどう思うのか不安ですね。でも絶対に今しか書けないので書きます。

作品に何を求めるかは鑑賞する方の自由ですが、私は個人的にはユーフォはシンプルに作品として楽しんでいる方だと思います。一線を超える感じの二次創作はちょっと解釈違いです。2人の距離感は公式の「恋愛的には滝先生が好きで、強い友情の延長の感情を向けている感じ」がマジで良いです。のぞみぞれの重たさも嫌いじゃないですが、現時点ではメイン2人はあの感じが最高です。3年生編の小説はまだ読んでないので関係が変わるのか等知りませんが公式が正義なのでどうなっても受け入れます。変わらなそうな気はする。また、繰り返しになりますが、ここに書いたのは私の楽しみ方であり他の方の作品の楽しみ方その他にとやかく言うつもりは全くありません。自由でいいと思います。私がどう楽しんでいるかを書いただけです。念のため。

奏ちゃんあざとい

劇場版の頃からですが、動きや表情がいちいちかわいいです。ボクシングの動きとか封筒を出した後のちょっとおどけた感じとか所作がすごい。少し照れるシーンも良いです。 かわいいのですが、それにしてもこの子は何を考えて行動しているのか私にはあまりわかりません。劇場版3の引っ搔き回す様な言動は物語やキャラクターとして魅力的ですが、自分でそういう動きはしないですしできないです。小説を書ける方はすごいなぁと思うばかりです。私も趣味でマンガを描いていますが、自分の思考パターンにない行動をキャラクタにさせることができないので出てくる登場人物、基本ものづくりが好きです。浅い人生経験が露呈しています。干渉しすぎるのも嫌だと思っていしまうので序盤の久美子の感じに近いかもしれません。だからこそユーフォの登場人物が葛藤しながら前に進んでいく様子に心惹かれるのかもしれないです。

久美子とつばめちゃんとマリンバを運ぶシーン

ここもめちゃくちゃ丁寧でめちゃくちゃ良かったです。前を下ろしてしばらく運ぶところは前と後ろで押していたのが後輪を上げる時に並んで持ち上げて最終的にはつばめちゃんが押しているのをしばらく見送った後に嬉しそうに手伝う久美子。 ダイレクトに成長して先に進んでいった表現かなぁと思いながら観ていましたが、同時に「早く見てないで手伝ってあげて」とも思ってしまった。 マリンバを段差がある地面でこうやって運ぶんだとおそらくユーフォがなければ一生考えもしなかったと思います。わかりやすい比喩はわかるのですが、おそらく気が付いていない表現も色々あるのだろうなと思います。そういったところに気が付ける様になりたいです。おそらく自分が創作する時にも活かせると思います。

劇場ならでは

最初の投票方法を決める前のシーンで久美子が「見るな見るな…」と心の中で連呼するシーンがありましたが、ここで何人かの方の笑い声が聞こえたのが印象的でした。1人で家で見ていたら知り得なかった他の人のリアクションを見られたなと思います。これだけでも映画館へ行った価値があったと言えるかもしれません。

夏紀先輩、優子先輩

相変わらずの掛け合いが見られて嬉しかったです。対応に慣れている久美子と放置していいのか心配する奏の対比も過ごした年月の違いがスッと表現されてて素敵でした。

まとめ

とりあえず初日に観に行って印象に残ったところを徒然なるままに書き連ねてみました。本編と違ってすごく派手な?シーン等はなかったですが、日常の空気感が感じられてとても良かったです。日曜は京都へ舞台挨拶を観に行きます。名古屋飛ばし許すまじ。舞台挨拶は初めてなので楽しみです。会場限定のBDも無事に買えたのでパンフレットと衝動買いしてしまったでかいパラパラマンガの様な本と共に予習をしようと思います。

来年春の3期、楽しみでもあり終わってしまうと考えると寂しさもあります。あんまりここまで入れ込んだ作品が終わったことないかもしれない。他には個人的にひだまりスケッチが非常に好きなのですが、こちらもそろそろ終わってしまいそうですがまだ続いています。

原作小説は短編1しか読めていないのでその辺りも読みたいですね。読んで下さりありがとうございました。

追記(相関図)

相関図を作りました。パート別とアンコンのチーム別です。一覧で可視化することが目的で画像と文章は公式X(当時はTwitter)から引用しています。未見の人が引いてしまわない様に書きますが、このキャラ一覧を覚えたり理解する必要は全くありません。しゃべらないキャラの方が多いと思います。サブキャラにも細かく設定があるのだなと驚いてまとめてみたくなったのが今回の動機です。

主に関係に明記があるものを矢印で可視化↓ 結構楽器で人数が偏りがあることがわかります。 3年生が抜けているのも大きいかもしれません。

チーム別↓ 意外と先ほどの図の仲がいいメンバーが固まっているわけでもないのが面白いです。 逆に仲が良い同士で固まっているのもそれはそれでほほえましい。

*1:時間があればTV版から観ていただけたらいいのではと思うのですが、ない場合は最悪劇場版の1作目だけでも観てみていただいて気に入ったら映画館で今作を観ていただけたら良いのではないかと思います。映画館で見られるのは今だけなので。いや、でもやっぱできるのであればTV版1,2と劇場版3(もしくはやはり最低劇場版の1~3)を観てから今作の方が流れが分かるので良いですね。勧めるのって難しい。

*2:作りました。追記をご覧ください。