前回の記事でMaker Meeting For Maker Faire Kyoto(以下MFKyoto2022)で展示する作品について紹介しました。
今回の記事では出展してみての感想や、他の展示者の方の作品をご紹介を書きたいと思います。
理想的には全ての展示者の方の作品を拝見したいところでしたが、自分の作品の説明をしたりタイミング悪く展示者の方がいらっしゃらなかったりと、例のごとく全ては観きれていません。単純にタイミング良くお話しできた方、動画を撮れた方のみ記載しています。それ以外に意図はありません。順番も50音順です。
動画撮影の際に許可をいただいていますが、万一掲載NGや内容に誤り等ありましたら、お手数をおかけしますがTwitterのDM等でご連絡いただけましたら幸いです。
目次
- Scratchとリアルワールドで遊ぼう!! (610tさん)
- 虹色ライトとArchetype Memoriesのコラボ (ikkeiさん)
- あめのひくうかん (KIS Worksさん)
- 会話と自動演奏のロボット (音楽研究所さん)
- 木津川アートプロジェクト (木津川市さん)
- RE:DIRECTION >& MFKyoto 2022 (京都産業大学ファブスペースさん)
- 人工大理石透過型LEDタッチディスプレイ・空冷式3Dペン (京都産業大学・情報理工学部・平#研さん)
- デジファブを利用したkuralab.オリジナルグッズ制作 (kuralab.@大阪電気通信大学さん)
- ExiBee (kochi.exさん)
- ガーデニングボード&機構標本 (電算軒さん)
- 自作のCO2計やエネループ1本で使える電飾モジュールなど(ニコニコ技術部さん)
- 外骨格恐竜「うちのシロ」 (ヒゲキタさん)
- OTTOロボット・ファミリー (ファブラボ神戸βさん)
- 3Dプリンタで作製する三次元計測が可能な構造化照明顕微鏡 (三重大学大学院工学研究科電気電子工学専攻有機エレクトロニクス研究室さん)
- ロジックICで創るCPUキットTTM8 (みやこ電子工房さん)
- 自分の展示関連の振り返り
- まとめ
Scratchとリアルワールドで遊ぼう!! (610tさん)
Twitter
むとうたけし (@610t) | Twitter
関連サイト
Maker Meeting for Maker Faire Kyoto - むとうたけしの生活
ブロックプログラミング言語「スクラッチ」で色々なデバイスと連携した展示をされていました!M5Stack系列とも繋がるんですね。全く知りませんでした。
触ってみたかったM5Atom withハプティクスのモジュール
— パスコンパス (@pscmps) 2022年4月30日
言葉で説明できない不思議な感覚でした!
後、M5のパーカーが色違いで勝手にシンパシーを感じました#MFKyoto2022 pic.twitter.com/ljjh9vhoy2
デモとして体験させていただいたのはこちらのハプティクスモジュールです。7〜8000円で、音のデータを入れるとそれに応じて不思議な触感を感じることができます。こればっかりは体感しないと分からないのでぜひ機会があれば体験してみて下さい。無理矢理に言葉で説明するなら、マッサージチェアや電気風呂の様な周期的な振動だったりモデルガンを撃った時の反動?だったりを感じられます。ありがとうございました!
虹色ライトとArchetype Memoriesのコラボ (ikkeiさん)
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ikkei (@jh3kxm) | Twitter
関連サイト
rainbow
アルミをリュータで削って作られた幾何学模様の入れ物の中に小さなLEDを仕込んでフルカラーに綺麗に光る作品を展示されていました。こちらの作品は写真を撮りそびれてしまったので関連リンクをぜひご覧下さい。きれいでした。
たくさん作品ご紹介いただきましたが、動画としてはこちらを撮らせていただきました。サイズ感がかわいいです。
古い作品とおっしゃってましたが、小さいarduino互換機です
— パスコンパス (@pscmps) 2022年4月30日
端に来た際に速度を反転されてて跳ね返るのが面白いです#MFKyoto2022 pic.twitter.com/5C4SWHIm13
他にもLoRaというロングレンジの無線のM5向けのモジュール(遮蔽物ありで2〜3kmと仰っていたと記憶しています)も検討されていました。LoRaでは同じ信号を広い帯域で送るそうです。各帯域により、ノイズの影響で失われるデータが異なるため、受け手側で各帯域の信号を復元するとデータが失われづらく、単一の通信と比べてノイズに強いという様なお話も全く知らなかったので大変興味深かったです。
他にも極小のLED基板のアクセサリを作られていたりされていました!ありがとうございました!
あめのひくうかん (KIS Worksさん)
Twitterはされていない様です。
関連サイト
HOME | Rainyspace
一貫して雨へのこだわりと愛が素晴らしい作品を展示されていました。動画に撮った2作品以外も関連サイトには掲載ありますのでそちらについてもお伝えします。
水たまりマット
某ダンスゲームのマット(2000円位とのこと)が人口芝の下に引いてあります。こちらを踏むと「パシャッ」という水たまりを踏んだ時の様な音が鳴ります。面白いです。arduinoで制御されていました。位置の分解能としてはダンスの入力の8マスか9マスだと思うのですが、特に気になりませんでした。動画は撮りそびれたので関連サイトでご覧ください。
雨世界カメラ
webカメラの映像に画像処理をして、画面に雨がくっついているかの様に映し出されます。何のソフトを使われているのか聞きそびれてしまいました。processing等でしょうか?こちらもサイトに画像があります。
雨粒の振動を伝える傘
こちらは動画を撮りました!ツイートをご覧いただければと思います。
雨が大好きな方が考えられた「室内でも雨に打たれた感覚を体感できる傘」です!
— パスコンパス (@pscmps) 2022年4月30日
シャフトに巻いてあるクッションはモータとの間の緩衝材とのことでした
モータ音も何だか雨の様で面白かったですー#MFKyoto2022 pic.twitter.com/HhvFldMDyR
雨粒に揺れる草木
こちらも面白かったです。アイディアがすばらしいです。
もう一個、人工観葉植物についた糸をランダムにサーボで引いて雨の感覚を引き出す作品
— パスコンパス (@pscmps) 2022年4月30日
侘び寂びなのか何というかわからないのですが不思議な感情になりましたー
面白かったです#MFKyoto2022 pic.twitter.com/F14Su0MMUN
「なぜ、こんなに雨にまつわる作品を作られているのですか?」とお聞きしたところ、「雨の日の静かな感じや人が少ない特別感が好きで、それを布教したいから」と仰っていました。私は普段雨は好きではなかったのですが、お話をお聞きした次の日、京都で雨の中で観光をしていて「これはこれでありか」と思えました。ありがとうございました!
会話と自動演奏のロボット (音楽研究所さん)
Twitter
Tetsuji Katsuda (katsuda10) (@Tetsuji_Katsuda) | Twitter
関連サイト
歌って踊れるコミュニケーションロボット〜バディくん
演奏ロボットと、さらに追加で前々からタイムラインで開発状況を拝見していたコミニュケーションロボットを生で拝見しました!
拝見するとメイカーイベントに来たなと安心感を感じますね
— パスコンパス (@pscmps) 2022年4月30日
左奥のコミニュケーションロボは見えたものの名前を喋ってましたー#MFKyoto2022 pic.twitter.com/6TwoLLYMp5
タイミングが合わず直接お話はできませんでしたが、ありがとうございました!
木津川アートプロジェクト (木津川市さん)
Twitterはされていなさそうです。
関連サイト
木津川アート
木津川市のアートのお祭りの担当の方もいらしていました!チラシをいただいたので貼っておきます。(画像アップロード後回転させたのですが、うまく反映されていないかもしれません。すみません。)企業の方ともコラボしたいとおっしゃっていました。お近くの方はぜひご参加、見学ご検討されてみてはいかがでしょうか?
RE:DIRECTION >& MFKyoto 2022 (京都産業大学ファブスペースさん)
関連サイト
ファブスペース | 京都産業大学 情報理工学部(旧コンピュータ理工学部) / 大学院 先端情報学研究科の関連情報
学生さんがファブスペース(デジタル工作機械がある工作スペース)で作成された作品を展示されていました。たくさんあったので全ては写真を撮れていないです。
色をパレットから取って画面内の空間に転写するコンセプトの作品ですー
— パスコンパス (@pscmps) 2022年4月30日
9人もの方が関わられていて実行可能な形態を試行錯誤しながら作られたと熱い思いをお聞きしましたー#MFKyoto2022 pic.twitter.com/qVkwQyEIZ6
こちらは技術的にunityや arduinoを触ったことがないメンバーでどうやったらやりたいことを実現できるか考えて、色がつく動画を何パターンか用意しておいて対応する方法で実現させたと聞きました。私も経験的に第一段階として完成させることが大事ということは感じているのですばらしいと思いました。
光造形の六角形が立体的に組み合わさったアート作品
— パスコンパス (@pscmps) 2022年4月30日
食紅を流し込んでいます
作成の際に空洞のレジンを洗い流すところや造形時の角度、積層痕を消すためのやすり等が大変だったとお聞きしましたー#MFKyoto2022 pic.twitter.com/2GTbetYRZl
ライノセラス?というツールは使ったことがないのですが、数式で3D形状を作れる様です。面白そうですね。他にはレーザカッタの彫刻をしたアクリルパネルに下から光を当てた作品や、腕や腰にくっつけられる名刺入れ等のガジェットも見せていただきました!ありがとうございましたー。
人工大理石透過型LEDタッチディスプレイ・空冷式3Dペン (京都産業大学・情報理工学部・平#研さん)
Twitter
hirai-lab (@hirai_lab) | Twitter
関連サイト
平#研の研究プロジェクトリスト | Ubiquitous Media Lab. / 平#研究室
大学の研究室から2種の作品の出展をされていました。どちらも面白かったです!詳細は関連サイトにありましたのでぜひそちらもご覧下さいー。
3Dペンのノズルの周りに円状の空洞のがあり、コンプレッサで空気を送って樹脂を急冷されてました!
— パスコンパス (@pscmps) 2022年4月30日
これは普通の3Dプリンタでもサポート材減らせたりメリットがありそう??#MFKyoto2022 pic.twitter.com/0A4RN3f3d9
これも面白かったです
— パスコンパス (@pscmps) 2022年4月30日
3層になっていて上から順に6mmの人口大理石の層、フォトレフレクタの層、LEDの層です(1、2層をわざとずらしてもらっています)
手をかざすとフォトリフレクタで検出してLEDが波紋の様に光ります
キッチンの壁がUIに!#MFKyoto2022 pic.twitter.com/tqaLe2WnZf
昔に私もフォトリフレクタを使ったマイコンレスな回路を作って遊んでいたので勝手にシンパシーを感じてしまいました。こちら、その時の記事です。
【人間味センサ】プリント基板の謎センサの製作 - パスコンパスの日記
ありがとうございました!
デジファブを利用したkuralab.オリジナルグッズ制作 (kuralab.@大阪電気通信大学さん)
Twitter
kuralab.ヴィジュアルデザイン研究室 (@kuralab_project) | Twitter
顔がついた電子部品達がキュートでした。光を当てて模様を作ったシルクスクリーンで模様を手刷りされた作品やmicro:bitを使ったペンプロッタ等を展示されていました。ツイートにも書きましたが、卓上ペンプロッタで有名な「いしかわきょーすけさん」をリスペクトされているとのことでした。
いしかわきょーすけさんリスペクトとおっしゃってました
— パスコンパス (@pscmps) 2022年4月30日
マイクロビットで動かされてます pic.twitter.com/BcYzM2y54H
こちらはシルクスクリーンの様子です。
こちらはmicro:bitのプログラムの解説パネルです。ありがとうございました!
ExiBee (kochi.exさん)
公式のTwitterは見つからなかったのでおそらく使用されていないかもしれません。
関連サイト
kochi.ex - Qiita
PLCを操作するオープンソースのLinuxの基板データを利用したIoTボード(筐体の中)、実際に水力発電所で使われている事例もあるそうですー#MFKyoto2022 pic.twitter.com/QvjsuUBIFp
— パスコンパス (@pscmps) 2022年4月30日
普通のシングルボードコンピュータは信頼性が低いですが、こちらは振動試験等色々なテストをクリアして信頼がおける産業用にも使用可能なボードとご説明いただきました。今後どんどん置き換わっていくのではないでしょうか?ご説明ありがとうございましたー。
ガーデニングボード&機構標本 (電算軒さん)
Twitter
そーてっく (@soh_tech_tech) | Twitter
タイミングの都合でガーデニングボードの方は拝見できていませんが、機構標本の方を観せていただきました!
最後の時間に見せていただいた機構集の作品素敵でした!
— パスコンパス (@pscmps) 2022年4月30日
サイズが統一されていてモジュールがされてるのがとても好き
機構キーホルダも電動で動かすのもありかもしれない#MFKyoto2022 pic.twitter.com/u1gzik3Ys5
私もメカ機構のキーホルダを作っているのでこういった作品はとても大好物です。大変良い刺激をいただきました。ありがとうございました!
自作のCO2計やエネループ1本で使える電飾モジュールなど(ニコニコ技術部さん)
Twitter
†ましぐれ† (@mashigure) | Twitter
長船 俊 (@s_osafune) | Twitter
関連サイト
ニコニコ技術部 まとめwiki - PukiWiki
NTイベントで何度かお会いしている方々でニコニコ技術部としてご出展されていました!よろしければ、こちらの記事もご覧下さい。
今回は今まであまりお話お聞きできていなかった作品を中心に拝見しました。
ニコニコ技術部の展示も拝見しましたー
— パスコンパス (@pscmps) 2022年4月30日
CO2が異常に低い(自然界より低いらしい)のと、業務用のゲーセンにある規格の端子からPS4のコントローラで遊べる様にする変換基板等見せていただきました!#MFKyoto2022 pic.twitter.com/Y2JIHdWEzp
また、ましぐれさんははてなブログもされているのでそちらの記事も貼らせていただきます。
ありがとうございました!
外骨格恐竜「うちのシロ」 (ヒゲキタさん)
Twitter
ヒゲキタ (@higekita1) | Twitter
関連サイト
うちのシロ | kilostar
こちらの作品も音楽研究所さんのロボットの様にメイカーイベントの風物詩になってきている気がします。たまたま入り口付近ですれ違ったので動画を撮ったのですが、距離が近く大迫力な感じに撮れました。ありがとうございました!
大迫力のすれ違い
— パスコンパス (@pscmps) 2022年4月30日
しっぽのゆれがいい感じ#MFKyoto2022 pic.twitter.com/Htl0SGSTUr
OTTOロボット・ファミリー (ファブラボ神戸βさん)
Twitter
FabLab Kobe (@FabLab_Kobe) | Twitter
関連サイト
ファブラボ神戸 - FabLab Kobe
OTTOというチェコのオープンソースの二足歩行のロボットを色々なアレンジをされながら作られていました。かわいいですね。前の記事で書きましたが私も歩くロボは作っていたので楽しく拝見させていただきました!
OTTOというロボットとお伺いしましたー
— パスコンパス (@pscmps) 2022年4月30日
4足の方は2体入っているそうです#MakerMeetingForMakerFaireKyoto pic.twitter.com/brLxsqMLq3
ありがとうございましたー。
3Dプリンタで作製する三次元計測が可能な構造化照明顕微鏡 (三重大学大学院工学研究科電気電子工学専攻有機エレクトロニクス研究室さん)
Twitterは使われていないかもしれません。
関連サイト
https://www.meta.elec.mie-u.ac.jp/daigo.html
OpenFlexure顕微鏡というオープンソースの3Dプリンタで作れる顕微鏡の改良を行われてました。 ちょっと難しくて正確に解説が出来なさそうなので詳しくは関連サイトをご覧ください! 3Dプリントをうまく使って動く構造が実現されていたのでデータを観察して次回の作品作りに活かしたいと思いましたー。
顕微鏡全体
— パスコンパス (@pscmps) 2022年4月30日
下にラズパイカメラがあって横のLEDからハーフミラーで上に光を上げて素材を見てます
LEDの前の縞模様のスリットを使うことで4μmの段差を読み取れるそうです! pic.twitter.com/iEHYVAT4Pm
ありがとうございました!
ロジックICで創るCPUキットTTM8 (みやこ電子工房さん)
Twitter
みやこ電子工房 (@miyadenshikobo) | Twitter
電子ライダー (@denshirider) | Twitter
成瀬歩実 (@naruse_ayumi22) | Twitter
関連サイト
コミケに出たい – みやこ電子工房
電子ライダーのサイト 自作CPU
お世話になっているみやこ電子工房さんの展示です。今回は改良したメカナムロボとロジックICを使った自作CPUの展示をされていました。NT富山の際のメカナムロボはシングルボードコンピュータのマウス移動を検知してラズパイ ピコで制御していたそうですが、今回は専用のメインボードを作られていました。実は私はメカナムを使ったことがないのでちょっと憧れも感じます。
回っています pic.twitter.com/KstwkOzbG2
— 電子ライダー (@denshirider) 2022年4月29日
自作CPUの方はレトロなSFアニメの様にチカチカ素敵に輝いていました。実は購入させていただいているのでGW後半でなんとか完成させる予定です。半田付けはそんなに得意ではないですが、頑張ります。
みやこ電子工房さんの自作CPU
— パスコンパス (@pscmps) 2022年4月30日
バージョン違いも飾ってありました
GW中に作りたいです#MakerMeetingForMakerFaireKyoto pic.twitter.com/RyNniF7chO
ありがとうございました!
自分の展示関連の振り返り
今回工夫したところは主に3点です。
子供向けに顔の絵を描いてもらって顔認識できるか試して遊んでもらった
今までスマホで顔の画像を出して顔認識のデモをしていたのをあらかじめ印刷した顔の画像(モナリザ、いらすとやの男性、いらすとやの顔認証するイラスト)を使った
途中から人間味マスクの説明をする時に「これは誰かに笑顔になってもらうためだけに生まれた作品です」という紹介をすることにした
1番上(顔の絵で遊んでもらう)はかなり良かったと感じています。イラストを描いてもらうことで能動的に楽しんでもらえました。なかなかうまく認識しないこともあったり、意外と認識すると驚いたりと、出展側としても発見がありました。
見学のお子さんに顔の絵を描いてもらって顔認識で遊んでもらってますー
— パスコンパス (@pscmps) 2022年4月30日
喜んでもらえて嬉しいですね#MakerMeetingForMakerFaireKyoto pic.twitter.com/2xc2J5D6qk
2番目(顔の画像を印刷して用意)は単純に説明の際に手間取らなくなり便利でした。今までの展示会ではしゃべりながら顔の画像をスマホから探して表示させてからデモを行なっていたので、バタバタしていましたが、今回はスムーズでした。
3番目(紹介の言い方を変えた)が個人的には1番大きい気づきだったかもしれません。私の作品は私の中では「技術的に非常に革新的なことはしていない、かつ作りたいものを作っておりあまり役には立たない」ため、時々思わず自虐的に「何の役にも立たないです」と言ってしまうことがありました。見学の方がそういった作品が好きな方で笑ってもらえれば問題ないのですが、この言い方は人によっては「何で役に立たないものについての話を聞かなければいけないんだ」と不満を感じることもあるのではないかと気づいたのです。
そのことに気がついてからは意図的に上記の様に説明の仕方を変えました。笑ってもらえればそれで目的達成なので大成功です。それでも笑ってもらえない時はしょうがないです。今後も展示会に出る時は安易に自分を下げる発言はしない様に気をつけようと思います。
反省点も3点です。
めかとろろがマンガだと気づいてもらえなかった。あまり読んでもらえなかった。
1人参加だったのでブースで説明役がいない時間がどうしても発生してしまった。
M5PPWalkerが有線で動きが安定しなかった
1つ目(めかとろろが読んでもらえなかった)は飾り方が悪かった部分もあったかと思います。表紙が見える様に置いていたのですが、途中見学者の方から、「イラストだと思った」とコメントをいただきました。説明は近くに置いていましたが、パッと見で本だと分かりづらかった様です。また、Maker Faireでは1ブースをじっくり観るより色々観てまわりたいのでマンガ3話分を読む時間はなかなか取ってもらえません。NTイベントのゆったりした空気とまた違う部分だなと感じました。今後はパネルにマンガを表示しておいて流しっぱなしにする等気づいてもらいやすい様な仕組みも検討したいと思います。
2つ目(ブースに人がいない時間があった)は一緒に来てくれる予定だった友達が都合がつかなくなってしまった関係で今回やむを得なかったのですが、やはり最低2人以上での参加が望ましいと感じました。今度のNT金沢ではてーもん君と合同ブースなのでその辺は大丈夫そうです。
ジェスチャーセンサで動く様にした! pic.twitter.com/DIry89ZuMR
— パスコンパス (@pscmps) 2022年4月29日
3つ目(M5PPWalkerが不安定)はバッテリの持ちとのトレードオフなのですが8SservosHATのバッテリ端子に安定化電源から有線で電源供給を行った展示をしており、配線のコシが固くてうまく歩けないことが多々ありました。過去に長時間展示でバッテリ不具合が何度もあったた対策だったのですがなかなかここは難しいです。今後も検討します。
まとめ
1月のNT加賀ぶりの出展、Maker Faire系のイベントの現地出展は初でしたがとても楽しく過ごすことができました。感染対策等難しい状況の中、開催いただいたことに関して感謝しかありません。発信を始めてTwitterアカウントを作った時から「Maker Faire Tokyoに出たいです」という文言は変えていないのでそこはいつかは実現させたいと思っています。今回はその第一歩になったかなと思っています。
今年のMaker Faire Tokyoは去年がオンラインだった影響で去年の出展OKだった方が無条件でOKらしいので狭き門かもしれませんが、またトライしてみようと思ってます。
読んで下さり、ありがとうございました!