11/6,7にNT富山というものづくりなら何でもOKなイベントが開催されており、11/6(土)の方に参加させていただいてきました。
出展は今年の6月のNT金沢以来だったので久しぶりに非常に楽しい時間を過ごさせていただきました。
理工学AtoZと湊屋の皆様、運営の方々には頭が上がりません。本当にありがとうございました。
また、運営のえんじゅさん(えんじゅ@理工学AtoZ (@Enju_AtoZ) | Twitter)、ものひなさん(ものづくりの雛🐤ものひな (@senbankou21) | Twitter)にご挨拶させていただいた際にありがたいことに「NT金沢の際の下記レポートを読み、NT富山のポスター作製のために展示者の方に写真使用許可のご連絡をするのに活用した」とコメントをいただきました。
自分が書きたくて書いたレポート記事であり、直接的に役に立つとは思ってもいなかったので、とても嬉しく感じました。
ただ、前回もそうだったのですが、土曜にご出展されていた方々の全部のブースを回り切れていません…。理由としては自分のブースで自分の作品を紹介させていただていたり、他の方のブースでついつい話し込んでしまったり、気になるブースも常に人がいっぱいだったり、タイミング悪く出展者様がご不在だったりと様々なケースがあります。ご紹介できなかった方に関しては申し訳ありませんが、他意はありませんので何卒ご理解ください。またぜひどこか別の展示会でお話をさせてください!
※今回こちらの記事に掲載させていただいた方も、写真を撮らせていただく際にはひと声ご相談はさせていただいていると思うのですが、掲載NGや内容に誤りがある場合等、お手数をおかけしますがご連絡いただけましたら幸いです。
目次
今回のご紹介はこちらのマップの1F①の上の方から順にご紹介させていただきます。
1F①
エレベータの近くの一番ブース数が多い場所でした。途中でご紹介させていただく等身大初音ミクに圧倒的な存在感を感じました。タイミングが悪くお話しをお聞きできていない方はすみません。。
座禅マシーン他 byTMDものづくり工房さん
TMDものづくり工房 (@TMD_MWS) | Twitter
座禅マシーンは私がお伺いしたタイミングではサーボモータの不調で動作ができない状態でした。前日までは家で問題なく動いていたのに、環境が当日に限って問題が起こることは私も経験があります。。日曜には分解したサーボを展示されていた様で、禍を転じて福と為すといいますか、すばらしい切り替え方だなーと思いながらTwitterを拝見していました。
今日は展示品を追加しました。
— TMDものづくり工房 (@TMD_MWS) 2021年11月7日
「分解したサーボモーター」
まぁ、昨日、焼いたヤツですよ。
もっとギアを外して見たい方は声掛けて下さい pic.twitter.com/xjYjh44pLF
他の作品としては蒼穹のファフナーに出てくる壁?を再現された作品が印象的でした。ツイートにも書いていますが、LEDをマイコンで制御しているかと思いきや、「実はバッテリ充電用の基板のため特に制御をしていない」というお話をお聞きして良い意味で予想を裏切られて楽しくお話しさせていただきました!
arduino的な基板で制御してるかと思いきや、実は充電モジュールでダイレクトに点灯しているとのお話、予想外で楽しかったですー#NT富山 pic.twitter.com/U9FFHjl7GJ
— パスコンパス (@pscmps) 2021年11月6日
他にもペン立てやレーザカットして組み立てられた消毒システムとラズパイの画面スタンド等を拝見させていただきましたー。ありがとうございました!
人型ロボット3体(海賊、魔法使い、巫女)とくまのぬいぐるみロボ byあるば~とさん
3体のロボットと小さいタミヤのキットから改造して作成されたMicro:Bitで動くロボットを展示されていました。3体のロボットは前回NT金沢で展示されていた海賊のシフト君以外に魔法使いと巫女のロボットが増えていました。3体とも以前お話をお聞きしたメカノイドというキットを使用されています。来場されたお子さんに怖がられないロボットを作成されたいとのことで色々な衣装のものを作られており、ただなかなか難しいとお伺いしました。
苦労話としては、服の引っ掛かりに関してかなり詳細を教えていただきました。巫女服は肩の部分が他の服と比べて(おそらく)狭いため、腕を上げる動作をする際に服が突っ張ってしまい、手を動かすことができないそうです。また、本来巫女服は袴?が上の服の上側に来るのが正しいそうなのですが、その様に着てしまうと遊びがなく、上半身の動きが同様に制限されてしまうとのことでした。私はまだロボットを作っても服を着せたことがないので、そういった問題があるということが具体的にイメージできていませんでした。参考になります。
他にもメカノイド以外の部品はほぼ100均やドンキで購入されており、奥さんに「たまには高いものを買ったら?」というふつう言われそうな言葉とは逆の内容のコメントをいただいた話や、ドリキャスの銃型のコントローラ2本で2足歩行ロボの攻撃と移動を3歳のお子さんとご一緒に出られて途中からお子さんがロボットの移動を担当されたら思いっきり動かした結果意外と勝ち進めたお話等、大変楽しいお話を色々と教えていただきました!長い時間お邪魔してしまいましたが、ありがとうございました!
画面がなぜか逆さになってしまってますがマイクロビットとドリキャスの銃のコントローラを使ったM5カメラ搭載ロボット、ウォリーみたいでかわいかったです#NT富山 pic.twitter.com/8TI5HWltal
— パスコンパス (@pscmps) 2021年11月6日
等身大初音ミク by六畳一間研究室さん
NT金沢ではホワイトグリントがひときわ目を引いていましたが、今回一番目立っていたのはこちらの作品ではないでしょうか。主に3Dプリンタ外装を作成され、中身はMDFとアルミ角柱の等身大の初音ミクを展示されていました。遠目で見ている分には熱溶解式の3Dプリンタで作られているとは思えないきれいな仕上がりで驚きました。近くで見ると足の部分など、プリンタの造形サイズの制限によりパーツが分割されていることが分かります。大きいものはそこにいる、あるだけで存在感があり憧れを感じますね。
両手🙌 pic.twitter.com/Q7Hx6DD1Oy
— 六畳一間研究室 (@61laboratory) 2021年10月28日
個人的にグッときたのは首回りの機構とおなかの直動モータの配置です。頭側には穴があり、その穴に嵌るように球状関節のような球が体から生えています。それがずれないように前後左右の4か所にばねが付いており、首の前の2か所から伸びたロッドで首の角度を変えています。途中で壊れたところを、鷹鷹@人外ドールお迎え相談受付中 (@MintiaP) | Twitterさんの針金をお借りして復活したとお聞きしました。
基本的にはサーボモータを使われていましたが、肩を上下する動作には直動機構が内蔵されたモータを使われていました。若干私の記憶が怪しいですが、腰の後ろにあるACアダプタからAC-DCで12Vに変換してからモータには電力を供給されていると伺ったと思います。
また、ボディへの印刷がとてもきれいにされていたので質問させていただいたのですが、プラモデル等で使われるデカールを使用されたとお伺いしました。あまりプラモデルを作ったことがなく、使ったことがなかったので今度検討してみたいと思います。
そういえばお話をしていたところ、たまたま先日私が出たオンラインイベント「ロボット座談会vol.1②」でNT富山の話を出させていただいたことがきっかけで出展を検討したとお伺いしました。輪が広がっていくというか、思わぬところで繋がるというか何というかわからないのですが、ロボット座談会に出て良かったなーと思いました。ありがとうございました!
漏音扉 by金子さん
どこでもドアやハウルと動く城のドアの様にカギを変えてドアを開けると繋がる先が変わる(山、等)という作品を展示されていました。扉の内側にはタブレットとLEDテープ、マイコンがあり、光の色を変えています。鍵の形がポイントで、スイッチを押すことで制御を切り替える…予定だったそうなのですが、今回はコンセプト展示とのことで裏で無線のコントローラで出展者様が操作をされていました。すごく雰囲気があるというか、素敵な作品でした。実際の扉のサイズでできないかという様なこともお話しされていて、もし今後どこかで展示されるのであれば見に行きたいと思います。ありがとうございました!
鍵を変えるたびに光や音で表現された場所が変わるコンセプトの展示、雰囲気あってすてきでしたー#NT富山 pic.twitter.com/jIheqfQqgo
— パスコンパス (@pscmps) 2021年11月6日
マスク型拡声器、ミニ八卦炉、3Dプリント品等 by理工学AtoZさん
えんじゅ@理工学AtoZ (@Enju_AtoZ) | Twitter
ものづくりの雛🐤ものひな (@senbankou21) | Twitter
めかとろ人間 (@polaris581) | Twitter 湊屋さんと掛け持ちで所属?
主催の方々のブースです。マスクにマイクを仕込んで、スピーカから音を大きくして出す作品や、東方Projectに出てくるアイテム?を実際に作成されていたり、3Dプリントされた色々なものを拝見させていただきました!拡声器は声が入力されると猫のひげの様に配置されたLEDが広がる方向へ光ります。音量で光り方を変えることも検討されたとお伺いしたのですが、しきい値の調整が難しいこと等もありパターンは1通りにされたそうです。パターンが1つだと言われなければ気が付かない位、声に応じて光っていた様に見えたので私も個人的な印象でも全く問題ないと感じました。マスクの工作いいですね。私の人間味マスクはほぼお面でかつ、被ると前が著しく見えづらいのでもう少し装着しやすい別なマスクのアイディアが浮かんだら作ってみたいなと思いました。
理工学AtoZ 様の
— 和戦 (@kamiture234ac) 2021年11月6日
「マスク型拡声器」です!
猫型のマスクは TPU 素材が使われており、柔らかく顔にフィットするそうです!
メンバーの方々
めかとろ 様(@polaris581)
えんじゅ 様(@Enju_AtoZ)
ものひな 様(@senbankou21)#NT富山 pic.twitter.com/xSbXM2ngQM
他にもものひなさんが3Dプリントされた色々な作品を見せていただきました!山形大学の多田隈理一郎氏の球状歯車のプリント品、一体成型のヒンジ、透けるほど薄い厚さの名刺等、3Dプリンタを持っている身としては参考になりテンションが上がるお話をたくさん聞かせていただいてとても充実した時間でした!
ものひなさんの激薄3Dプリンタ名刺めっちゃ良い…#NT富山 pic.twitter.com/LyTgc6pqqQ
— パスコンパス (@pscmps) 2021年11月6日
運営含め、本当にありがとうございました!
1F②
1Fの通路を挟んで正方形のスペースにも展示がありました。ちょうどお話し中だったり、最後で時間が無くなってしまったりしてお話しできていない方が何人かいらっしゃいます。ごめんなさい。。
時計、開発ボード等 by 0TechWorksさん
0TechWorks (@0TechWorks) | Twitter
NT金沢ではボードを購入させていただいた0TechWorksさんの展示です。相変わらず密度がすごいです!普通なら配線を少なくするため、多くのLEDマトリクス等を光らせる際には光るLEDを高速で切り替えながら点灯するダイナミック点灯をするのが一般的ですが、きれいに見せるためにスタティック点灯(一つ一つをマイコンから制御する)を貫かれており、圧倒的なこだわりを感じます。今回の時計では、時刻の正確性を上げる工夫もされていることをお伺いしており、リアルタイムクロックモジュール(RTC)について黒いパッケージだとノイズが載って精度が落ちるところをセラミックのパッケージ(パッケージがGNDとなるらしい)を使用することで精度を落とさない様にしているそうです。サイズも手はんだでは到底できない様なサイズです。指で差している白色のチップがRTCでその2つ右側の黒い四角がUSBシリアル変換とお聞きしたと思います。
@0TechWorks さんのニキシー管風時計めちゃくちゃかっこよかったです
— パスコンパス (@pscmps) 2021年11月6日
5のデザインが特に雰囲気あって好きです
指先のRTCも精度重視で選ばれてたりスタティック点灯に拘られてたりお話もありがとうございました! pic.twitter.com/TSz5BmjaiK
写真を撮り忘れてしまいましたがマイコンへ書き込む際には専用のUSBシリアル変換の治具を前面のPADへ押し当てて書き込みを行います。マイコンは2個搭載されておりRTCクロックから時刻を受け取るマイコンと、そのマイコンからデータを受け取るマイコンでそれぞれ通信する構成とのことです。円形のLEDへ広がる配線のパターンも素敵です。
ありがとうございました!!
4脚ロボットピピ美ロボ by元ロボット芸人髙橋ちゃんさん
元ロボット芸人髙橋ちゃん (@pokipoki121) | Twitter
NTイベントでおなじみ、ピピ美ロボの工夫点をご紹介いただきました!ベースの上下の樹脂は手加工で作成されたとお伺いしました。よくよく拝見すると細やかな工夫がたくさんありました。写真の丸い柱はバッテリを収納するために溝があり、横にスライドして外すことができます。また、サーボの方は丈夫とのことですが、ケーブルが破損してしまうことがあるとのことで前回のNT金沢で破損したケーブルを交換されていたそうです。他にもKRS3304というサーボは中身が金属ギヤで丈夫なのですが、樹脂ギヤのサーボでは破壊されてしまったことや、足の先端にはダミーサーボというサーボの形状をした公式の樹脂部品を使用されていること、見た目のかっこよさからトルクスのネジを使用されていること等も教えていただきました!先日のロボット座談会でもコラボさせていただいことをご紹介させていただきましたが、今回もありがとうございました!
LEDキューブ、4bitCPU、分解品展示等 byFaTSさん
前回のNT金沢で拝見したLEDキューブの他に、今回は自作CPUも展示されていました!お若いのにすごい...。あまりにすごいのでどういったきっかけがあったのかをお聞きしたのですが、中学3年生の頃に金沢大学の秋田先生の研究室にお邪魔する機会があり、そういった知識を得られたとお伺いしました。ぜひこのまま突き進まれてほしいです。
また、こちらのCPUは私は見ただけでは全く何が起こっているのかわからなかったのですが、手動送りモード(ボタンを押すと1処理ずつ動作が進むモード)に切り替えていただいて、処理を解説していただきました。細かい部分は記憶があやふやで申し訳ないのですが、覚えている範囲で書きます。ROMの設定で2つの数の足し算が実行されるようになっており、右下の黄色のLED4つずつが入力の数値です。入力の数値は下のDIPスイッチで切り替えが可能です。右上の素子が逆Tの字型になった基板の赤いLEDに順番に値が転送され、最後に和が出力される様になっていました!時々チャタリング(電気的なON、OFFを繰り返すノイズのようなもの)により、処理が飛んでしまうとのことで、そこも含めて興味深かったです。
他には昔のビデオカメラを分解されて、基板の不具合をアクロバティックに修正されている様子やなぜか可動式のコネクタを使われている部分等も説明していただきました。小さい頃は訳も分からず家電を分解させてもらっていましたが、今分解すると色々違った視点でも見られて面白そうです。ありがとうございました!
球形ディスプレイ他 by Prototype0.9(やまたい)さん
やまたい@ものつくり (@yamatai_mk) | Twitter
Twitterで見てずっと気になっていた球面ディスプレイを見せていただきました!実は私が2Fのブースで展示中に遊びに来て下さり、話をしながら球面ディスプレイのお話もお聞きしたのですが、その後はタイミングが合わず現物を見ながらのお話ができていません。小さい球面ディスプレイは給電は無線給電、大きい方はスリップリングと使い分けられていたり、大きい方では高速な処理が可能なTeensyというマイコンを使われていること等をお聞きしました!大きい方は一見すると下にM5Stackがついているのでそちらで制御しているように見えるので、やはり直接お話をお聞きできて良かったです。
動画だと周期の問題でうまく見えてないですが、実物はすごくきれいに見えてました!!
— パスコンパス (@pscmps) 2021年11月6日
ぜひまたどこかで拝見させていただきながらお話しさせてくださいー #NT富山 pic.twitter.com/UNgU9IPipJ
作られたきっかけとしてはHomeMadeGarbageさん(HomeMadeGarbage (@H0meMadeGarbage) | Twitter)が球面のバーサライタを作られていてNeoPixcelでないLEDテープでできるということを知って作成に取り掛かられたそうです。おそらくこちらのページでしょうか?私もHomeMadeGarbageさんはいつもすごいスピードで色々なものを作られていてすごいなぁと思いながら拝見しています。
他に面白かったお話としては表示するコンテンツがなかなか難しいということがありました。地球を表示されていましたが、元々球体形状の画像というのは多くないため、何を表示するのかが難しいということでした。VRだとよく全天球カメラのようなもので撮った映像が表示される球体に入り込んで形式を見るコンテンツ等もありますが、球体の外側のため、また趣旨が異なります。円周の外側にLEDが取り付けてあるため、今は内側から反対側面のLEDは見えませんが、「逆に内側に取り付けると全天球カメラの映像を見るのと同じ様になるかも」というお話も興味深かったです。ありがとうございました!
ロボット数体(自動演奏、おみくじ、旗上げなど)by 音楽研究所さん
Tetsuji Katsuda (katsuda10) (@Tetsuji_Katsuda) | Twitter
音楽研究所さんの演奏ロボットを見ると展示イベントに来たなぁと実感します。毎回恒例となりつつあるおみくじを引かせていただいたところ、今回は小吉でした。小の後は吉しかないとのことで、安心して見ていられました。
いつものやらせていただいて小吉でした!#NT富山 pic.twitter.com/ygAU8zmFoU
— パスコンパス (@pscmps) 2021年11月6日
また、Twitterで拝見していたコミニュケーションロボットについても見せていただきました。ツイートに書いた通りですが、私も最近少しだけROS2を使って遊んだりしているので今後また拝見するのがとても楽しみです。音楽研究所さんのロボットのデザインは統一感と言いますか、何となく制作者がわかるのが不思議だなと思いつつ素敵だと思っています。ありがとうございました!
コミニュケーションロボット、今はarduinoですが、今後ROS2で動かしリアルセンスを搭載予定とお聞きしましたー
— パスコンパス (@pscmps) 2021年11月6日
今後また拝見するのが楽しみです#NT富山 pic.twitter.com/eqj04Rf1wE
2F ③
2Fです。1Fの会場から少しだけ離れた位置でしたがその分午前中はゆっくり話せた気がします。午後の後半はどっぷり1Fを見て回ってしまっててーもん君にブースを任せっきりにしてしまっていました。いつも思いますが、展示して説明もしたいし他の人の展示も観たいしなかなかバランスが難しいですね。人が多すぎるとブースを全然離れられないケースもあると思いますが、今回は来客の方が多すぎず良いバランスだった気がしています。また、タイミングが悪くNaXIaさんの展示を拝見できていません…。最初に見に来ていただいていたのに申し訳ありません。次回また拝見させてください!
多面体工作、酒好きグッズ、くじ。 by ちょうあい多面体さん
Katayama (@cho_ai_hedron) | Twitter
NT金沢では確率変動くじの結果がアクリル片をたくさんいただいてホクホクだったのですが、今回の紐くじではなんと2600円相当の今治タオルを300円でいただいてしまいました!めちゃくちゃ得してしまった。これは次回も引くしかないですね。
#NT富山
— パスコンパス (@pscmps) 2021年11月6日
300円で紐くじ引いた!! pic.twitter.com/7mq9usoqJx
メインの展示としては多面体が多重に重なった作品と思います。サイズがぴったり収まるように全て手計算で寸法を計算された後にUV印刷をしてカッティングマシンでカットされて作成されたとお伺いしました。私は学生時代に計算ミスをすることに関して自信があったので、とてもではないですができません。よくよく見ると実際に辺になっておらず線が書いてあるだけで多面体が作られていたりとその辺りも面白いです。
多面体の中の多面体の中に多面体が…
— パスコンパス (@pscmps) 2021年11月6日
手計算とのことでそこにもびっくりしました!#NT富山 pic.twitter.com/MgPrlP3xAB
他にも写真を撮りそびれてしまいましたが、UV印刷やレーザカットで作られたパズルやバッジ、反射素材にUV印刷したキョンシー風のお札等、楽しい展示をされていました。ありがとうございました!
絵本と不思議な生き物が映り込むランプ byホシバナさん
ホシバナ (@hoshibana_Art) | Twitter
何だか気になる箱があるなぁと展示準備をしている時から気になっていたのですが、なんと、不思議な生物が映りこむ箱でした!「絵本を読んで下さい」と言われて夢中で素敵な絵本を読んでいて全く気が付かなかったのですが、画面にふわふわと浮いている生き物が動いています。透明な液晶の裏側に電球があり、月の様に見える仕組みになっていました。絵本の方も幻想的で不思議な雰囲気でした。コンセプトがある展示というのは良いですね!私の展示は雑多で統一感がないのである種のあこがれがあるかもしれません。ありがとうございました!
何か不思議な生物がいた!#NT富山 pic.twitter.com/TVRNb4jx2t
— パスコンパス (@pscmps) 2021年11月6日
コンデンサヘッドホン 他 by 湊屋さん
電脳妖精☆ミント (@MINT9821) | Twitter
めかとろ人間 (@polaris581) | Twitter
CPU@鋼鉄軍人Flame.Over.X (@kageyumitomoki) | Twitter
何度かご一緒の展示会に出展させていただいていたのですが、意外とタイミングが悪かったりしてしっかりとはお話をお聞きできていなかった気がします。今回はCPUさんに非常に丁寧に解説していただきました!コンデンサヘッドホンはかなり高めの電圧(確か600V位)で薄膜を両面から静電気で引っ張ることで駆動するヘッドホンです。開放型というタイプで耳と反対側の部分にも穴が開いているので視聴したところ全然詳しくないむしろ鈍い私でも音に対して解放感?を感じました。ただ開放型の問題点として、無数の穴が開いているためほこり等が入り込んでしまうことがあるそうです。そうするとそれが悪影響を及ぼすことがあるため市販のものは薄い膜で覆われていて今後はそういったことも検討されるとお伺いしました。
びっくりしたエピソードはアルミが吹っ飛んだお話でした。災害時に暖を取る様なアルミ蒸着シートの膜を静電気で引っ張ることで駆動されているそうなのですが、その一部だけに電流を流すようにしたところ、アルミの膜が吹っ飛んでしまったとのことでした。今ではドーナツ状の枠の全てを接点にすることでそれを防いでいるそうです。すごい...。また、膜を貼る部分は糊でくっつけられているのですが、糊は導電性がないので逆側の基板の金メッキ部にねじ止めすることで導通を確保しています。ばらしていただいたタイミングで写真を取ればよかったのですが、取りそびれてしまいました。作り方の同人誌も出されていて憧れます。私もいつか技術書典に出してみたいです。回路の知識が非常に浅い私にも分かる様に解説してくださりありがとうございました!とても興味深かったです!
角パイプで組んだメカナムラジコン、自作CPU by みやこ電子工房さん
みやこ電子工房 (@miyadenshikobo) | Twitter
電子ライダー (@denshirider) | Twitter
名古屋から一緒に来ました!すごい勢いでメカナムのロボットを作っていたのは知っていたのですが、一見するときっちりしたフォーマットのチラシが大好きだったので紹介させてください。読んでいてびっくりしたのがラズパイPicoをPythonの対話モードのままで使っており、PCと対話して動かしているところです。それについてまとめの説明が「率直に言うと今回の手法は間違いです!」というのがNTのゆるさを絶妙に表している感じがします。
#NT富山 にて配っていたメカナムホイールラジコンについての紙をあげてみる。この手法どうですか?当日は意外に反響でした。 pic.twitter.com/2pYNo1vb89
— 電子ライダー (@denshirider) 2021年11月8日
もう一作の目玉はGUGENというコンテストにも投稿されている自作のCPUです。私は普段自分の作品で100いいねも行ったら完全にお祭り状態なのですが2021/11/08の時点で447いいねがついています。私は何も特殊な文を添えた訳ではないので、ひとえにこの作品の魅力の結果だと思います。ピコピコ光るのは何だか見ているだけでわくわくしてしまいますね。コンテストの方も陰ながら応援させていただきます。ありがとうございました!
#NT富山
— パスコンパス (@pscmps) 2021年11月6日
自作CPU素敵 pic.twitter.com/TpNUleXkdy
人間味マスク、パリピロボ、他 by パスコンパスとてーもん
てーもん君の展示
てーもん君には毎回車で送ってもらっていてめちゃくちゃお世話になっています。電車だと日帰りはたぶん厳しいですね。下のツイートはとあるロボコンで使用できないかと検討されているてーもん君作の最新作、垂直コーヒカップです。載っているお客さんは阿鼻叫喚になりそうな気がしますが、そこも含めて楽しい展示と思います。最近買ったばかりの3Dプリンタを使ってもりもり改良されている様子も見ていたので今後も一緒に楽しくものづくりができたらと思います。
9割方作り直して末端にLEDを組み込みました。
— てーもん (@temon_cs12a) 2021年11月3日
今週末の #NT富山 に出展予定です。 pic.twitter.com/lzjeL4qjWW
もう一つのてーもん君の作品はNT富山のポスターにも載っているロボット型ムービングライト(パリピロボ)です。ニコニコのデイリートピックスに取り上げられたりと大人気ですね。前回のNT金沢では怒涛の2日間を乗り切りましたが、今回は最後の方でサーボモータが不調になり回転が止まってしまいました。そういえば前述の回転球体ディスプレイのやまたいさんと話し込まれている様子を横から見ているのがなかなか楽しかったです。ありがとうございます!
https://home.lchika.club/posts/moving-light-robot
私の展示
展示後に写真を見返して気が付いたのですが、私の展示はやたら数が多く小物が多いです。前回出して特に更新がない人間味センサ以外の何等か更新があったものを紹介させていただきます。
- 人間味マスク
NT金沢以来放置していたら、ホットボンドが全て取れて眉毛の抵抗が折れていて前日深夜に修理しました。修理ついでに針金やバンドを使ってハンズフリーでかぶれる様にしてみたのですが結局視界が悪すぎて一回しかかぶりませんでした。要改良です。
#NT富山
— パスコンパス (@pscmps) 2021年11月5日
前日に人間味マスクの状態を確認したら突貫で修理したところが全部外れていたり物理的に割と壊れていて焦っている pic.twitter.com/jIAEhbZSAj
NT金沢の時の動画ですが、動きとしてはこんな感じです。
声を出さなくても
— パスコンパス (@pscmps) 2021年8月17日
人の顔を認識して
扇子で挨拶してくれる
マスク(過去作)#無駄なマシーンを発明しよう pic.twitter.com/JiHQHx3IOv
- マトリクスチャン
ししかわさんのスタックチャンをリスペクトしたロボです。M5のコンテストに出していましたが、現地出展は初お披露目でした。3Dプリンタで機構を一体成型で出力していたり、小さすぎてモータが入らないので使ったことがなかったバイオメタルを使ってみたりと結構私の中ではチャレンジングな作品でした。首の動きはめちゃくちゃ小さいですが、何とかこの動画では視認できるでしょうか。
マトリクスチャンの首の上下今のところ順調に動いてます!! pic.twitter.com/OjXxwx3mn8
— パスコンパス (@pscmps) 2021年11月6日
- 機構キーホルダ サイクロイド
こちらはMakerFaireTokyo2021のオンライン出展で初出しで現地出展は初でした。最初に突起の数を間違えて5個にしてしまったところ、外側のカムが反転して回らずそれはそれで面白い感じになっています。
↓ミスった方の動き
偏心カムを大きくした pic.twitter.com/vDUu6AXRy6
— パスコンパス (@pscmps) 2021年9月15日
↓正しい動き
サイクロイド減速機のメカ機構のキーホルダを作りました。
— パスコンパス (@pscmps) 2021年10月3日
他の種類も基本的にデータDL可能なのでよろしければぜひ組み立てて遊んでみてください。#機構キーホルダ #MFTokyo2021 #作品発表https://t.co/ruQFotWe7U pic.twitter.com/VTz7o3Annm
- めかとろろ(マンガ)
これは今回の隠し玉で今までにないタイプの作品でした。実は5~6年前に電子工作のマンガを描きたいと思いキャラクタを考えて1ページ描いては挫折し、また2~3年前に同じことを思って別のキャラクタを考えて表紙だけ書いて挫折していました。今回、NT富山の直前にとあることをきっかけに思い出し、オタク友達3人に深堀してもらいながら急激に解像度を上げて4コマ12個で1話分のネームを完成させました。清書は現時点では9話位までできており、最後の方はネームの状態でしたがとりあえず印刷して置いておきました。ご興味を持って下さりそうな方には読んで下さい!とずけずけとアピールをすることで暖かいお言葉をいただいてエネルギーを充電してきました。こちらのアカウントで週1に4コマ1つのペース位でまずは12個分出せればと思っています。フォローいただいたらめちゃくちゃ嬉しいのでもしよろしければお願いいたします。
オエカキ・パスコンパス (@oekkpscmps) | Twitter
まとめと少し宣伝
毎度自分でも軽い狂気を感じますが、だいたいここまでで1万6千字位です。日曜の夜の4時間と月曜の夜3時間位で合計ざっくり7時間位でしょうか。こういうのは勢いですね。実は過去のイベントで途中で力尽きて下書きのまま眠っているレポートもいくつかあります。
失礼なことや誰かを傷つけることはない様に可能な限り注意しながら書いていますが、内容の誤りや掲載NG等その他ありましたらお手数をおかけしますがご連絡いただけましたら幸いです。前回のものも明らかに長すぎて完全に自己満足のつもりだったのですが、読んで下さる方もいて嬉しいです。「このレポートを読んでイベント出てみようと思いました!」とかもしいつか言われたら嬉しすぎるなぁと妄想したりもします。私ももちろん最初から出展側で参加していたわけではなく、何回か見学していくうちに出展してみたくなって出展しています。最初は見学に行ってみるだけでも楽しいと思います。
直接お話しした際には言いそびれてしまったのですが、今回えんじゅさんがNT富山を初開催される動きをTwitterで見ていて、「あ、イベントって主催できるんだ」と思いました。そんなこんなで私も今仲間と一緒に「つくろがや!」というイベントの準備を進めています。このままコロナが落ち着いていてくれたらだいぶ嬉しいのですが、色々想定しておくに越したことはないので入場者管理等含めて色々と検討をしています。お近くの方、ご興味ある方はもし遊びに来ていただけたら嬉しいです。そちらの情報はこちらのアカウントからご案内します。
つくろがや! (@tsukurogaya) | Twitter
読んで下さり、ありがとうございました!また、どこかのイベントでお会いしましょう!