パスコンパスの日記

何か色々作るのが好きです

【レポート】NT名古屋2023の作品(全てではない)+少し宣伝

NT名古屋という「N(何か)T(作ってみた)」ものであれば何でもOKの展示イベントに11/18,19に出てきました。 名前の由来は諸説あります。

NT名古屋2023 - PukiWiki

イベントで拝見した作品と自分の作品紹介をします。2日開催だったのですが、盛況で全てのブースは回りきれていないです。すみません。 また、基本的に写真OKかお聞きしたり表示を確認していますが、掲載NGの場合等はお手数ですがご連絡下さい。訂正させていただきます。

また、今回40組近くあり、1人1人Xのリンクを貼るのはあまりに骨が折れるので プロフィールやより詳しい情報の方はお手数ですが下記エントリーシートより飛んでいただけたら幸いです。

docs.google.com

Ghz2000さん

チップのLEDマトリクスの基板ややアクリルをレーザカットして光る板を変えて動きのある看板を展示されていました!

全体の運営や懇親会のご準備、10秒紹介の動画撮影等等本当にありがとうございました!

Seeed Studio JPさん

販売されている製品や指で触ると接点が繋がり目が光る基板、また、seeed製品を使ったAIが動かすマリオと対戦できるからあげさんの作品を展示されていました!

AIマリオはプレイに夢中で動画や写真を撮り忘れてしまいましたが、無事にAIに勝つことができました。「AIは弱いです」と途中でアドバイスいただいて、落ち着いてプレイできたのが良かった気がします。 ポストはNT金沢の時の物です。

seeed松岡さんにはつくろがやのミニイベントでもお世話になり、今回も大変お世話になりました! 思い返すとからあげさんのご紹介で松岡さんにもお会いすることができたのでからあげさんにも頭が上がりません。 本当にありがとうございます!

ALGYANさん

タイミング悪く見学ができませんでした。すみません。 ミクミンPさんの投稿を見るに、XIAOGYANとリードスイッチを使た展示をされていたのでしょうか。

松岡さんからMaker Faire Kyotoの際にいただいたXIAOGYANを持って突撃すればよかったです。。ありがとうございました。

BotaLabさん

電飾刀やスタンディングスタックチャンを展示されていました! BLEのアプリでスタックチャンも電飾刀もどちらも制御できるのがめちゃくちゃ便利そうです。 スタンディングスタックチャンはNT東京の時はミュウツーの逆襲の冒頭の様なケースに収まっていましたが、今日は背中のカメラ用のネジで保持されかっこいいポーズで空中を飛んでいました。手は既存のプラモデルの流用とのことですが、サイズ感ぴったりで表情が出ていて素敵な感じす。フィギュア良いですね。

ご説明、ありがとうございました!

でんはちゃんねるさん

ずっと眺めていられることで?おなじみマーブルマシンとLEDのバッジ、シンセとキャンドルICを使ったムシロボを展示されていました! ムシロボも何だかずっと眺めてしまう中毒性があり、数分間動きを眺めてしまいました(夢中で眺めていたので動画は撮り忘れました)。写真はMFTの時のものです。

面白かったのは足回りのお話で、モータの軸のみの接地だとちょっとした溝にハマって止まってしまうことや、モータの個体差で軸が擦れて高音の音が鳴ってしまうものがあることをお聞きしました。慣らし運転をして選別をする予定とのことです。ご説明、ありがとうございました!

kakocomさん

一部界隈で大ブーム?になっていた細長液晶の入ったマジョリカアイリスのおもちゃを改造した展示をされていました! 中でも印象深かったのが、液晶を取り出したガワの方を活用されていてボタンを押すと先端が放電する作品でした!

液晶の方を取り出して使うイメージが強かったのでとても面白かったです。ありがとうございました!

Tetora技研さん

タイプライタの打鍵音をソレノイドで再現する作品、CPU使用量を示すアナログ計、ゲーミングタイプライタ等、レトロとハイテクが融合した様なかっこいい作品を作られていました!

打鍵音の作品は、ソレノイドが3つあるのがなぜか気になったのですが、2つは高速タイピングに対応するため、1つは改行のベルを鳴らす用でした。キー入力はPC上で走らせたpythonで取得しているとのことです。

CPU使用量等を示すメータも素敵でした。あえてメータがふれやすい様なチョイスをしていると伺いました。

最後のネーミングタイプライタはコンセプト展示でしたが、今後タイプライタをそのままキーボードとして使える様に改造される予定だとお聞きしました。ありがとうございました!

njm2360さん

AC電源の周波数を監視されていました!監視の精度が尋常じゃなく、コンマ8桁まで測定できるそうです。測定のためには正確なクロック信号がいるため、位置情報を使うためではなく正確なクロック源としてGPSを使用しているというのが驚きでした!

また、たまたま私が説明をお聞きしている時に、なかなか起きない異常値まで周波数が触れたので警告メッセージが流れてテンションが上がりました!ありがとうございました!

強力替え芯工房さん

シャーペンの芯のケースに収まる電子工作を展示されていました!シャーペンの芯のケースがどんどん余って何かに使えないかと思ったのがきっかけとのことです。

最初期の頃はLEDが点灯する基板だったとのことですが、今ではディスプレイで時刻を表示する様な作品もありました。電池は小型のボタン電池のため、表示しっぱなしだと数時間で切れてしまうそうですが、表示を消すともう少し持つそうです。ありがとうございました!

みやこ電子工房さん

いつもお世話になってる電子ライダー君のブースです。自作CPUやRXマイコンの基板の展示をされていました!

面白かったのが自作CPUでクロック源をジャンパピンを切り替えることで変えることができるとのことで、MAXスピードにしたら点滅がPWMの様に働きLEDが少し暗い状態に見えたことでした。高速すぎて目では点滅が追えなくなったのだと思います。ありがとうございました!

メカトロ同好部エルチカ

私と友人の出展なので最後にまとめて書きます。

ききょうやさん

普通じゃない補聴器とのことで、何と可聴域を超えた超音波を聴くことができる補聴器を展示されていました!作ったきっかけは周波数を変調するFMコウモリというコウモリがいることを知り、その声?を自分でも聴いてみたいと思ったことだそうです。

補聴器をつけた時の感覚は何とも言葉で説明するのが難しいのですが、1円玉がぶつかる音等が普段想像する音と何だか違う感じに聞こえます。ちょっとどう説明して良いかわからないのでどこかの展示会でぜひ体験してみて下さい。

もう一つは電子ルーレットをオリジナルの回路で数十個のトランジスタだけで組んだ回路と、いにしえの天才が数個のサイリスタで組んだ回路を比較で展示されていました。サイリスタを巧みに使うことで素子の数を大幅に減らせるそうです。

ICを使わずに電子ルーレットをつくってみた - kikyouya - BOOTH

値段は高いです(>値段、ご自身がそう言われていました)が、boothで回路図も販売中とのことでリンクを貼っておきます。ありがとうございました!

センサー街道プロジェクトさん

ワークショップ用の格安マイコンを使った電子タイマと、土壌水分量を測定できる安価な基板等を展示されていました!

ワークショップ用のタイマは随所に工夫がありました。電池の保持にクリップを使っているのはボタン電池の基板用ホルダより圧倒的にクリップの方が安いためです。もう一つ面白かったポイントとしてはタイマーなのに画面がないことです。何と、音程が一段階あがるごとに1分増える仕組みとのこです。今まで音程がUIに組み込むアイディアは見たことがなかったので目から鱗でした! マイコンは非常にマイナーで安価なものを使われていました。

こちら、安価な代わりに一回しか書き込みはできないそうですが、こちらのタイマーの様な用途であれば問題ないと思います。ライタ等もオープンソースで公開されているそうです。秋月では売っていないそうですが、記憶が正しければdigikeyで売っていると伺いました。

2つ目の展示の土壌センサの仕組みも面白かったです。短時間に電流を流して帰ってくるまでの時間を測ることで測定します。周りの水分量に応じて比誘電率が変わり、帰ってくる時間が変わるそうです。このタイプで安価なものはあまり市販されていないとのことで、開発されていました。

3つ目は、なかなか他に見たことのない展示で松ぼっくりを使ったハンドの展示でした。水につけると松ぼっくりのかさの部分は閉じますが(よく考えるとなぜ閉じるのか)、それを利用して水中でものを掴めないかという試みです。まだ研究段階とのことですが、調べると他にも似たことを検討されている方がいたとのことで、世界は広いなと思いました。

ありがとうございました!

よりしろうさん

折り紙の展示をされていました! 特大サイズで顔にも被れる作品を作られていました!今回は実はタイミングが悪く直接お話をお聞きできなかったのですが、前々週のNT東京ではお話をお聞きできました。

カッタやハサミを使わないこだわりが素敵だと思いました。 ありがとうございます!

ララルナ&yamaさん

テルミンを手軽に演奏できる様、ポテンショメータにアームを付けた楽器の展示をされていました!こちらの作品ですごいなと思ったのは音をソフト的に作っていることです。電子工作の楽器だとハード的に音を作るものが多い印象なのですが、三角波やノコギリ波をソフト的に出していました。作品によってはマイコンのピンからスピーカを駆動しているものもありました。ピンから直接だと大きい音が出せないイメージでしたが意外といけるんですね。

また、キットのアームテルミンはスピーカの抵抗値によって取り付ける抵抗も調整できる様になっていました。ありがとうございました!

Niiさん (土曜のみ)

NT東京見学からの電撃参加だと認識しています。(もし違ったらすみません。)Maker Faireではいつも人だかりができてなかなか近寄れないですが、今回はスタンクチャンで4人対戦をしてテープパンチャーの方をじっくり拝見することができました。

テープパンチャーは仕組みをよく理解しておらず、元々ソレノイドによってパンチを駆動して穴を開けているのかと思っていたのですが、ソレノイドはリンクを横にスライドさせることでパンチのオンオフを切り替えているのみで実際に穴を開けているのはゼネバを介したステッピングモータでした。文章ではわかりづらいと思うのでぜひどこかの機会にご覧下さい。

スタンクチャンはEspnowの通信方式で受信側にアドレスを指定されていた改良の影響か、かなり快調に動いていました。見学の方からスケルトンにしてはどうかという話が出ていましたが、赤外線受光確率が上がってしまいそうなので上級者向けのマシンになりそうです。ありがとうございました!

みんなのラボさん

イベントで何度かお見かけしていたものの、直接お話をお聞きすることができていなかったので今回お聞きできて良かったです。各々制作したものを持ち寄って、開催地に近い位置に住んでいる方がメインで出展をされるとお聞きしました。今回は主催のGhz2000さんの作品を主に頒布されていました。名前の通りだったのですね。

みんなのラボ

一つ前のArduino UNOのマイコンやESP32をUNOサイズに納めユニバーサル基板の領域が広めに取られた基板と、データ書き込み用のライタを展示されていました。ESPは電流消費が多いので、ライタの方は大電流に対応した構成になっているそうです。ありがとうございました!

HanDenさん

今回、タイミングが合わず直接作品のお話をお聞きすることができず、アップデートされた内容はお聞きでいていませんがNT富山の時の動画を貼ります。

HDDの振動を利用して曲を奏でたり、フルカラーのフレキシブルテープLEDを使われてテトリスや文字表示をされていました。ありがとうございました!

FET_ELさん / saijyouさん (土曜のみ)

被れる顔の作品と、電力を測れる基板を作られていました。

少し説明お聞きしてから記事にするまでに時間が経っていて細かい説明を忘れてしまったのですが、基板の方はかなりの大電力まで対応されていて、アナログ回路とロジック回路の部分を物理的に分けていてアナログ回路の方は配線を滑らかにされていたのが印象的でした。交流をトランスでマイコンで読めるレベルまでに降圧して、オフセットして電圧を読んでいたと思います。顔の作品の方は今回はお話お聞きしそびれましたがきれいな塗装には憧れがあります!ありがとうございました!

鷹@MintiaPさん

主に3Dプリンタで作成した部品を使ったモンスターの女の子の人形と、それを人間のサイズまで大きくした道具を展示されていました! ヤギの足風の作品がすねに支えを押し当ててつま先立ちをすることで良い感じに逆関節風になります。

ズボンのすそを下すと境目が目立たず、に良い感じでです。また、定期的に大量のホモォの4足ロボを動かされていたと思います。わちゃわちゃしてるのが好きです。 ありがとうございました!

HAL900さん

大人気過ぎて今回は作品のお話しはお聞きでませんでした。すみません。 更新内容は反映されていませんが、よろしければNT富山でお聞きした記事の方をご覧ください。

yoichi-41.hatenablog.com

音ゲーの筐体はコミケで受注生産で販売もする予定とおっしゃっていたと思うのでご興味のある方はぜひ! ありがとうございました!

just an i(d(e))aさん

椅子の背に上着をかけるとネクタイが表示される椅子を展示されていました! ただ何もなく椅子の背に上着をかけていると少しだらしなく見えてしまいますが、 ネクタイが表示されることでそれが自然である様に見えるという考えから作られたそうです。 私は普段からだらしないので椅子の背に上着をかけるとだらしなく見えるという感覚があまりなかったため、非常に新鮮でした。 上着の検出はフォトリフレクタ2個とオブナイズ、表示はiPadを使われていました。

ありがとうございました!

かんぷれさん

誰でも簡単に演奏できるKANTAN Play Coreのデモ展示等を行われていました! 私は猫ふんじゃったが弾けるか弾けないかレベルですが、 教わってものの3分でなんときらきら星が弾けてしまいました! サイズ感もおさまりが良く、良い感じでした。 今後クラウドファウンディングを実施予定とのことですのでご興味ある方はぜひ!

kibidango.com

他にはMaker Faire深圳に出展されたお土産等も展示されており フルカラーのシルクのついた基板のサンプル等も拝見しました。

これらはまだ日本ではサービス開始前とのことですが、 来年以降開始されたら個人的にぜひ使ってみたいです。

ありがとうございました!

ちょうあい多面体さん (土曜のみ)

元々見学のみのご予定でしたが、1週間前位に急遽計画されて出展されていました! 「I♡NY」ならぬ「I♡NT」というTシャツの販売や、アイロンビーズで作った操り人形の展示をされていました!

人間味マスクのアイロンビーズも作成してくださって、1枚いただいたので2日目は名札にぶら下げておきました! 下の動画は私のブースに遊びに来ていただいた際のものです。

ありがとうございました!

ひろさん

リモートお絵描きボードの展示をされていました。 タブレットから入力した絵や文字を 子供用の磁力で絵を描く?お絵描きボードにタイミングベルトで駆動したペンで絵を描く作品と思います。

タイミングが悪く体験しそびれてしまったのですが、 イラストを描けばよかったと後悔しています。 もしまた別な機会がありましたらぜひ体験したいです。 ありがとうございました!

DERC CanSat プロジェクトさん

CanSatという惑星探査ロボットを模擬した大会のロボットの展示をされていました! 上空からロボットを落とし、目的地までたどり着く様なルールとのことです。 コンパクトに収める工夫が随所にされていて興味深かったです!

中でも面白かったのは、車輪の展開機構で、傘にインスピレーションを受けた機構でした。 車軸の外側にねじが切られたパイプがあり、 最初にそちらをナットがスライドすることにより車輪の外径が広がります。 移動の時は早く移動するために外径が広い方が良いですが、 落下時はコンパクトな方が良いため、こういった構造とのことです。 ありがとうございました!

HappyTwigBBQさん (土曜のみ)

Wiiのヌンチャクを使ったドラムやギター(偽ター?)を展示されていました! wiiのヌンチャクがI2Cの通信方式なのは知っていましたが、専用基板が割と最近aitendoで売られたということは知りませんでした。aitendo、店舗が無くなって久しいですね…。復活しないかな。

ウクレレの型紙から木を削り出して形を作っていて、実はプログラムや回路よりそちらの方が大変だったというエピソードが面白かったです。BGMを流す機能もついていて、それに合わせて後ノリでうまくタイミングを合わせるとブルースっぽくなるというのも意外と簡単にそれっぽくできて楽しかったです。ありがとうございました!

ジャンクヤードとYmodePさん

VFDの時計やNTイベントをまとめた10年誌等を展示されていました!

時計の方は元々昔のArduino UNOのマイコンを使っていたところを流行りのESP32に変えることを検討中とのことで、UNOサイズのシールドにESPのm5atomを差し込んだ試作基板、m5stampに変えた試作基板とステップバイステップで着実に進められていました。私は時々一気に変えてどこが原因で不具合が発生しているかかわからなくなって困ることがあるので見習いたいです。

10年誌の方も試し読みさせていただきました。ちょうど私が出展し始めたのが2019からで、本の方は2008〜2018までだったのでニアミスでしたが、昔のポスター等もまとめられていて興味深かったです。この量をまとめるのは本当に大変だったと思います。いつもTogetterまとめ等もありがとうございます。こちらから買える様です。

booth.pm

ありがとうございました!

幻魚白蝦蛍烏賊さん

過去、つくろがや!やこっしぇる!でもお会いしていた幻魚白蝦蛍烏賊さんの展示です。いつも柔らかいフィラメントを使われた3Dプリント製の作品を展示されていましたが、今回は何と3Dプリンタ本体も稼働状態で展示をされていました。

使われているのは発泡性のTPUとのことで、温度を上げると樹脂が発砲してより柔らかくなるそうです。形状を工夫することで空気入れで空気を入れるとアクチュエータの様に曲がるのがめちゃくちゃ可能性を感じます。

ありがたいことにたくさんサンプルとフィラメントをいただいたので私も何か印刷を試してみたいと思います。今まで持っていた機種は柔らかい樹脂の造形に不向きだったのですが、最近買い替えて対応したのでたぶんいけるはずです。ありがとうございました!

へけけくんさん

ファミコン自体は無改造で、ソフト側を改造することでファミコンではあり得ない色や映像を表示させていました!色によっては高速で2色を切り替えていたりします。私の理解できた範囲での仕組みとしては、下記になります。

  • 本来ファミコンのカセットでは画像の固定データを読み込む仕組みになっている

  • カセット側にマイコンを積むことで、そのデータを読み込んだ後に書き換えることで次に読み込んだ時に表示させる画像を変えている

私のハードウェアの知識が浅いのでもしかすると内容が正確ではないかもしれません。すみません。普通なら思いつかない様な抜け穴のやり方で自由自在に映像を表示させているのがすごいです。ファミコン本体は無改造というのも粋でした。ありがとうございました!

きいちご魔法店さん

Flash Airというボードを使われて色々な作品を作られていました!最後時間がなくてそろばんの玉を使ったオムニホイールのみ説明をお聞きできました。

上の動画の様にそろばんの玉を巧みに使用してシンプルで低コストな全方向移動のロボットを作られていました。動きが滑らかで驚きました!また他の作品も機会があれば拝見したいです。ありがとうございました!

柊工房さん

NT東京、デザフェス、NT名古屋と怒涛の3週連続イベント参加をされていました。カワヅさん、らびやんさんといい、みなさんすごすぎます。

柊工房さんはかなりデザフェスで受注が入ったとのことで、この後も休めないとおっしゃっていました。お疲れ様です。

写真は撮り忘れてしまったのでNT東京の際の写真を貼ります。空中配線やスチームパンク風の独自の世界観がかっこいいなぁと思います。ありがとうございました!

4558Dさん

今回の新作はZ80というCPUを使った基板でした!Z80はCPUの機能のみがのっているチップとのことで、クロックやその他の機能は別で用意する必要があります。それらを周りに実装した作品でした。

言うなればマイコンの中身やブロック図をそのまま見ている様な感じだと思います。何だかわくわくしますね。結構パラレル配線でデータをやり取りされている部分もあり、その辺りもなぜか私はテンションが上がりました。

他には旧作や名刺基板も展示されていました。ばっちりお名前の由来の4558Dのチップが乗っており、そこに矢印が伸びていたのがおしゃれでした。ありがとうございました!

湊屋さん

自作のコンデンサヘッドホンやイヤホン、ドローンの基板等を展示されていました!ドローンの基板はかなり改良を重ねられていて、片面リフローでリフローした後に切り取って下向きの距離センサをうまく後から手はんだで付ける工夫のアイディア等も教えていただきました!

写真は撮り忘れましたが、イヤホンの方も試聴させていただいて、詳しくないので月並みな表現ですがダイレクトに音が聴こえる様な気がしました。

また、えとせとら研さんのアンテナも展示されていて、名前がヴァイオリンの名前から来ていることも教えていただきました!matlabで特性を計算してからそれを基板に反映してその特性が出ていることの確認までできているそうです。ガチですね。

ありがとうございました!

理工学AtoZさん

これを見たくて会場に来たと言ったら過言ですが、エアーで駆動するエンジンの作品を拝見しました!製作者のものづくりの鳥さんはNT東京の時にはいらっしゃらなかったので解説いただくのを楽しみにしていました。

私もエアーや流体を使った工作には興味があって、マキタの空気入れは実は買って寝かせてあるのですが、ずっと寝ています。何と本物のエンジンと同じ構成とのことです。色々なノウハウが詰め込まれていて、3Dプリンタで自由に空洞を作れる形状を生かして流路を確保したり、分解可能な場所は溝にうまくパッキンを挟んで空気漏れを防いだり、シリンダのスライド部にはOリングを使っていたりと盛りだくさんでした。こういったことは自分で失敗したりよく観察しないと気がつけないので共有いただけて大変ありがたいです。

今回はえんじゅさんの作品の方は拝見する時間が取れなかったので、またどこかのイベントで拝見したいです。ありがとうございました!

TMDものづくり工房さん

床展示を活かされて非常にゆったりした空気感で良い感じの展示でした!今まで何度か展示されていたMDFを切り出したテーブルや小物、座禅マシーン以外の新作としては、ちょっぴり皮肉の効いた作品を展示されていました。

先日話題になった某ビッグなモータならぬラージモータとのことで、中身は小さなDCモータです。これは粉飾と言えてしまう?

自作キャンプグッズはNT山城でも展示予定とのことでコンセプトにぴったりなのでまた楽しみです!ありがとうございました!

妄想発明家ZAWAWORKSさん

やばいです。新ジャンルです。ものづくりイベントに見学のみ含めて7年位参加していますが、ここまで攻めた作品は私は見たことがありませんでした。

刀についた加速度センサの信号をトリガとして、サーボモータに引っ掛けたブラがパサっと制服から抜け落ちます。言葉だけでは何を言っているのかという感じですが、動画を見ていただいたら一目瞭然だと思います。

こちら、常人ならば何段階かのハードルがあるかと思うのですがそれを軽々?超えて展示されていてすごいです。他にも推しの声の波形をサンプリングして物理的に固めた飴やチョコ、おしゃぶり等、類を見ない作品を展示されていました!ありがとうございました!

かえでロボット製作所さん

キネクトを使われて、ロボットの上半身を操縦をされていました!何となく人の動きの自由度とロボットの自由度が一致しなそうですが、意外と何とかなるそうです。すごい! 動画は撮り忘れてしまったのでNT東京の時の動画です。

脚の方は同期するとどうしても転んでしまうとのことで、リモコン操作でした。そういえばこれを書いていたら、昔科学と学習の雑誌でモーションキャプチャーで動く力士型のロボットが出てきたのを急に思い出しました。何だっけ名前…。すみません。ちょっと関係ない話を書いてしまいました。ありがとうございました!

kondou製作所さん

自作のスピーカを展示されていました!動画でどれだけ伝わるかわからないのですが、筒にセットされているか否かで全然音が違いました!低音がよく聞こえたと思います!

ホームセンタ等で買える大きい紙芯に3Dプリンタで反射板を取り付けて作成されています!色んな方が簡単に作れることを重視されて検討されていて素敵だと思いました。私もメカトロ工作の敷居を下げたいと思うことがよくあります。ありがとうございました!

Suns & Moon Laboratoryさん

私がNTイベントに初めて見学に行くきっかけになったのは、実は2017年に下の記事でNT名古屋を知ったのがきっかけでした。こちらの記事でmikeさんの作品が紹介されていました。この頃から進化されていて、今回は自転車の大きな前後輪にフルカラーでバーサライタで画像を表示されていました。

gigazine.net

型番忘れてしまったのですが、シリアルタイプのLEDでリフレッシュレートが高いものを使用されているとお聞きしました。処理にはFPGAを使用されているそうです。

時間がたってしまって若干記憶があいまいですが、左右で別な絵を出すことも可能で5分位の動画も再生できるとお聞きした記憶があります。

また、自作キーボードも展示されていました!

キーボードのキーの形状や配置をかなり試行錯誤されていて、縦に直列に並んだ形状が印象的でした。キー形状は縦方向には短く、指の腹が当たらない様に場所によって微妙に形が調整されておりこだわりを感じました!ありがとうございました!

コンノさん

趣味の工作イベントで自作のバイクの展示が2つ並ぶことがあるのか!と驚きました。過去には戦車を作られていたとのことですが、腰を痛められてしまい最近は軽くて小さい自作バイクを作られているとお聞きしました。軽くて小さい?と思いましたが、戦車の部品は一つでかなりの重さのものもあるとのことで、それに比べるとバイクの部品は軽いそうです。

個人的にミラーの位置が低いのが気になり聞いてみたのですが、理由は前輪のサスペンションがスクータ等で使われるリンク機構を使ったものとのことで、そちらに注目してもらうためにハンドル周りをすっきりさせたかったためとのことでした。溶接等もされていてすごいです。私は溶接はやったことがないので未知の領域です。ご説明、ありがとうございました!

デゴチさん

デゴチさんのバイクは世界最小クラスのバイクでした!去年のMakerFaireKyoto等で颯爽と走り去っていくのをお見かけはしていたのですが、ブースに人が絶えずゆっくり見ることができなかったので実は個人的にはついに説明をお聞きできたなという感じでした。また、こちらは動力が電気です。アリエクスプレスのインホイールモータをバッテリで駆動しています。フレームはサスペンション付きに既存品を切って溶接されているそうです!

面白かったエピソードは、「車をホテルから少し離れた駐車場に停める必要があった際にご家族だけホテル前に降ろし、駐車場へ車を停めた後にミニバイクでホテルまで移動された」といったものでした!ちょい乗りが便利そうです。

触れそびれていましたが、コンノさんもデゴチさんもナンバープレートを取得されているので公道を走れます。役所で申請する際は、堂々としておくのがポイントとのことです。ある種自分が作ったものが認められる様な感覚もありそうと思いました。ありがとうございました!

秋葉原ロボット部さん

半田付け体験コーナーと同人誌の販売をされていました!NT富山の時は壊れた作品を修理するのに大変お世話になりました! 今回は幸か不幸か会場での半田付けは不要でしたが、通りかかる度にどなたかはんだ付けをされていてにぎわっている印象でした! 写真を撮れておらず申し訳ないですが、またどこかで拝見したいです! 動画はNT富山の時の物です!

ありがとうございました!

野生の出展者

元々の展示申し込みをしていない方が面白いものを持ち込んでそれを見せていただけるのもものづくりイベントの醍醐味だと思っています。

かにみそさんに確かアリエクスプレスで一万円位?のモータを見せていただきました。

こちら、ブラシレスかつ遊星歯車機構の減速機付きで、制御基板も中に搭載されてる構成とのことです。便利!

ありがとうございました!

また、ミクミンPさんには会った場所が分かるRFID名刺のデモをしていただきました!

ありがとうございます!

私と友人の展示

今回は後述の新しく買った3Dプリンタが大活躍でした。一方でアナログ回路のみでバーサライタの仕組みで後光が差す「後光リュック」は あまりに強大な力(物理)により己自身を開場からものの10分で破壊してしまったため、概念の説明の展示のみになってしまったのが悔やまれます。 完全に結果論ですが、修理で完徹等せずに寝るべきでした。貴重な動作の様子の動画はこちらになります。

概念のみの展示でしたが、「アナログ回路だけでバーサライタを作ってみようと思ったんですよ」と言った時の「!?」という正しい反応をいただけた時の快感は忘れられないので また何らかリベンジできたらなぁという気持ちはあります。

また、こちらは友人が約一週間で作った歩行ロボです!名前聞き忘れてしまった。鷹さんのホモォの軍団に混ぜてもらったらよかったと思うのですが、友人は土曜のみの出展だったため、叶わずでした。残念。

私は直前に多色で造形ができるBambu Labという3Dプリンタが届いたこともあり、新作盛りだくさんで参加しました。

こちらの透かし絵は下記サイトを参考にしていただければ一色であれば普通の3Dプリンタでも作れると思います。写真で透かし絵を作る人は多くても、自分で描いたマンガを透かし絵にする人は多くないのではないかと思って展示してみましたが、割と評判が良かったので嬉しかったです。

CMYK Lithophane Printing Guide | Bambu Lab Wiki

後、私のTLでなぜか流行っていたターンテーブルも多色を活かして作りました。

上に載っている基板は磁石を使づけるとアイディアをひらめく基板(こちらも新作)です。

また、恒例の機構キーホルダも増やしました。樹脂のばね性を生かした作りですが、今回良かれと思って形状を洗濯ばさみに寄せてしまい、力をかけぎるとはめ込みが外れる構造になっていたため何度も部品が吹っ飛んでしまいました。自分で作ると構造を把握していますが、そうでないと力加減等がわからないというのが良い勉強になりました。

懇親会も色々楽しい話ができてとても楽しかったです。

お手伝い係のみなさま、出展者のみなさま、見学に来てくださったみなさま、ありがとうございました!

ちょっと宣伝(つくろがや!やります!)

東海圏で半年に一回位、気楽に出展できるものづくりイベントがあったら良いなと思いませんか?私は思います。 と言う訳で、2024年の4/6,7にものづくりイベント「つくろがや!」を開催予定です。時期は後ろになるとMaker Faire Kyotoや NT金沢と近くなり、前すぎるとNT加賀やNT京都等と近くなるため難しかったので最近リアルイベントも増えてきてどこの時期でも何かのイベントとは近くなってしまうと考えて、えいやで決めてしまいました。 場所はNT名古屋と同じ場所の予定です。展示や見学を楽しめる様な工夫ができればなと考えています。 まだ動き始めたばかりですが、ご予定を開けておいていただけましたら幸いです!

手芸やハンドメイド等電子工作に限らず広くものづくりを楽しんでいただいている方で交流できたら良いなと思っていまして 情報を拡散いただけたらとてもありがたいです。

読んで下さりありがとうございました!