パスコンパスの日記

何か色々作るのが好きです

【レポート】ゲーセンミュージアム(名古屋市博物館特別展)へ行ってきました

 名古屋市博物館の特別展「ゲーセンミュージアム」に行ってきました。お金を入れずにゲームが遊び放題の夢のような空間でした。遊んでばかりで写真少なめですがレポートしたいと思います。

static.chunichi.co.jp

 ↑サイトはこちらです。メインビジュアルを描かれたのが押切蓮介さんだったと後から気が付きました。ハイスコアガールは読んだことないのですがいつか読みたいと思っています。

目次

印象に残った展示

 いくつか印象に残った展示を紹介します。

ピンボール

f:id:yoichi_41:20210725140917j:plain

 PCでやったことはありましたが、電子制御無しの現物をまじめにやったのは初めてだった気がします。左右に配置されている三角のやつ、実物もめちゃくちゃ弾くんですね。「スリングショット」という名前のパーツの様です。仕組みを知りたいと思って写真撮ったのですがガワを見るだけではいまいちよく分かりませんでした。ただのばねではじく勢いではなかったのでおそらくですがスイッチで検出した後にソレノイド等で動力を与えているような気がしました。

f:id:yoichi_41:20210725140921j:plain

 調べたところ、だいたい合っている様でした。左右のレバーがおそらく並列のスイッチでボールの接触を検知します。検知後、真ん中のバーで強くはじいている様です。

[詳細版]ピンボール各部名称及びパーツ等の情報 (随時更新) | ピンボール 業務用ゲーム 両替機 販売 買取 修理 部品 リース レンタル

西部劇

 2人対戦の西部劇モチーフのアナログゲームがありました。ググっても写真が出ないので絵で描くとこんな感じでした。 

f:id:yoichi_41:20210731225538p:plain

 ガンマンが対抗して並んでおり、ハンドルで左右に動かします。トリガを押すと銃を発射します(実際に弾は飛ばない)。ハンドルは左右位置だけでなく微妙に人形の向きも変えられます。人形が相手のガンマンに向いた状態でトリガを引くと相手のガンマンが倒れます。面白かったのが倒れる仕組みです。図の右の様に足がブロックと紐で作られていて、普段は紐をピント引いていて直立しているのですが打たれると緩んで倒れます。トリガを引くとハンドに振動も伝わり良い感じでした。当たった回数が真ん中にランプで表示されてゲーム終了時に確認する方式でした。

ラピッドリバー

 検索したら名前が出てきました。歴史を感じるサイトをそのまま移植した感じが素敵です。協力ゲームでカヌーで川を下ります。割と揺れるのと途中で渦に巻き込まれて急いで漕がなければいけないハプニングなどが起こってランクはBでしたが面白かったです。

アミューズメントマシン|ラピッドリバー

 そういえば十年以上前に埼玉の川の博物館へ行ったときに似たような座席が揺れるアトラクションがありました。今でいう4DX?こちらは面白かったかよく覚えていません。

https://www.river-museum.jp/facility/#theater

ミニドライブ

middle-edge.jp

 この記事の一番上のゲームがまさにそのまま展示してありました。ハンドルを回して左右に車を動かして、おそらく磁石?を検出して得点を稼いでいきます。意外とラグがあって難しいです。行き過ぎて優柔不断にしているとみるみるうちに道が進んでいってしまいます。1970年生まれのゲームなんですね。歴史を感じます。

ミニミニドライブ

 また、このミニドライブにインスパイアされた夏休みの自由工作?の展示があってびっくりしました。

f:id:yoichi_41:20210725141344j:plain

 当時小学3年生の方の作品とのことですが、モータで駆動する仕組みになっていたり、点数の最大値が500点だったりなかなかクオリティが高いです。なんやかんや一番心惹かれたのはこの展示だったかもしれません。愛を感じました。

まとめ

 時間指定のチケットを予約して休日に行ったのですが、結構にぎわっていました。ゲームによっては何人か並んでいてしばらく待つ必要がありました。太鼓の達人等新しめのゲームもありましたが、個人的には上で書いた様なメカトロ的な要素のあるものの方が逆に新鮮で面白かったです。8月末まではやっている様ですのでお近くの方はいかがでしょうか?読んでくださりありがとうございました。
 他の展示会のレポート記事はこちらです。

yoichi-41.hatenablog.com

yoichi-41.hatenablog.com

出展した電子工作系のイベントのレポートはこちらです。

yoichi-41.hatenablog.com

yoichi-41.hatenablog.com

yoichi-41.hatenablog.com

yoichi-41.hatenablog.com

【レポート】NT金沢2021の作品を紹介する(2/2)

 6/26,27に開催された「なんか作ってみた」作品展示のイベント、NT金沢に出展してきました。展示作品のレポート記事を書いていたのですがあまりにも文量が多くなったので2つに分けました。

nt-kanazawa.org

一つ目の記事はこちらです。

yoichi-41.hatenablog.com

 また、下の文は繰り返しになりますが記載させていただきます。本当は全ての方の作品をご紹介したかったのですが、自分の展示の説明をする必要もあったり展示者の方がいらっしゃらないタイミングだったりと拝見できていない作品があります。すみません。
また、写真撮影前には許可をいただいて撮っていますが、ブログでの紹介までご相談できていないので掲載NGや内容に誤りのある場合はお手数ですがご連絡ください。

  • 目次(順不同)

LED時計、その他基板等。(0TechWorksさん)

0TechWorks (@0TechWorks) | Twitter

 見た目であまり目立つ展示ではなかった印象ではあるのですが、個人的に今回かなり面白くてつい購入してしまった作品です。ArudinoやESP32の互換基板を設計されていましたが、今回の新作は照明用のLEDを8*5個実装された基板でした。写真では伝わりづらいかもしれませんが色温度が異なっています。右に行くほど黄色っぽい。黄色っぽい色味のものはあまり見たことがなかったので新鮮でした。

 このLED基板の一押しポイントとしては「ダイナミック点灯でない」ということです。これはどういうことかと言いますと、全てのLEDをマイコンから静的に直接制御できるということです。普通のマトリクスLEDや7セグメントLEDはどの桁や列を光らせるかを高速で切り替えながら表示しているものがほとんどです。これは普通であればピンの数が足りなくなったり配線スぺースが足りなくなるためですが、0TeckWorksさんは0.15mm以下のピッチで配線を張り巡らせてGPIOピンがたくさんあるマイコンを使って力技で全てのLEDを制御できる構成にしているのです。

 (ダイナミック点灯の仕組み参考になりそうなページを貼らせていただきます。) 7セグメントLED | マルツオンライン

 そのため1枚目の写真を見ていただければわかるのですが、背景の1円玉より細い幅にびっしり配線が並んでいます。まるで枯山水の様です。私もKiCadで一枚だけ基板を作ったことがありますが、ここまでぎっしり詰め込まれた基板を見ると、意味も分からずめちゃくちゃわくわくします!こちらの載っているマイコンArduino IDEで開発可能であり点灯パターンの制御も簡単にできそうだったので自分の作品の一部に組み込みたいとも考え買わせていただきました。実装してから送付いただけるとのことでのんびり待っていようと思います。熱のこもったご説明をありがとうございました!

モンスター娘ドールとそれを作るための技術紹介 (みんてぃあPさん)

鷹@人外ドールお迎え相談受付中 (@MintiaP) | Twitter

   NT名古屋2019や伊勢ギークフェアや去年のNT加賀等、色々なタイミングでお話しさせていただいております。市販のドールを改造されたモンスター娘のドールとそれに付随した小物等を作られています。だいたい3Dプリンタの話に花が咲いて知らない後処理の方法や作成のコツ等を楽しく教えていただいております。ありがとうございます。

 

 今回は特にFDM式(熱で樹脂を溶かして造形するタイプ)の透明フィラメントのお話が面白かったです。私も以前透明のフィラメントを買ったことがあるのですが、意外と積層すると透明感があまり出ません。そのため、買ったはいいものの途中で黒色のフィラメントに交換してそのまま黒色で作り続けていました。ところが下のツイートの写真を見ていただきたいのですが、みんてぃあPさんの作品はかなり透明感のある造詣ができています。こちらに関してコツをお聞きしたところ、「1筆書きのデータで温度を高めにして造形すること」とのことでした。一層に対して面になってしまうと、どうしても隙間が生じ、その部分に空気が入ってしまい透明度が下がってしまうとのことでした。目から鱗です。また、それでもどうしても折り返しの部分では小さい泡が入ってしまうとのことでその辺りの改善はなかなか難しそうです。また、こちらは後述のアセトンの後処理とやすり掛けも行ったと伺いました。

 こちらの写真はアセトンで3Dプリント品を後処理したものになります。造形後無加工の状態と比較してかなりつやつやになっています。以前おススメいただいた際にアセトンは買ったのですが何となく化学薬品を扱うのが怖くてそのまま眠ってしまっています。。十分換気をして積層痕をなくすような工作をしたくなった際にトライしてみようと思います。ありがとうございました!またよろしくお願いいたします。

f:id:yoichi_41:20210627101542j:plain

アナログな確率変動型くじびき、など (ちょうあい多面体さん)

Katayama (@cho_ai_hedron) | Twitter

 NT鯖江やNT加賀で何度か展示を拝見してます。アクリルのパズルや、キーホルダ、ステッカ等を展示されていましたが、今回のメインは確率が変動するくじだったのではないでしょうか。普通のくじは引けば引くほど残りのくじが減っていく一方で、増えることはありません。しかし、こちらのくじは自分が引きたい番号を自分が引く前に追加で1枚入れることで確率を変えることができます!私が引いた結果はこちらとなります。ちなみに私は2等のパックマン風のアクリルパズルが欲しかったので2を書いてくじを引かせていただきました。あ、値段は300円でした。

 結果は4等でした。一番下かと少しがっかりしたのもつかの間、なんと4等はアクリル板取り放題の選択肢がありました。昨年ひっそり自宅にレーザカッタを買っていたのですがホームセンタで買ったアクリル板をレーザカッタに入れられるサイズへ切るのがおっくうでそんなに稼働頻度が高くない状態でした。(アクリル板は小さいサイズでも買えますが、割高になる。)また、普段はあまり厚いアクリル板は買わないので今回集めのものも含めいただきました。持ち帰るのにも重いため、たくさん持って行ってくださいといっていただけましたが調子に乗ってたくさんいただくと、私の方も持ち帰りが大変なので下の写真の量だけいただきました。くじでアクリル板が当たって喜ぶのはNTイベント位ではないでしょうか。私は大満足です。ありがとうございました!

一石さんに敬意を表して一石アンプ、だけ (Na.Xiaさん)

mizki(Na.Xia) (@jk196jp) | Twitter

 以前加賀で拝見した際にはアナログのオシロスコープを分解されていたと思うのですが、今回はトランジスタ1個でアンプを作られていました!画面中央部に映っている大きいヒートシンクに張り付いているのがそのトランジスタとご説明いただきました。周りの空中のはんだ付けも心をくすぐられてわくわくしますね!音はとてもクリアに聞こえていました。高電圧注意のカバーをかけられていたのですが、何V位になるのかはお聞きしそびれてしまいました。ご説明ありがとうございました!

f:id:yoichi_41:20210627113415j:plain

電子工作いろいろ (一石アンプさん)

一石アンプ (@issekiamp) | Twitter

 光るLEDディスプレイのお面や電子ブロックマイコンを積んだもの等バリエーションに飛んでいらっしゃいましたが、今回はM5Stackを使ったラジオをご紹介させてください!アリエクスプレスという通販サイトで買われたワンチップのラジオICをM5Stackのプロトタイプ基板に実装し、M5Stackとシリアル通信およびアナログ接続をしています。シリアル通信部分で周波数のチャンネル等を指定し、アナログ部分で音を読み取りM5Stackのスピーカから出しています。

 比較で普通のラジオの基板を上に展示されていましたが、電源等他の要素があるとはいえ、かなり大きくM5Stackに入るレベルでワンチップになっていることに技術の進歩を感じました。型番お聞きし忘れてしまったのですがおそらく検索すれば出てくると思います。ご説明ありがとうございました!

多脚型ロボット1体 (高橋ちゃんさん)

元ロボット芸人高橋ちゃん (@pokipoki121) | Twitter

 某ポプテピピックのキャラクタの様な見た目で激しく動く多脚ロボットで素敵な踊りを披露されていました!いつ見ても動きに切れがあっておもしろいです。NT名古屋2019で初めてお会いした時も一緒に出展したロボットを高橋ちゃんさんのロボットと絡ませていただいたのですが、懲りずに今回も後述の私のロボット「アカウディオン」と首振りロボットコラボをさせていただきました。

 実は高橋ちゃんで止めるべきなのか高橋ちゃんさんとすべきなのかずっと迷っていたりします。ありがとうございました!またコラボさせてください!

ビーズ、レジン等で作ったヘアアクセサリーと、それを見せるためのアレンジ用ヘアウィッグ2体(ブース装飾でLED使用予定)(NHT なんかはじめてつくってみた hair designさん)

  ※Twitterはやられていない様でした

 ビーズやレジンのアクセサリを展示されていました。「なんか作ってみたNT」の展示会なので普段自分では作らない分野の作品を拝見できるのもよいですね!レジンは光造形タイプの3Dプリンタの様に紫外線で固まる粘土が少し高めの液体です。枠で囲った後、その中にビーズ等を入れて紫外線を当てて固めます。ツイートでも触れていますが、市販の枠を使用するのではなく、枠となるパーツを手で押さえて作成されたとのことで形がひょうたん型になっています。何かの機会があった際にはレジンも活用した工作もやってみたいと思います。ありがとうございましたー。

micro:bitVRコントローラ&ドローンを体験!(一般社団法人FAP(共同研究開発チーム)さん)

Twitterはやられていない様でした

 学生の方と共同で、micro:bitを使ったVR教育プログラムやドローンを作成されていました!VRの方は人気でお話しお聞きできなかったのですが、金沢のNHKの番組でご紹介されていたのでそちらの記事のリンクを貼らせていただきます。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/kanazawa/20210627/3020008532.htmlwww3.nhk.or.jp

 ドローンの方は色々とお話をお聞きできました。Telloというドローンは教育向けに操作用のpythonのライブラリが公開されています。(実は何か作ろうとして買ったのですが飛ばして満足して眠ってしまっています。)それを利用してUDP通信でPCから指令を送っているそうです。コントローラ用のmicro:bitBluetoothは載っているのですが、wifi機能はないためmicro:bit同士で通信した後でPCにデータを送っています。こういった部分も買って事前に知っていなかったら踏み込んで聞けなかったと思うので買ってよかったと思います。アイディアはあるので私もTelloで何か作ろうと思います。

 他にもmicro:bitのコントローラで隣のブースでぷよぷよがプレイできる作品なども展示されていました。私が小さい頃にもVRやドローン等のこういった教育プログラムがあったら夢中になっていたと思います。ご説明ありがとうございました!

emmyWash (emmyWashさん)

emmy Wash (@emmyWash39) | Twitter

 笑顔を認識して消毒液を出すデバイスです。市販していると伺いました。こちら、面白いのが中身がほぼスマホのアンドロイドの基板そのままだそうです。元々のプロトタイプはArduinoだったとのことなのですが、協力工場がおそらくアンドロイドに強い工場だったことで量産することでコストを下げられる背景もあるのかアンドロイドの基板とカメラが搭載されています。メリットとしては組み込み系のC言語等で書かなくともソフトウェアエンジニアの多いJAVAやKotlinでかけること、アンドロイドの仮想環境でそのままデバッグができること等があると伺いました。アンドロイドは全然触ったことがないのですが、開発環境を入れると一緒にエミュレータが付いてくること等も教えていただいたのでちょっと興味が出てきました。やりたいことが多すぎる。知らないことが多かったので根掘り葉掘り聞いてしまいまいしたが、ご説明ありがとうございました!

f:id:yoichi_41:20210626124156j:plain

腕章 (五味さん)

五味 (@GomiHgy) | Twitter

 NT金沢の運営をして下さっている五味さんですが、かっこいい腕章をされていたので遠くからでも一目でいらっしゃることがわかりました。M5Atomを使われていたのですね。アクリル板におそらくレーザカッタで刻印を掘り、横からフルカラーLEDで光らせることで文字を光らされていると思います。感染対策の連絡先登録用のURLのQRコード配布等、本当にありがとうございました!

<無人展示>Lチカ展 (あきにゃんさん、みなさん)

あきにゃん (@TOPGUN_Aki) | Twitter

 電子工作の入門時、LEDをチカチカ光らせることを「Lチカ」というのですが、思い思いのLチカを持ち寄って展示しようというのが今回のあきにゃんさん主催のLチカ展です。詳しく知らないのですが過去にも実施されていた様な文言も拝見した気がします。無人展示なので解説はお聞きできておらずゆっくり見れていないのですが、勝手な推測で色々書かせていただきたいと思います。

f:id:yoichi_41:20210627094040j:plain

 某キャラクタのシルエットの基板の目の位置にLEDが付いています。境目がきれいなため、こちらの基板を発注して作成されたのでしょうか?気になります。右下の基板はボタン電池が付いているので動くのでロジックIC?が3.3Vでも動くのでしょうか?ブザーらしき素子もついています。

f:id:yoichi_41:20210627094044j:plain

 おそらくハーフミラーでしょうか?ネオピクセルと思われるLEDテープが鳥居状に配置されており、無限に続いているように見えました。鳥居がたくさんあると京都の伏見稲荷大社を連想しますが、今回は金沢なので金沢駅の鳥居モチーフ?

f:id:yoichi_41:20210627094047j:plain

 何だか聞き覚えのあるセリフだと思って検索して懐かしさを感じました。モールス信号等で表している…?ちょっと詳細は分かりませんでした。時間帯によって展示が増えたり減ったりしていたと思います。無人展示というのもよいですね。普通の美術館等で展示作品を見ながら考える時の気分に近い感覚になりました。ありがとうございましたー。

<ポスター展示>

 無人展示のLチカ展と別で、ポスターでの展示も行われていました。

f:id:yoichi_41:20210627094008j:plain

大道芸人うーの最近の活動報告  (大道芸人うーさん)

大道芸人うー@7/10和歌山大学前駅バルーン配布→7/21〜26バルーンアート個展 (@uoo2525) | Twitter 卯塚ウウ@バルーンアーティストVtuber #バルーンアート (@uu_uzuka) | Twitter

 バルーンアート大道芸人さんです。バ美肉(バーチャル美少女受肉)されたとのことでしたので、そちらのURLも貼らせていただきます。バ美肉…正直興味あります。美少女になるかはひとまずおいておくにしてもVRアバターは作ってみたいです。古典と光るバルーンアートのご紹介のポスターが貼られていました。どんな感じで光るのでしょうか。バルーンアートに詳しくなく、なかなかポスターのみでは魅力を理解しきるのが難しい様な感覚があるので、いつかどこかの展示会で拝見したいです。ありがとうございました。

デジタル万華鏡を作ってみた (けけゆうさん)

けけゆう (@krafts_kustoman) | Twitter

 デジタル万華鏡を作ってみた。というタイトルでポスター展示されていました。きれいですね!こちらもぜひいつか現物を見てみたいです。木の切削をされていてmicro:bitがすっぽりきれいに収まっているのがすてきです。木の筐体もかっこいいです。けけゆうさんはNT加賀で展示していた際に、「思えばあの方はけけゆうさんだったのでは…?」と後から思った方がいたのですが確認できていません。人違いかもしれません。いつか直接お話しさせていただきたいです。ありがとうございました!

動画もありました!

TinyRusk (オークボ電子機巧さん)

オークボ電子機巧 (@KarakuriOkubo) | Twitter

 情報を伝えあってつながる協調ユニットとのことです。赤外LEDで情報を周囲に発信するとのことです。どんなルールで通信しているのか…?動画も暗くてパッと見ではよく分かりませんがいつか現物を見た際にお聞きしたいです。ありがとうございました!

www.youtube.com

ものづくりサークル ガマチカ (てーもん君、JunpeiK君、青木晃也君)

青木晃也 (@aoki_kouya) | Twitter

てーもん (@temon_cs12a) | Twitter

 こちら、私の友達の出展です。私の隣のブースでの出展でした。メインの展示は「オンライン射的ゲームHODAI」で、他には「チェビシェフリンク機構のロボット」、「ロボット型ムービングライト(通称パリピロボ)」、「タコメータ付きフライホイール抵抗制御」を展示していました。他にも実は「ドラムロボ」も持ってきていたのですがスペースの都合で展示できず…。せっかくなのでドラムロボも含めて紹介させてください。

固定砲台型射的ゲームHODAI

HODAI (@HODAI_Lchika) | Twitter

 青木晃也君がメインで作成してくれた赤外線射的ゲームです。後述の私の作品、アカウディオンやてーもんくんのトロンボーンロボもこちらの的として作り始めました。開催期間にブラウザでURLにアクセスすると名古屋の青木君の家に設置しているHODAIをコントロールして射的ゲームができます。同時にコントロールもできるので人がたくさん参加するとカメラが右往左往して楽しいことになります。動作中の動画等を取りそびれてしまったのですが、今回は隣でWeb会議も繋いで解説してもらう現地とリモート展示ハイブリッド方式で実施しましたがなかなかうまくいったのではと思っています。詳しい解説は下記リンクにありますのでお時間あればこちらもご覧ください!

https://home.lchika.club/posts/hodai-system

ロボット型ムービングライト

   てーもんくんの作品です。勝手にパリピロボと呼んでいます。不思議なゆるさというか愛嬌があって好きです。元々はサタデーナイトフィーバーのイメージで片手で持ちたかったとのことですが、重かったため今の両手持ちに変更したとのことでした。

 スリップリングの代わりに4極のイヤフォンジャックを使っています。イヤフォンジャックを使うアイディアは大学の頃に友達から聞いたことがあった気がしたので私の方で提案してみました。ただ今回RGBとGNDの4極が必要で、4極のイヤフォンジャックがあることはまた別な同好部のメンバーから教えてもらって採用された形になると思います。面白かったのが展示で7時間動かし続けると元々削れていない部分が削れるということでした。2日目はそこまで追加で削れは発生していなかったので意外と実用に耐える構成かもしれません。何か機会があったら私も使ってみたいと思います。

また、本人による解説記事がこちらにあるので詳しくはリンク先をご覧ください。

https://home.lchika.club/posts/moving-light-robot

タコメータ付きフライホイール抵抗制御

 こちらもてーもん君の作品です。電動カム軸式抵抗制御器という昔の電車で使われたシステムを利用してモータの回転数を制御しています。仕組みとしてはカムの物理接点によって抵抗の接続を切り替えている形になります。MDFの筐体も温かみがあってよいですね!詳しい仕組みはこちらの記事をご覧ください!

https://home.lchika.club/posts/resistor-controller2

チェビシェフリンク機構ロボ

 JunpeiK君の作品です。平らな床だときれいに歩くのですが、今回はタイルの上だったので途中で溝に引っかかってしまいました。逆に愛嬌があって良い感じです。中身を見せてもらったのですがタミヤのモータキットで駆動していました。今後は左右の足を独立に、またESP32等で無線操縦もできたら良いかもといったことも聞きました。会場に来てくれたお子さんに操縦してもらったりしたいですね!

ドラムロボ

 こちらもJunpeiK君の作品です。こちらは6軸のアームが2本で計12個のサーボの豪華な作りになっています。最近MyCobot等ロボットアームも熱いので個人的に気になっています。HODAIの的として制作されたため、ドラムのスティック部分に受光素子が取り付けられています。詳しい解説はこちらをご覧ください。

https://home.lchika.club/posts/drum-doublearm-robot

パスコンパス

パスコンパス (@pscmps) | Twitter

 最後に僭越ながら私の展示の紹介もさせてください。いや、自分のブログなので別に僭越ではないですね。私は今回 つの作品を展示していました。

人間味マスク

 個人的に代表作だと思っているのですがどうなんでしょう。MaixBitというカメラつきボードを使用してサーボを動かしています。長いこと放置していたので前日(当日)に修理したのですが突貫修理でホットボンドで後ろ側にだいぶはみ出して固定したので見学者の方に2回ほど、「かぶれないじゃん!」とつっこみをいただきました。今後改良するならもう少しコンパクトにしてかぶれる様にするか、フルカラーに光らせるかしゃべらせるかその辺りでしょうか。ちゃんとしたバッテリを繋げば比較的安定して動いてくれるので気に入っています。

昔書いた記事はこちらです。

yoichi-41.hatenablog.com

人間味センサ

 人間味マスクの元ネタです。初めて作ったプリント基板でマイコンレスの構成でとても気に入っています。こちらは赤外線を発するLEDと受光素子がセットになったフォトリフレクタという素子が口についています。人の指は適度に赤外線を通すので、指を押し当てても光が返ってきて電流がながれて目のLEDが光ります。一方で、金属板等光を通さないものを押し当てるとLEDは光りません。知っている人からすると当たり前で基板にするまでもない回路なのですが、これを「人間味を検出しています」と説明することでちょっと良いリアクションをいただけたりします。

解説記事もだいぶ前に書いていました。

yoichi-41.hatenablog.com

機構キーホルダ

 こちらは実は昨年のNT金沢カタログに載せていただいた作品です。メカ機構のキーホルダでハンドスピナーの様に暇なときに手でくるくる回すイメージです。ちょっと最近新作が作れていないですね。今回こちらの作品や人間味センサを触っていただく場合、消毒を徹底して実施しました。本日開催から2週間たちますが今のところ感染報告などお聞きしていないので内心ほっとしています。

yoichi-41.hatenablog.com

アカウディオン

 こちらは上で出てきたHODAIの的として作成し、今回独立で展示した作品になります。iPhone上でPythonが動かせるPythonista(1200円位)というアプリを使ってM5StickCへwifi経由でOSC通信という方法で座標値を送っています。受け取った座標値に応じてモータを動かして、首を動かしています。実はバグがあって上の端の方を触ると首が下がってしまうのですが、意外と気が付かれませんでした。また、こちらはスマホからOSC通信でPCへもデータを送っておりSonicPiというソフトで座標値をそのまま音に変換して音楽を奏でています。面白いのが、座標値を生で変換しているのでほぼほぼ不協和音になります。意図せずラスボスの前の荘厳なメロディが奏でられ、コミカルな動きとのギャップが生じています。

ハニワンハンド

 今回の目玉になるはずだった作品です。とあるきっかけでハニワを作りたくなり、そこから紆余曲折を経てグネグネ曲がるハンドを作ってみることになりました。が、課題が多く時間が間に合わず結果として参考出店となってしまいました。なかなか難しいのですがまたのんびり作っていきたいと思います。

まとめ

 軽い気持ちで書き始めたら大変な文量になりました。たぶん最高記録?楽しく書き始めたはずが書いても書いても終わらないので途中で若干しんどくなりましたが勢いで書き切りました。
 書いていて思ったのはやはり書けることは私自身の理解度に寄ってしまうので回路関係の展示をされている方の解説が薄くなってしまうことでした。普段からm5stack系列をよく使っており思ったものを形にするのは早いのですが、回路的な部分はなかなか身につかないのかもなと思うところがあります。後は、やはり全員の方の展示を見切れなかった後悔が大きいです。胎動を体験する作品やコンデンサヘッドホンの展示、STEM教育コンテンツや車いす計算尺、輪ゴム鉄砲などなど気になっていたもののタイミングを逃してお話しお聞きできていない方がいたのでまたいつか別な展示会で拝見させていただければと思います。
 この記事を見て「展示会を見に行きたいなー」もしくは「出てみたいなー」という方が一人でもいたら私はとても嬉しいです。どこかの展示会でお会いした時に「この記事読みましたよ」と言っていただけたらガッツポーズをして喜ぶと思うので、もし私にガッツポーズをさせたい方はぜひ頭の片隅に置いておいてください(?)。読んで下さりありがとうございました!次はNT富山かな。

 過去の展示会(オンライン含む)のレポート記事も貼っておきます。

yoichi-41.hatenablog.com

yoichi-41.hatenablog.com

yoichi-41.hatenablog.com

【レポート】NT金沢2021の作品を紹介する(1/2)

 6/26,27に開催された「なんか作ってみた」作品展示のイベント、NT金沢に出展してきました。

nt-kanazawa.org

 本当は全ての方の作品をご紹介したかったのですが、自分の展示の説明をする必要もあったり展示者の方がいらっしゃらないタイミングだったりと拝見できていない作品があります。すみません。
 また、写真撮影前には許可をいただいて撮っていますが、ブログでの紹介まで全員の方にはご相談できていないので掲載NGや内容に誤りのある場合はお手数ですがご連絡ください。修正させていただきます。

  • 目次(順不同)

立体表示ディスプレイと電子楽器(OUCHI-Laboratoryさん)

 Twitterは今はやられていないとのことでしたので昨年のMakerFarieTokyoのページを貼らせていただきます。

makezine.jp

 動画で伝わりづらいかもしれませんが、OLEDの黒い画面が水平方向に配置されておりそれが高速で上下に動いています。高さに応じて富士山の等高線の様な表示が同期して表示され、残像で立体映像の様に見えるという仕組みです。

 色々と面白いお話をお聞きしました。一つは自由度の話です。昨年MakerFaireOgakiでLCDを回転するスリットに入れて描画する展示(エポメトロープ)を拝見したのですが、そちらは映像の向きがスリットで仕切られるため、およそ見る角度の自由度が回転面に対して24分割程度となります。下記は大垣で展示されていたエポメトロープの方の記事です。

note.com

 こちらは優劣という話ではないのですが、OUCHIさんの展示はそれと比較するとみる自由度が無限大となっています。昔のワイヤーフレームのゲームが立体的に見えている様な不思議な感覚があります。また、お話をお聞きする中で、「2次元の画面に対してz軸の振動を加えることで3次元にしています。なのでこれを4次元に振っていただければ4次元になります。」とご提案(?)いただきました。屏風のトラを捕まえるような表現ですが、実は4次元目を時間として考えると、映像を動画の様に流すことで4次元となります。
 同じ仕組みでTwitterで動画で再生する製品をご紹介いただいたので貼らせていただきます。OUCHIさんも今年のメイカーフェアで動画対応バージョンを展示予定とのことでしたので、ぜひ拝見させていただきたいです。

 制御構成に関しても色々伺ったのですが、メインのUI等の制御はラズパイで、ESP32というマイコンで指令を送りそこからステッピングモータのドライバとディスプレイコントローラを制御しています。FPGAはOLEDのフルカラーモデルの方ではデータ量が多くて必要になったとおっしゃっていたと思います。フルカラーモデルでなければ意外と簡単に作れるそうです。

f:id:yoichi_41:20210626120141j:plain

 上下運動に関してですが、単純な円運動ではSinカーブになってしまい、同じ周期で画面を切り替えてもピッチが変わってしまいます。そのため、中のカムに溝を切り、一定速で回しても上下に一低速で動く様にしていると伺いました(下の動画)。面白いですね!カムは3Dプリンタ製とのことなので私もカムを使った工作を何かいつか作ってみたいなと思いました。

 もう一作の方は写真を撮りそびれてしまったのですが、気圧センサでユーフォニアムを再現した楽器でした。面白いのが口でハミングする周波数を読み取って、音程を変えるモードもある(実際の金管でも可能だそうです)とのことで、最初いったいどうやって音程を変えているのかわかりませんでした。  他にも木工へのこだわりもレベルが高く、外装の木と木の隙間を曲げた木で境目が見えないレベルで埋めていたり、木の表面とエポキシ樹脂を利用したルームランプを作成されたりしていました。だいぶ長いことお話しお伺いしていたので紹介も長文になってしまいました。大変面白いお話ありがとうございました!

f:id:yoichi_41:20210626120855j:plain

ゲーム「ARMORED CORE for Answer」に出てくる機体『ホワイトグリント』の1/7サイズ(妖精の姿煮 with C.Tさん)

  コスチーム (@CosTeam5) | Twitter

妖精の姿煮 (@autobahn256) | Twitter

 会場でひときわ目を引く作品でした。とにかく大きい!原作やったことはないのですが、それでも限りないロマンを感じます。また、動きや光へのこだわりがすごい!こちらの動きは後述の私の作品「アカウディオン」と同じ機構とお聞きして思わぬところでシンパシーを感じました。

 外装がすさまじく、お聞きしたところ騎士の甲冑等のコスプレも作成されており、ノウハウが活かされているとのことでした。このロボットのすごい所はコスプレであるため、人が着ることができるところです。足の長さが足りないと思ったのですが、そちらは高所作業用の下駄?か竹馬の様な製品を組み込んで、それで足を浮かせています(下の写真)。

f:id:yoichi_41:20210626163117j:plain

 また、よくよく見ると意外と思わぬところに日用品が隠れています。一番驚いたのは下の写真のメカ部分がスプレーで作成されていることでした。普通だったらスプレーのノズル部分に注意が言ってしまってこの形全体をみてこの部分に使おうとはなかなか思えないのではないでしょうか。見立てのスキルというか、何というのかわからないのですがとても参考になりました。

f:id:yoichi_41:20210626163643j:plain

脚の方も動きます。割と今まではロボットアニメやゲームのロボットよりロボコンの機構が集まったロボットの方が好きだったのですが今回これを見て少し考えが変わりました。めちゃくちゃ良かったです。ありがとうございました。

また、妖精の姿煮さんご自身もマスクを着用されていてかっこよかったです。

漆芸+電子工作「螺鈿行燈」と螺鈿アクセサリー(SIHOさん)

SIHO@螺鈿行燈/IT系技術者 (@SIHO_o) | Twitter

 昨年のMaker Faireで拝見して、電子工作と伝統工芸を合わせた作品は他にあまり見たことがなく面白いなーと思っていたので今回ゆっくりお話をお聞きできて良かったです。ワイヤレス給電で置くと光る漆の灯籠を作成されています。こちら、見た目では全く分からないのですが、実は光造形の3Dプリント品をベースに加工をされています。灯籠の柱には2mm径の穴が開いており、手作りで作ることが難しいため3Dプリンタにたどり着いたとのことでした。また、最初はFDMの透明フィラメントを使われていたのですが、磨く必要があり、後工程の漆と螺鈿で磨く工程が必須のため腕が腱鞘炎になってしまい、光造形に変更したと伺いました。

www.shihoota.jp

 また、ご本人のストイックな制作への姿勢がうかがえるエピソードを色々と教えていただきました。比較実験の様に効率を重視しながら条件を振りながら試作品を作成されているお話しをお聞きし、私はてっきり理系のご出身だと思ってしまったのですが、実際はそういうわけではないそうです。文系の大学を出られた後に仕事の都合でソフトを確認する立場にあり、「自分でも書けるのでは?」とソフトを担当されたところからハードにも広がっていきArduinoを触る様になり、まさに「なんか作ってみた」NTの精神でここまでこられていたことを伺いました。

 無線給電は電磁波を使用してコイルで電力を伝えているのですが、面白かったエピソードとして、四角柱型の作品で下側を小さくすると、電磁波シールドのシートも小さくせざるを得ず、ノイズの影響で回路が動かなくなり、写真撮影の〆切の都合で泣く泣く前回の球状の作品のベースを使って写真だけ取られたと伺いました。チラシのこの写真。

f:id:yoichi_41:20210704100259j:plain

 ノイズ対策をするためにはできるだけコイルに近い位置でコイルより少しだけ大きいサイズで電磁波シールドを用意する必要があるそうです。勉強になります。 こういった工夫や苦労のお話をお聞きするのはとても好きなのですが、直接ゆっくり話す機会がないと難しいので大変ありがたかったです。

人型またはクマ型ロボットの展示( あるば~とさん)

あるば~と (@albertlabo) | Twitter

 NT加賀の際にVRChatで少しだけお話しさせていただいていたので、ご挨拶させていただきました。熊のロボット「くまりん」と人型のロボット「シフト」を展示されていました。シフト君の方はM5Atomというマイコンで加速度、角加速度を取得されていますが、そのままでは暴れてしまうため、カルマンフィルタというフィルタをかけて処理をされているそうです。

 また、そこにはM5コンテストの景品の金色のM5Atomが!(写真撮り忘れ)私も昨年出展していたのですがあるば~とさんもご出展されていました。数が多く把握できておらずすみません。。会場で「「これでもか!」という位M5製品を使った」と伺いましたが、確かにリンク先のサイトを見ると、AtomMatrixを3個、AtomLiteを2個、M5Stackを2個の合計7個使われていてびっくりしました!

protopedia.net

ちなみに私が当時出展したのはこちらです。

protopedia.net

また、あるば~とさんのロボットは4~5年前に発売されたロボノイドというキットがベースになっており、おそらくバッテリーの劣化で?現在たたき売りされており元々5万円のキットが最安で5千円で売られていたとのことでした。驚きなのがシリアルサーボが8個とDCサーボが付いてその値段とのことです。私が帰宅後探した時は8千円位のものが見つかりましたが、それでも安いと思います。昔は服を着せると発熱で不具合が起きてしまったそうですが、時代が進んでこちらのキットを使えば問題ないとのことで、骨組みの粗さを隠すために服や熊のガワを着せていると伺いました。

www.atomtech.co.jp

 他にはシフト君に載っている2500円程度でwifi接続可能な遠隔カメラAtomCamに関しても教えていただきました。※こちらはM5Atomとは関係ありません。ESP等のマイコンを使えばカメラ映像を送ることは可能ですが、なかなか自分で全て実装するのは大変ですし、駆動系と映像系を両方動かすのはしんどかったりすると思います。必ずしもそちらを自力で作る必要がなく、サイズ感が問題なければ選択肢としてかなりありだと思いました。色々とありがとうございました!

しっぽロボット(BotaLabさん)

botamochi6277 (@botamochi6277) | Twitter

 過去にNT名古屋でご一緒し、つくりま☆SHOWというイベントでも共演?させていただいたBotaLabさんがご出展されていました。

NTの際はカムロボでしたが、今回はしっぽロボットでご出展されていました。2本のワイヤーをそれぞれ2個のサーボモータで引っ張って動作させています。中身を比較して展示されていてとても面白かったです。下のリンクのしっぽロボットを分解して参考に作成されたそうです。工夫点として根元のばねを強めにしたり、軸として使用しているプラスチックの硬さの異なる棒を5種類買って比較したりされたそうです。ちなみに軸は硬すぎるとうまく曲がらず、柔らかすぎるとへたってしまうとのことでした。モータも途中から強い出力に変更したり変遷を知るのはやはり楽しいです。今後は人体への着用等色々考えていると伺いました。楽しみにしています!ありがとうございましたー。

qoobo.info

※つくりま☆SHOWの記事はこちらです。

yoichi-41.hatenablog.com

座禅マシーン他(TMDものづくり工房さん)

TMDものづくり工房 (@TMD_MWS) | Twitter

 TMDものづくり工房さんも一昨年のNT名古屋や伊勢ギークフェアでご一緒しました!お久しぶりにお会いできて嬉しかったです。座ってから3秒間の圧電素子で状態を取得して動きを検知すると棒で喝を入れてもらえます。今回、座禅マシーンにはOLEDで時間表示が追加されていました。「座禅中見てはいけない様な…?」とお聞きしたら実はご本人も本格的な座禅はされたことがないとのことでした。また、上の動画はデモモードですが、実際に待機中の際にはなぜかサーボからジジジという異音が鳴るため、それが気になり一瞬で喝を入れられてしまいました。私の邪念が音になったかの様です。

f:id:yoichi_41:20210626113133j:plain

他にもレーザカッタで旅先の写真データを加工してティッシュ入れを作られていたり、足踏み式消毒(写真撮り忘れ)を制作されたりしていました。

異常に光るパチパチクラッピーーとミニグロッケン自動演奏(necobit&ウズキアオバさん)

necobit(ねこびっと) (@necobitter) | Twitter

カワヅ (@necobut) | Twitter

ウズキアオバ (@uzuki_aoba) | Twitter

 私のブースの向かいだったこともあり、記事を書いている今も客寄せメロディが頭に残ります。NT金沢の思い出はあのメロディと共に。カワヅさんご本人はリモートで参加されており、ウズキアオバさんが直接の展示説明をして下さりました。MIDIでPCから信号を送り、ソレノイドを動かして鉄琴を叩き、隣のクラッピーの拍手とLEDもコントロールしています。

f:id:yoichi_41:20210626104753j:plain

MIDIの送信画面も見せていただきました。上2段がメロディで、3段目がクラッピーの拍手、4段目がLEDのON,OFF、5段目でLEDの色を制御だったと思います。ソレノイドを動かせることは知っていたのですが、フルカラーLEDの色もコントロールできるというのは知りませんでした。

私は出展するとバッテリが不調になったり電波がうまく繋がらなかったりとトラブルが起こることが多いので、長時間動き続けているのもすごいなーと思います。ご説明いただき、ありがとうございました!

外骨格恐竜「うちのシロ」展示(ヒゲキタさん)

ヒゲキタ (@higekita1) | Twitter

 ドームも有名ですが、今回は着ぐるみ?の恐竜、シロの展示をされていました。

 Twitterや記事で動画は見たことはあったのですが、実物を間近で見ると迫力が違いました…!そちらを向いていなくても視界の端に入るとびっくりします。夜のタイミングでは目が閉じる仕様になっているようで、細かいところまでのこだわりがすばらしいです。収納の様子なども見たかったです。たためるんでしょうか?ありがとうございました!

toioを使って不思議なコマを回そう(XMAKERSさん)

yukima77@NT金沢 (@ykmtd77) | Twitter

色々な展示をされていました!一つは表題のtoioを使った展示です。toioはsonyの箱型ロボット?でBluetoothで接続して色々プログラミングなどができます。存在はずっと気になっていたのですが、実物を見るのは今回が初めてでした。micro bitというマイコンを振るとbluetoothBluetoothで繋がったPCへ指令が飛び、そこからtoioへ回転の指令が飛びます。残像で模様が混ざって見えます。結構早く回るので驚きました。

また、左手のmicro bitを振ると左車輪が動き、右手のmicro bitを振ると右車輪が動くロボットも展示されていました。こちらは必死に腕を振っていたので写真を撮り忘れてしまいました。お聞きしそびれてしまったのですが、Bluetoothは3つで双方向通信等もできるんでしょうか。ちょっと調べてみようと思います。

こちらも魅力的だったのですが、EnOceanという省電力無線デバイスの販売をされていました。スイッチサイエンスで買えるようです。EnOceanの一般的な基板は数万円ほどしてしまうとのことですが、こちらは6000円ほどでGroveコネクタで接続が可能です。こちらなんと電卓に載っているような太陽電池で4~5年ほど寿命が持つそうです!XMAKERSさんは玄関のドアに取り付けられているとのことで、こちらは電池駆動ですがそれでも同様な期間持つと伺ったので便利ですね。IoT機器を作った際、ずっとACアダプタから給電するのは何だかなぁともやもやすることもあると思います。送信側であればこちらのEnOceanはなかなか便利そうです。

www.switch-science.com

 最後はゴミ出しのお知らせガジェット「5374ガジェット」です。金沢市は市のサイトにCSV形式でごみの日のデータが掲載されているとのことでした。そちらをWebスクレイピング(自動データ取得)してごみの日の色に応じてライトを光らせます。市の公式のアプリの色と一致しているため一目でわかるとのことで、便利ですね!本当であればスクレイピングで取得するのではなく市の方からAPI(アプリケーション・プログラミング・インターフェイス)を公開してほしいとおっしゃってましたがお役所なのでなかなか難しいのだと思います。日本全国が統一規格になればよいのですが。。

 XMAKERSさんは陽気な方で、ブースで私の展示を説明させていただいた際にもとても良いリアクションをして下さり説明していてとても楽しくなってしまいました。ありがとうございました!またよろしくお願いいたします!

学生のマイコン作品、チップ分解解析やガジェットなど (ifDLマイコンブ/akita11さん)

akita11/JunichiAkita (@akita11) | Twitter

 NT金沢の中の人、金沢大学の秋田教授のブースです。高須さんのYouTubeチャンネルの分解のススメの講演を何度か拝見しています。昨年のNT加賀の際に般若心経のLEDチップや1/4サイズのArduino等を解説していただきました。その際は何も知らなかったので作品のレベルの高さに「いったいこの方は何者なのだ…?」と途中まで思っていた覚えがあります。今回はタイミングが合わなかったので学生さんのマイコンの方を紹介させていただきます。  

いらすとやガチャ by tanakaさん

 ボタンを押すといらすとやのフリー画像が表示されます。こちら、私は1/17の「アラブの鷹狩りをする人」を引きました。数あるイラストの中からこちらを選ぶセンスがいいですね!はずれもあるとのことで、他の絵も気になります。

www.irasutoya.com

8パズル by tsuzukiさん

 スライドして1~8の数字を左上から順に並べるパズルです。M5Stack Core2のタッチパネルが存分にいかされていますね!クリアするには時間がかかりそうだったので途中でやめてしまいましたが内部的なデータの持ち方等気になりました。

M5Core2速度計 by sakamotoさん

 加速度センサを車のアナログのメータの様に表示しています。LovyanGFXという描画のライブラリを使われており、ぬるぬる動きます!かなり反応が良いです。なぜこういったメータを見るとわくわくするというか血が騒ぐんでしょうか。不思議です。

にじさんじガチャ by takebeさん

 写真を撮り忘れてしまいました。この中では唯一ESP32という無線モジュールでなくK210という機械学習向けのマイコンを積んだM5StickVを使った展示でした。当日は動かない状態でしたが、こちらだけやはり情報が少ないので難しいと思います。私も以前使っていました。

yoichi-41.hatenablog.com

インタラクティブLED by okamuraさん

 こちらもたまたま私が来たタイミングでPCがスリープになってしまい、見ることができませんでした。写真も撮りそびれてしまった。2日目もばたばたしており見られず申し訳ないです。確か拍手の音を検知してLEDが光ると伺った記憶があります。

いないいないばあ by ibeさん

 フォトリフレクタと思われる素子が赤ちゃんの絵の目に埋め込まれており、M5の画面の「いないいないばあ」の掛け声に合わせて手をどけてどれだけ早いかを競います。思わず力んでカメラがぶれてしまいましたw。ニッコニコと表示されたのでそこまで悪くはないスコア?

サーマルプリンタ by Sandarkさん

 こちら、アリエクスプレスという通販サイトで2000円ほどで買えるサーマルプリンタをM5AtomMatrixで動かされていました。付属の紙ではかなり濃く印刷が出るのですが、別途購入した紙では薄く出てしまうといった実際にやってみないとわからない苦労もお聞きしました。また、GIMPというイラストソフトの新聞印刷モードという機能を使うと、ドットの粗さを調整して灰色も表現できると説明していただきました。おもしろいですね!また、Sandarkさんは別な展示もされていたので別項目で触れます。

また、NT終了後M5Stack公式さんのTwitterからリプをもらったので今後サーマルプリンタの製品が出るかもしれません!

 みなさんM5Stackを中心に色々なアイディアで活用されており、M5製品が大好きな私は勝手にシンパシーを感じてしまいました。触発されて2日目には会場で名札を作ってしまいました。 UIFlowというWebブラウザでも使える環境だとノーコードで画像表示等簡単にできるのでおすすめです。最後少し話がそれてしまいましたが、各作品を丁寧に解説してくださりありがとうございました!

モバイルバッテリーで動くポータブル電光掲示板2(と1)(sandarkさん)

sandark (@sandarkR) | Twitter

 秋田先生のブースの隣で展示をされていました。私はまだ行ったことがないのですが関西の電子部品屋さん(デジット?)で売られていたJR味のある電光掲示板を制御されていました。面白いのが、基板が2層になっていて、奥の層にはLEDの足がはんだ付けされており、手前の層にはおそらく拡散用の樹脂が表面にコーティングされています。こういった方式の基板は見たことがなかったので新鮮でした。名前は忘れてしまったのですが日本の基板メーカの基板だと伺った記憶があります。また、基板として横に拡張する想定で作られており、シリアル通信の接続を増やしていくことでどんどん長くすることができます。ハードウェア的にも工夫されており、背面の基板固定部のアクリルのねじ止め部が斜めになっており、ネジを止めることで拡張しやすくなっています。ちょっときっとこれは伝わりづらいですね。背面から写真を撮るべきでした。 また、こちらの電光掲示板は一見フルカラーですが実は赤と緑のLEDとそれを同時に光らせるオレンジの3色の表示となっています。この色合いやっぱりJRで見たような?

 ソフトウェアとしても作りこまれており、先ほどから何度か出てきているESP32というマイコンWifiスマホ等から接続することで文字列を送信することができます。色の指定は[r赤][g緑][o橙]といった感じで指定して、それぞれ文字が「」と表示されるような形です。わかりやすいですね。また、こちらはキットとして販売もされていました。色々と解説をありがとうございました!

f:id:yoichi_41:20210626132816j:plain

曲がる電光掲示板ver2 (HanDenさん)

 電光掲示板繋がりで曲がる電光掲示板を作成されているHanDenさんの作品を次に紹介させていただきます。HanDenさんの曲がる電光掲示板シリーズは私が人間味マスクを作った昨年のNT京都から続いており、最初は部品が間に合わず作成ができなかったり色々な困難を乗り越えてここまで改良されています。毎回見るたびに更新があるのでとても楽しみにさせていただいています。今回は基板をユニバーサル基板にされたところと、今まではLEDテープを折り返して使用されていたのを面のLEDモジュールに変更されたということでそちらの写真を撮ることに集中して肝心の光っている動画を取り忘れました。

 右の写真の一番上の段のみLEDテープで段を一列足しています。また、基板の方は今後を見据えてMIDI用のコネクタやSDカードを実装されていました。プログラムの方はこれからとのことでした。また、テトリスができるような専用基板も作成されていて、7セグメントLEDを3列にしてしまったのが失敗だったとお聞きしました。テトリスの得点計算を考えたことがなかったのですが、すぐに4桁目まで行くとのことでした。現在はスクロールする方式で対応されていると伺いました。また次回グレードアップした作品を拝見するのを楽しみにしています。ありがとうございました!

手作りスピーカー、他 (コンドウ製作所(仮さん)

こんどうたけし・たなかよしお商店・kondou製作所 (@kondou_takeshi) | Twitter

 スピーカの展示をされていました。私はどうも耳が悪い様で、細かい違いがわからず申し訳なかったのですが、奥深いスピーカの世界の片鱗を味わうことができました。過去の展示のお話で面白かったのは、「洗面器を2つ組み合わせたスピーカを制作された際にこんどうさんご自身は筐体が振動してしまうことがいまいちな出来だと思ったそうなのですが、展示会にいらした見学者の方は手でそのスピーカを持つと振動して音を感じられることに感動されて気に入り、長いこと話が膨らみ、最終的には自分で作成された」というエピソードでした。自分としてはいまいちだと思っていても違う視点で感想をいただけるのは展示会の醍醐味ですね。

四角い筐体と丸い筐体で音が違うこと、普段は分解可能な構造にしているが、今回の新作の蚊取り線香豚さんスピーカは貼り付けて作成されたこと等、他にも色々とスピーカの構造に関して教えていただいたのですがちょっと頭がパンクしてしまって覚えきれませんでした。ごめんなさい。ありがとうございました!

円盤楽器、ロボット数点(音楽研究所さん)

Tetsuji Katsuda (katsuda10) (@Tetsuji_Katsuda) | Twitter

 Makerイベントに参加する方ならおなじみの演奏ロボットと天空のハープの展示です。今回のロボットはプロパンガスのボンベ?を加工した市販の楽器を回転させて演奏していました。ロボットの色に合わせて金色に塗装されています。調べてみたのですが、プロパノータという名前の様です。こちら、元々パンダの小さいロボットが円盤状の鉄琴を演奏する展示をされていたと思うのですが、そこからアップデートして大きなプロパノータに変更されています。重さがあるのでトルクが強いサーボに変更したと伺いました。すごくきれいな音なのですが、生の音なので周りの音に少し押されていますが、耳を澄ますととてもきれいです。

美音よひびけ!プロパンガスのボンベを楽器に | くらしを彩るウィズスマイル

 もう一つはアナログの弦楽器です。こちら、弦が放射状に配置されており、星座の様に演奏順に線が引かれていて順番になぞることで演奏ができます。今回は短焦点型のプロジェクタを下から投影することで、夜空のアニメーションが動くようになっています。面白いポイントが、楽器の下にボールマウスが置いてあり、楽器を回転することでボール部が回転しアニメーションが連動して動くところです。短焦点プロジェクタはかなり投影面と距離が近いのですが、くっきり写っていて驚きました。5~6万円で買えるそうなので何かいいネタが思いついたら買ってみたいなと思ってしまいました。下の写真の白い箱が短焦点プロジェクタです。

f:id:yoichi_41:20210626165058j:plain

今後の展望として、演奏に対応してアニメーションを動かすこと等も検討されているとお伺いしました。いつか拝見できることを楽しみにしています。ありがとうございました!

※ツイートしそびれてしまったのでNT名古屋の時のものを貼らせていただきます。こちらの天面が透明なプラスチックになり、下から映像を投影していました。

DMX512を使った照明機材、さまざまな時計、電光掲示板など(木いちごの屋台2021さん)

 私の知識不足で細かい所までは理解できていないのですが、DMXという規格を使ってコンサートホール等でも使われるムービングライトをコントロールされていました。チャンネルと数値を指定することで動作させています。MQTTを使ってインターネットを経由することで、遠隔のライトも動かすことができるとお伺いしました!ガワが金属のライトは数万円ほどするそうなのですが、プラスチックのものは5000円ほどで買えるとのことで、意外と手を出しやすい価格帯だということを初めて知りました。なかなか光量が強く、顔に向くと思わず目をつぶってしまう位でしたが、これでも光量を絞っているとのことでした。

また、他にも高速で描画する電光掲示板やゲーミングPC用のファン等を展示されていました。こちらも知らなかったのですがゲーミングPC向けLEDは電子工作でよく使われる「ネオピクセルのフルカラーLED」がそのまま入っている様です。ArduinoやM5で簡単に制御できますね。自作PC好きの方はLEDの種類は気にせず、電子工作好きの方は意外と自作PCのファンのLEDには気にしないとのことで、盲点でした。ちょっとこちらも買ってみたくなってしまいました。色々なものが欲しくなってしまいます。ご説明ありがとうございました!ありがとうございました!

LEDキューブ、間に合えば4bitCPUも(FaTSさん)

 LEDキューブ、VHSのカメラの分解、百均のスピーカの音質改善等、色々な展示をされていました。順番にご紹介させてください。マイコン内蔵でないLEDキューブを配線されてダイナミック点灯という方式で色々なパターンでディスプレイされていました。かっこいいですね!いったいどうやってはんだ付けされたのか気になったのでお聞きしたのですが、木の治具を作成されてそこにLEDを差し込み、一面ずつはんだ付けされたとのことでした。正確な形状は下準備あってのものなのですね。

 VHSカメラの分解もされていました。驚いたのはブラウン管が中に入っていると説明いただいたことでした。こんな小さなサイズで作ることができるんですね。

f:id:yoichi_41:20210627100203j:plain

こちらがブラウン管の拡大写真です。モニタ自体は幅20mmもなかったような印象です。

f:id:yoichi_41:20210627100201j:plain

最後に、百均のスピーカのコンデンサの容量を変えることで音質を改善されている展示もされていました。ちょっと私がどうやら音の違い鈍感なこともあり細かい所はよく分からなかったのですが、何となく音がクリアに聞こえた気がします。色々とご説明ありがとうございました!

f:id:yoichi_41:20210627100556j:plain

続く

 20000字を超える勢いになってきまして、あまりに記事が長くなっても読みづらいと思ったのでこちらで一旦切ります。すでに読みづらいかも?
 コメント、スター等いただけたらめちゃくちゃ嬉しいです。あ、YouTubeのチャンネル登録していただけたらさらに嬉しい。普段あんまりこういうことは書かないですが、アピールしないと知ってもらえないし書くだけならタダなので今回試しに書いてみます。きっと後半も頑張れます。読んで下さりありがとうございました!

www.youtube.com

f:id:yoichi_41:20210626100251j:plain ※私の展示内容に関しても次の記事で解説予定です。

【シリアルサーボ】LX-15DをM5StickCで動かしてみた

 だいぶ前回更新から間が空いてしまいました。原因を考えてみたのですが、「作品として仕上げたもの全ての解説」を書こうとして、気合が入りすぎてしまっていました。その場合、勢いで書ききらないと文章量が膨大になって下書きのまま眠りについてしまいます。
 今回は初心に帰って「シリアルサーボLX-15Dの動かし方」に絞って記事を書こうと思います。 思えばこのブログを始めた時もM5StickVからPWMサーボを動かす方法から書き始めていました。

yoichi-41.hatenablog.com

目次

今回購入した製品

・LX-15D
 DCモータの様に多回転するモードと角度指定できるモードがあるとのことで魅力に感じて購入しました。 www.switch-science.com

・サーボコントローラ
 結果から言うとESP32系で直接動かせたため不要でしたが、サーボのID設定等は簡単にできます。 www.switch-science.com

・安定化電源
 サーボが6~8.4V駆動です。LiPoバッテリはあるのですが毎回充電するのも面倒でずっとほしいと思っていたので購入しました。 OutPutボタンがあるものを選んでみました。 www.amazon.co.jp

PCからサーボドライバを使って動かす方法

 最初にPCソフトウェアからサーボモータ1個を動かしてみました。 資料はこちらからDLできます。

https://www.hiwonder.com/store/learn/26.html

 もし基板を接続したのみの状態でブザー音が鳴る場合は供給電圧不足を疑ってみてください。 基板のVCC+、VCC-に6~8.4Vを供給する必要があります。
 この電圧が曲者で、LiPoの2セルであればちょうどその範囲なのですが、ACアダプタだと5Vや9Vの単位が多いです。 そのため今回は途中から安定化電源を供給して8Vを供給しています。

単体の動作テスト

 起動後タブを切り替えてServo Testにします。 この際複数台サーボを繋がない様にご注意ください。 右下でDCモータモードと角度指定モードを切り替えて動かすことができます。動作の様子です。

IDの指定

 シリアルサーボにはデフォルトでID1が指定されています。 そのため、複数接続してGeneral ModeでID1の角度を指定しても全てのサーボが同期して動いてしまいます。
 各々のサーボを動かすためにはIDを変更する必要があります。PCソフトウェアを使用するとIDの変更が簡単にできました。 f:id:yoichi_41:20210620142240p:plain

Servo TestタブでID入力後、Applyを押すとIDの書き換えができます。

M5StickCで動かす方法

 GitHubに「ESP32なら単線で動くよ」というサンプルを見つけたので方向転換してそれをお借りして動かしました。 M5StickC以外にもESP32のスイッチサイエンスの基板でも動作確認しています。

https://github.com/madhephaestus/lx16a-servo

 こちらのExample内のlx16aOneWireESPExampleをそのままお借りして動作の確認をしました。 最初からこれを見つけられれば良かったのですが、苦労したところは何か役立つかもしれないので最後にメモを残します。。

 配線ですが、ESP32やM5StickCのG0をサーボのシリアルピンに接続し、1kオームの抵抗で3.3Vへ繋ぎます。 GNDを共通にして、6~8.4Vをサーボの電源ピンに接続します。

サーボのピン配置はこちらを参考にしました。(ピン以外の回路はこの記事のESP32向けの配線とは異なるのでご注意ください。) github.com

サーボドライバ基板周りで苦しんだ話

 サーボドライバにArduinoからシリアル通信で動かすサンプルもあったのですが、結果から言うとうまく動かせませんでした。原因を深く見れてはいないです。
 ハマりどころとしてはサーボドライバ基板へのボーレートは9600でサーボと直接つなぐ場合のボーレートは115200ということがあります。長いことサーボ直接送信用のサンプルを使ってサーボドライバ基板へコマンドを送信してエラーになって苦しんでいました。
 また、サーボ直接コマンド送信する場合は3ステートバッファという外部回路が必要と教えていただきました。このコメントを参考に誤りに気が付くことができました。沖川さん(https://twitter.com/zoukeibaka)、本当にありがとうございました。

 シリアル通信は普段printfで数値を見るくらいしか使っていなかったのでコマンドの内容を一つ一つ確認したり、チェックサムがあっているか確認したりするのはなかなか楽しかったです。

まとめ

 LX-15Dに関して日本語でまとめているページは現状であまり見つからなかった(私調べ)のでどなたかのお役に立ったら幸いです。
 ESPで手軽に動くことが分かったのでちょっと使ってみようと思います。読んでくださり、ありがとうございました。 f:id:yoichi_41:20210620155139p:plain

【レポート】つくりま☆SHOWの感想+懇親会でお聞きできたお話

 ものづくりであれば何でもOKな「つくりまSHOW」というイベントに投稿させていただきました。懇親会も参加させていただき非常に楽しかったので、テンションに任せて出展されていた方と司会の方の作品の紹介や感想を書かせていただきます。記載内容に間違いなどありましたらご指摘いただければ修正させていただきます。

www.youtube.com

出展者さんの感想

おじさんできるかな? ばばーるさん

https://twitter.com/Babar_3B

live.tsukuruto.net

 子供の頃から憧れていたゲーム作りをラズパイを使われて作られています。動画のテンポと編集が素晴らしかったです!私もゲーム作りをしようと思って2~3回挫折しているので難しさの説明のところで共感しながら観させていただきました。また、ネタバレになってしまうのでここでは触れませんが途中からびっくりの展開になります。
 懇親会で謙遜なさっている印象がありましたが、ものを作ってイベントに出展されるというハードルは意外と思い切らないと超えられないと思いますし、熊のゲームやケースは完成されているのでお気になさらなくともと感じました。偉そうに聞こえてしまっていたらすみません。ありがとうございました。

しっぽロボット BotaLabさん

https://twitter.com/botamochi6277

live.tsukuruto.net

 既存のロボットを参考にしてしっぽのロボットを作られています。しっぽを滑らかに曲げる工夫が難しかったとおっしゃっていましたが、完成品は滑らかに動いていてかっこよかったです!私は猫は飼っていませんが、遠隔猫しっぽ監視システムを密かに期待してお待ちさせていただきます。モールス信号ならぬ猫しっぽ信号で通信なども楽しそうです。また、以前にNT名古屋2019等で改造したカムロボを拝見させていただいており、他にもいろいろな作品を作られています。またいつかリアルのイベントでお会いできるのを楽しみにしております。ありがとうございました。

クレーンゲームを作ってみた 福岡日曜Makersさん

https://twitter.com/fukuokasundayma

live.tsukuruto.net

 本物サイズのクレーンゲームを制作されていました!すごい!ハンドを仕様書なしで分解しながら紐解いていかれていたのでレベルが高いなーと思いながら聞かせていただきました。後、私は木工の工作を全然やったことがないので枠をしっかり組まれていてすばらしいと思っていました。M5Stackを使われる予定と伺ったので懇親会で以前のどこからでもロボコンで使ったUIFlowを紹介させていただきました。  M5Stackは新製品の販売スピードも尋常じゃなく、Twitterの方々も楽しそうに色々作られているのでオススメです。初期ロットは結構バグがあったりしますがそれも醍醐味の一つかもしれません。機構キーホルダも3Dプリンタがあれば現在出している分はデータ無料ダウンロード可ですのでよろしければ景品に使用してください。ありがとうございました。

ラムズボン パスコンパス

live.tsukuruto.net

 私も出させていただきました。緊張しましたが色々お話ししながら他の楽器の案の話などもできて良かったです。そういえば、対談でも懇親会でも言い忘れたんですが、ズボンは古着屋で100円で買いました。
 運悪くトラブルで途中音声が途切れましたが、そのタイミングでは「一人が音楽コーディングソフトで曲を操作して、一人がその曲をプレイする音ゲー」を作っているという話をさせていただきました。ぼちぼち名前も決めて進捗もつぶやこうかなーと思います。Orcaというソフトを使っているのでOrcaToOtogeとかでいきます。

論理回路を題材としたボードゲーム 西工大 領木研 大畑琴子さん

https://twitter.com/nobuoryoki ※先生のアカウントの様です

live.tsukuruto.net

 これ欲しいですね。特に今まで言う機会がなかったのですが、割とアナログゲームが好きで50個位持ってます。ゲームマーケットか通販をしていただければ買いたいです。ARのお話が出ていましたが最近やった「メカニカ」というボードゲームではカードの効果がARで説明されるものがありました。工場のタイルを配置して効率よく掃除ロボットを作っていくゲームでなかなか面白いのでオススメです。もうちょっとやりたい、というタイミングで終わるので何度も楽しめます。

www.youtube.com

 それとサイズ感とデザインの雰囲気がトポロメモリーに似ていると思いました。違うボードゲームの話ばかりになってしまってすみませんが、シンプルなルールで面白いのでこれもオススメです。直接お話はできませんでしたが、ありがとうございました。

topolomemory.banso.tokyo

xoriumさん

takegawa / xorium (@takegawa_xorium) | Twitter

xorium.jp

 おしゃれでレベルが高く、アィディアもすばらしかったです。ディスプレイを重ねて奥行を出していた作品はぜひ現物を色々な角度から見てみたいです。PVの見せ方等もかっこよく、デザイン系の方がいると色々理系だけでやるのとはまた違う視点も入るのだなと一人納得してしまいました。後は、やはり最初の方向性のところの相談に力を入れるというのもチームならではだなと思いました。対談の中でもありましたが、個人では思いついたものをとりあえず作って後から動機を考えたりすることも多い気がします。私も割とそのケースが多く、血迷った結果できてしまったものもいくつかあるなと感じています。同好部でも一つのものを作ろうとなるとなかなか決めるのが難しかったりするので参考にさせていただきます。直接はお話しできませんでしたがありがとうございました。

番外編 ~放送してない懇親会でお聞きした話~

 ここからは放送されていない懇親会でお聞きした内容を書きたいと思います。運営の方々の作品を紹介させていただきます。ZOOMも使い慣れていなかったのですが、参加して本当に良かったです。

松本さん

Yusuke Matsumoto (@matsuyu1979) | Twitter

 試作中のデモの動画を見せていただきました!RGBカメラで色を読み取りその色にあった曲を提案してくれるシステムです。ディスプレイの黒背景に読み取った色の図形(四角や丸等)が音に合わせて動く仕掛けになっていました。タッチデザイナーで作られたとお伺いしました。名前は聞いたことがありますが、使ったことがないので調べてみます。共感覚に興味を持たれていたタイミングで制作に至ったそうです。青色は「なめらかなので丸だろう」と決め打ちで図形を円にしたとお伺いしました。ある意味でこれも共感覚というか、人によってそこから違うというところも面白いなとお話ししていてと思いました。いつかどこかの展示会でぜひ現物を拝見したいです。ありがとうございました。

 その後少し話に出た顔の表情で演奏するシステムですが、MakerFaireOgaki2018での展示だった様です。動画などは見つかりませんでした...。

www.iamas.ac.jp

BlueToneさん

https://twitter.com/bluetoneinfo

 アィディアがすごい!ソレノイドコンテストに向けて制作されたとお伺いしました。そういえばご紹介される以前に見たことがあった気がします。Obnizで制作されていたとおっしゃっていました。投稿は昨年の様ですが、この状況下だと遠隔でできる電子工作ネタの需要はより増しているのではないでしょうか。

  • スペースデジミン

 赤外線センサーで手の距離を測って鳴らす仕組みのテルミンとのことです。音がかっこいい!もう一方の手で音量を調節できるとも伺いしました。これも非接触で演奏できるので今のご時世に良い??
 また、ドラムを演奏されるとのことで、リアルでお会いした際にはぜひドラムズボンの演奏をお願いいたします。 Pure Dataという音楽プログラミングの環境のことも教えていただきました。ありがとうございます。

小林さん

https://twitter.com/ryomakobayashi?s=21

www.tsukuruke.info

日本酒の研究をメインに...ではなく、MRIの研究をされているとお伺いしました。数少ないMRIに関して日本で研究されている方で24時間語れるとお聞きしてびっくりしました。MRIの解像度をあげるための棒?の存在をお聞きするまでは想像もできませんでした。また知らない世界の片鱗を味わうことができました。ありがとうございます。 私はお酒に弱いので機会がありましたら弱い人でも飲める日本酒がありましたら教えてください。

大下さん

(Twitterアカウントわかりませんでした...)

vol1.tsukuroka.org

 トラ技に載っていた回路でアナログのドラムのシンセサイザを2~3か月で制作されたとお伺いしました!完全にアナログなので湿度?で音が変わったりと日によって音が違うそうです。奥が深い...。展示用に大事なパーツはブレットボードにホットボンドで固定されていました。私もよく面倒な時はホットボンドに頼りまくっています。ラズパイも隣に設置してありましたが入力のトリガ用で音は全てアナログ回路で出されているとのことでした。ゲーセンのボタンも押して演奏してみたいです。途中からのBlueToneさんとのアナログの楽器の話も興味深かったです。ありがとうございました!

感想の様なイベント後に考えたこと

※勢いで書いたら大変な文量になりました。一番下の箇条書きのところだけでも読んでいただけたら嬉しいです。
 何かイベントに出展した経験のある方は共感いただけると思うのですが、自分の作ったものに対して感想やアドバイスをもらえたりすることはなかなか他の事と比較しようがない位楽しいです。これは主観ですが本当です。というより主観なので私にとって疑いようはなく本当です。もちろん個人差はあると思いますが気になる方は一度騙されたと思って出展いただきたいです。
 これがこんなに楽しいことだとは正直に言って自分で出展するまで気が付きませんでした。また、これが嬉しいことだとわかってくると不思議なことに他の方の展示にも興味が湧きます。 「なぜこれを作ろうと思ったのですか?」、「ここはどういう仕組みなのですか?」知っている技術でも思わぬ使い方で面白いこともありますし、特に全然知らない話は聞くだけで楽しいのです。また、相手の方もそれを話したくて出展しているケースが多いので大体の場合は楽しそうに話してくれます。 そんな体験を繰り返しているとある時にふと「あの時こんなことやってる人いたからそれを少し真似てこうしたらこんなことできるぞ」と何かが降ってきます。それをまた新たに出展したり動画に出したりブログに書いたりすることで正のループが回ります。
 最近はオンラインのイベントが多く、直接お話しして感想を言ったりいただく機会が著しく少なかったので、今回の懇親会はかなりテンションが上がってしまいました。Twitterで他の方の作品で良いなと思っても基本いいねボタンを押すだけのことが多いですが、これからは「○○が良いですね!」という様なことも時々意識して言える様になりたいなぁと思いました。

 後、別で気づいたんですが、心理的安全性というか、「ここなら安心して作品を投稿できる」という環境、雰囲気づくりもとても大事と感じました。NTやつくろか系の良い感じにゆるいところが好きです。学会発表や新規事業提案の場で「ドラムを縫い付けたズボンを作りました」なんて言おうものなら袋叩きに合うイメージしか浮かびません。「新規性はあるのか?」「なんの役に立つのか?」「投資額をペイできるのか?」「顧客規模はどのくらいか?」そんなことは聞かれても困ります。
 私はこれが面白いと思って作りたいと思ったから作ったのです。それ以下でもそれ以上でもありません。社会的に意義があったり、何かの役に立つことはそれは素晴らしいですし、大事だとは思います。ただそうじゃないちょっと頭のネジが外れた様なコミカルな、なぜ作ったのかと聞きたくなる様な作品を投稿する場というのも必要だと思います。またそれを見て笑ってくれる方がいればそれだけでも意味はあるのかもしれません。そういった場を提供してくださるイベント運営の主催の方々には頭が上がりません。
 関連して内的動機といいますか、作りたいから作るというのは本当に大事な感情だなと思います。気持ちが落ちて疲れて何もしたくないと寝ているだけで休日が終わってしまいます。。。よく友人には話すんですが、私は元気な時は3大欲求の隣位に「ものをつくりたい欲」があります。ちなみにこの欲求は先述の様に疲れたり体調が悪いとしぼんで誰かに見てもらって誉めてもらえたり、楽しく夢中で作っている間は花開き(?)ます。何そんな欲求があるんでしょうね。自分でも理由はわかりません。「そんな欲求ないよ」という方ももちろんいらっしゃると思います。人それぞれですのでそれに関して良しあしは全くないと思うのですが、やっぱりイベントでその欲求を内包している(っぽい)人と話すと先述の正のループに入ってめちゃくちゃ楽しくなります。すみません。この理論だと相手の方がそうでもない場合、私だけが楽しくなっていますね。その場合はすみません。実は今日の懇親会もちょっと話過ぎてしまっていないか後から心配になっていたりします。押しつけにならないようにしたい。難しいですね。ここの判断はいまだよく分かりません。また、この文は誰かを傷つける意図では書いていません。趣味のものづくりが好きな一般人の戯言ですので、万一どこか不快に思われた方は読み飛ばしてください。逆に誰かが何かイベント出展してみようかなと沼にハマるきっかけになったらそんなに嬉しいことはありません。こんなに感情をこめて文を書いたのは中学生の読書感想文以来ではないだろうか。コロナでリアルイベントが抑圧されているからこそ書けた文章な気がします。

 と、締めようと思っていたらまた思いついてしまったので書きます。何か今までできなかったことができる様になるというのは誰でも嬉しいことではないでしょうか?ものづくりやイベント参加をしているとその体験ができるチャンスが多くやってくる気がしています。例えば一年前の自分からしたらオンラインのイベントで話したり動画投稿をするなんて夢にも思っていませんでした。二年前の私はブログやツイッターを始めることも想像していませんでした。イベントへいくことで先述の正のループで興味が広がり、とりあえずやってみようとなり、今までできなかったことができる様になるケースも多々ありました。活動を始めてBlenderやUnityの存在、ライブコーディングというジャンルがあること、その他数えきれないものを知ることができました。とりあえずNT名古屋に出てみるか、懇親会に出てみるか、メイカーフェア応募してみるか、NT京都がオンライン開催だから試しに動画作ってみるか...といった感じで今まで勢いで行動した結果今の自分がいます。何が言いたいかというとものづくりやイベントのこの楽しさに気づいていないだけでやってみたらハマる潜在的な人というのは結構いると思うので勢いでやってみると楽しいですよと伝えたいんです。何か偉そうですね。違うんです。単純に仲間が欲しいというか「ものづくり面白いよ!」って知ってもらいたいだけなんですけど伝わるでしょうか。
 まぁでも配信でも言いましたが逆に色々手を広げる0→1にする楽しいところだけをやりすぎて何か一つを深堀できていないなというのはずっと常日頃感じています。0→1は伸びがわかりやすいので効果も感じやすいんですが、1から先を極めようとするほど伸び率がサチるというか必要な時間や難易度に対してのリターンが小さくなっていくケースが大半ですよね。「趣味なので楽しくやるのが一番、無駄なことはない」と自分に言い聞かせて逃げていますが...。あまり自分のスキルとからめてガチガチにやりすぎても辛くなってしまいますし、バランス感は正直難しいです。楽しく壁を越えられるのが一番いいんですが、まぁうまくいかないときもありますしそこは助けを借りたりといった感じでしょうか。気分が乗らないとプライベートでは誰も困らないので先延ばしにしがちです。あ、これも一つイベントのいい点だと思うんですが、申し込みだけ先にしてしまうと何とか〆切に間に合わせようと頑張れるのでオススメです。直近2つのイベントは〆切1h前位にデータ提出しています。その点メイカーフェアは結構資料提出が早めなのでハードルは高いですね。話がそれまくりました。

 深夜テンションの赴くままに文を書いてしまったので無駄にポエミーで明らかに整理されていないですが、後から読んだときにこの気持ちを思い出せる様にあえてこのまま残そうかと思います。こんな思いが自分にあったんだなと正直びっくりしています。片付けが苦手で作業環境をお見せできる状況でないため出展見送ろうかと思っていたNT名古屋2020ですが、動画投稿でない対話形式が今回めちゃくちゃ楽しかったので出展してみようかな...。

 ただちょっと読みにくいままで終わるのもあれなので、たぶん言いたかったことをまとめると下記のことになると思います。

  • イベント出展めちゃくちゃ楽しいのでやったことない方ぜひやってみましょう!NTやつくろか系がおすすめです。
  • 感想をもらえることは言った人の想像の数倍位受け取った人は嬉しいです(私調べ)。積極的に正のループを回せるようになりたい。
  • 否定される恐怖があると正のループを回せない。安心してアホな作品を作れる場を提供いただきありがとうございます。
  • 正のループを回してるつもりで、相手はそうでもなかったら申し訳ないので気をつけます。
  • 「何かを作る、イベントに出る≒新しいことができる様になる」意外と楽しさに気づいていない人はいると思う。気が向いたら本当に勢いでやってみてほしいです。

読んで下さりありがとうございました。
感想等ももしいただけたら嬉しいです(正のループ)。

【まとめ】1年間の作品や参加イベントの振り返り(2019/9~2020/9)

 お久しぶりです。2019年の9月にブログを始めて約1年が経ちました。
最近は更新が滞っていますが、良いタイミングなので一年間で作ったものを振り返ってみたいと思います。
 昨年に比べて作品を仕上げることを意識したり、動画投稿をしてみたりやったことがないことをやってみることが増えた気がします。

NT名古屋(イベント) 2019/9

 NT名古屋に出展してみたくてこの名前で活動し始めました。NT名古屋2017と2018には実は見学に行っています。
こちらに見学のレポートを書いています。

yoichi-41.hatenablog.com

NT名古屋2019 - PukiWiki

出展したのは下記の作品です。

機構キーホルダ

 最近まとめました。データDL可です。
この頃はゼネバ機構だけだったような気がします。

yoichi-41.hatenablog.com

キョロキョロV

 最初期はこれの記事を多く書いていました。
最近マイクが搭載されたM5StickVがあるとのことでちょっとまた遊んでみたいと思っています。

yoichi-41.hatenablog.com

イライラ棒(共同制作)

 同好部のメンバーとの共同制作です。
私はスタートモジュールを制作しました。

https://home.lchika.club/posts/iraira-bo

人間味センサ

 マイコンレスな初プリント基板の人間味を検出するセンサです。
基板のデータは前のノートPCと共に消えたので世界で20枚くらいしかありません。

yoichi-41.hatenablog.com

M5StickCで台風監視 2019/10

 こちらの記事が私のブログの中でアクセスが多いです。
色々な方からアドバイスをいただきました。

yoichi-41.hatenablog.com

伊勢ギークフェア(イベント) 2019/11

 勢いに任せて伊勢ギークフェアにも出展させていただきました。
用事があり最後までいられませんでしたが、ゆったりした空気が素敵なイベントでした。
この頃はVRから召喚した熊を作っていた頃だったと思います。 こちらもレポートを書きました。

yoichi-41.hatenablog.com https://www.facebook.com/igfaire

VRから召喚した熊

Unityをデータの変換ツールとして使うために初めてインストールしました。

yoichi-41.hatenablog.com

年賀状 2020/1

 Fusion360レンダリング機能を初めて使いました。 よく見ると今まで作ったものをちりばめています。元々はTiltBrushでVR上で描こうとしていたのですがイメージ通りいかず諦めました。

f:id:yoichi_41:20200925002331j:plain

ロボコン(イベント) 2020/2

 身内でロボコンを開催していました。チームで出場し、JetsonとOpenCVを触ってみたりしていました。

NT京都2020(実質) (イベント) 2020/3 ※オンライン

 この頃からリアルイベントの開催の雲行きが怪しくなりました。
生まれて初めて動画投稿をしたので非常に緊張した記憶があります。 コメントをたくさんいただけて温かさを感じました。ありがとうございました。

NT京都2020 - PukiWiki

人間味マスク

 キョロキョロVで遊んでいた経験を生かしてMaixBitで顔検出をしてサーボを動かしました。
眉毛の抵抗の塗装等は初めてやったので楽しかった記憶があります。

yoichi-41.hatenablog.com

MR無限積み木 2020/4

 Unity何もわからん状態から何とかVRのゲーム?を作ってみました。 何とか動く状態ですが、人にお見せできるコードではないのでブログ記事はありません。


【作ってみた】実写の積み木をVR上で無限に召喚するゲーム

256fes(イベント)  2020/5

 blenderというモデリングソフトをインストールしてCADでない3Dモデリングに初めて挑戦しました。
256ポリゴン以内におさめています。
VRChatにアバターをアップロートしたかったのですがユーザランクが足りないのと回線が遅すぎたので一旦諦めました。

256fes ありがとう&これから|zen|note

f:id:yoichi_41:20200924235218p:plain

イカーフェア京都(イベント) 2020/5 ※オンライン

 オフライン開催でも審査に受かっていて初メイカーフェア出展と思ったのですが、残念ながらオンライン開催になってしまいました。
Twitterのタイムラインがすごい速さで流れていたのが印象深いです。

makezine.jp

こいのぼりゃーむ

 「こどもの日チャレンジ」に投稿した完全アナログのおもちゃです。
針金だけで機構を動かすために裏で結構試作を作っていました。

youtu.be

LineBugC

 LINEでメッセージを送るとLINE TRACEしておやつを運んでくれるロボです。 Blynkを初めて使いました。普段UIFlowやMicro Pythonを使うことが多いのでArduino言語で久しぶりに書きました。

yoichi-41.hatenablog.com

NT金沢2020(イベント)  2020/6 ※オンライン

 機構キーホルダの記事を投稿させていただきました。
この頃には結構バリエーションが増えています。

NT金沢2020

メロディンコ 2020/7

 M5StickCに1次元のライフゲームを実装して
生存数に応じて音の高低が変わる様にしてみました。
ちなみにこちらはDIY MUSIC ON DESKTOPというイベントに応募しましたが落選しました。 また、こちらは解説のブログの記事が下書きに入ったままになっています...。
気が向いたタイミングで公開しようと思います。

youtu.be

オンラインロボコン(イベント)  2020/7 ※オンライン

 身内でM5StickCを使った遠距離操縦のロボコンを開催しました。
友人と実験した動画がniconicoのデイリーピックアップに選んでいただけて急に再生数が増えてびっくりしました。 スタンダードなロボットのデータはDL可なのでよろしければどうぞ。

yoichi-41.hatenablog.com

つくりま☆Show(イベント) 2020/9 ※オンライン

 動画投稿後、オンラインイベントで事前に司会の方々と話させていただきました。 9/26公開いただく予定です。

live.tsukuruto.net

ラムズボン

 色々あって制作に数か月かかりました。

youtu.be

M5StackContest(コンテスト) 2019/9

 10月のMakerFaireTokyoで結果発表があります。 参加賞が楽しみです。

M5Stack Creativity Contest - 株式会社スイッチサイエンス

M5PPWalker | ProtoPedia

M5PPWalker

 オンラインロボコン用に作ったロボットを歩いて操縦してみました。 締切前日に歩いて操縦することを思いつきもう一台のM5StickC周りのプログラミングと回路を作り始めて、締め切りの1h前に投稿完了しました。

youtu.be

感想

 振り返ってみるとこの一年で色々なイベントに応募したり、色々な作品を作っていました。これだけできたのもメカトロ同好部の仲間やTwitterの方々、ブログや動画を見て下さる方々のおかげだと感じています。これからも思いついたままに色々と作っていこうと思います。これからもよろしくお願いします。
読んで下さりありがとうございました。

【まとめ】機構キーホルダ・シリーズについて

 「3Dプリンタって何作れるの?」と聞かれた時に備えるため、機構キーホルダというものを2019年の9月位から気が向いたタイミングで作っています。それの数がそこそこ増えてきたのでまとめのページを作りました。
 全てDL可能ですので気になるものがありましたら、作って遊んでいただけたら嬉しいです。

下は①~⑥の機構キーホルダの写真です。 f:id:yoichi_41:20200607193321j:plain

一覧

①機構キーホルダ・ゼネバ(2019/09/14)

 第一作目です。ゼネバ機構を作ってみました。何だかんだ一番評判が良い気がします。

機構の複雑さ:★★★★☆
動きの派手さ:★★★★☆
組立の難易度:★★★☆☆

yoichi-41.hatenablog.com

②機構キーホルダ・クランク(2020/02/07)

 クランク機構です。一見単純ですが、こちらはアーチ状に干渉を逃がすところで苦労した覚えがあります。

機構の複雑さ:★☆☆☆☆
動きの派手さ:★☆☆☆☆
組立の難易度:★☆☆☆☆

yoichi-41.hatenablog.com

③機構キーホルダ・バンザイ(2020/04/12)

 こちらは「人間味マスク」という作品の時に思いついた機構をキーホルダ化してみました。

機構の複雑さ:★★★☆☆
動きの派手さ:★★★★☆
組立の難易度:★★★★☆

yoichi-41.hatenablog.com

④機構キーホルダ・カム(2020/06/07)

 こちらはかなりシンプルです。割とサクッとできました。

機構の複雑さ:★☆☆☆☆
動きの派手さ:★★☆☆☆
組立の難易度:★☆☆☆☆

yoichi-41.hatenablog.com

⑤機構キーホルダ・変速ギヤ(近日公開予定)

 今まとめ、調整中です。こちら、絶妙に繊細な機構のため組み立て時に微調整が必要になりそうです。  (2021.10.3追記)記事を書いたときにはこの状態だったのですがデータがどれが最新か分からなくなってしまいました。タイミングを見て整理してデータ公開します。

機構の複雑さ:★★★★★
動きの派手さ:★★★★☆
組立の難易度:★★★★★

⑥機構キーホルダ・クラッチ(近日公開予定)

 実はほぼ完成しています。一発でサクッとできましたが今までで一番地味かもしれません。
 (2021.10.3追記)記事を書いたときにはこの状態だったのですがデータがどれが最新か分からなくなってしまいました。タイミングを見て整理してデータ公開します。

機構の複雑さ:★☆☆☆☆
動きの派手さ:★☆☆☆☆
組立の難易度:★☆☆☆☆

⑦機構キーホルダ・サイクロイド(2021/10/3)

 MakerFaireTokyo2021に合わせて公開しました。

機構の複雑さ:★★★★☆ 動きの派手さ:★★★☆☆
組立の難易度:★☆☆☆☆

 データはこちらで公開してます。組み立ても簡単なので記事もいらないかも?  

www.thingiverse.com

まとめ

 今後地道に続けて100種類とかできたらいいな等とぼんやり思っています。また、気が向いたタイミングで更新します。
読んで下さりありがとうございました。